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アメリカン・ハニー

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アメリカン・ハニー

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アメリカン・ハニーの作品紹介

アメリカン・ハニーのあらすじ

貧しい地元でゴミを漁っていた 18 歳のスターは、スーパーマーケットで出会った男ジェイクに誘われ、バンに乗って旅する若者たちのキャラバンに参加する。彼らは雑誌の定期購読のセールスを生業にし、アメリカ中を周りながら毎夜パーティーのノリで浮かれ騒ぐ日々を過ごしていた。ジェイクに惹かれるスターだったが、次第に苦い現実が見えてくる。

アメリカン・ハニーの監督

アンドレア・アーノルド

原題
American Honey
製作年
2016年
製作国・地域
イギリスアメリカ
上映時間
163分
ジャンル
ドラマ恋愛
配給会社
アルバトロス・フィルム

『アメリカン・ハニー』に投稿された感想・評価

Omizu
4.2
【第69回カンヌ映画祭 審査員賞】
『フィッシュタンク』アンドレア・アーノルド監督作品。カンヌ映画祭コンペに出品、審査員賞を受賞した。インディペンデント・スピリット賞でも作品賞他全6部門にノミネートされた。

よかった。ネトフリでの配信を見逃して後悔していたらMUBIにきた。最底辺で生きる女性をリアリティたっぷりに描写した作品。

アンドレア・アーノルドの長編は『牛』しか観ていないが、鋭い観察眼を感じた傑作だった。本作もその観察眼が冴え渡っている。

ゴミをあさり彼氏のDVに耐える女性が雑誌販売グループと出会い…という話。

子供を強引に他人に預けるどうしようもないスターだけど、彼女なりによりよい人生を求めている。もがき続けるも結局現実の壁は高かった。

主演のサッシャ・レインが出色の演技をみせている。美人だけど周りに流されがちな女性を見事に演じている。

アメリカの最底辺で生きる人々をリアルな演出で描いた傑作。尺は長いが、日本語字幕での鑑賞の機会があればもう一度鑑賞したいと思える作品だった。アンドレア・アーノルド恐るべし。
家出しても誰も探さないような境遇の若者達がオンボロワゴンで雑誌を売り歩くロードムービー。それっぽい人達が好きそうな曲が掛かりまくるリアリティが良い。状況は変わらないけど、心境は変わったかな?っ感じの良い意味でモヤモヤするラストも青春映画っぽくて良かった。
4.0
《漠然と夢を追いかけた》

『バード ここから羽ばたく』のアンドレア・アーノルド監督作品。
スター18歳、幼い弟妹を連れてゴミを漁る様子、手慣れている様子はきっと日常だから。
ほぼ働いていないであろう見るからに暴力的な父親などすさんだ暮らしぶりがオープニングで描かれます。
この生活から逃げ出したい、そんな気持ちで誘われるがままに乗った1台のワゴン車には社会からこぼれ落ちた若者達の姿がありました。
町から町へ渡り、雑誌の定期購読を言葉巧みに契約していく彼らは時にこれは販売ではなく投資または支援だとうそぶきながら稼いだ金は搾取され続け、夜は安宿で寝泊まりし酒とタバコとパーティーで若者達の心をコントロールする…そんな女ボスは『マッドマックス怒りのデス・ロード』のライリー・キーオが演じるクリスタル。
負のオーラを放ちインパクト大でした。
スターを演じたサッシャ・レインは監督自らがスカウトし初の出演作だったそうですが体を張ったシーンを堂々とこなし度胸満点の役柄スターそのものでした。
スターをワゴンに誘ったジェイク役は最初全然気付かなかったのですが『トランスフォーマー』のシャイア・ラブーフでした。

生き物愛に溢れた監督らしく動物や虫が時折出て来ます。
熊がスターに接近した時、昨今の熊関連のニュースを思い出しヒヤヒヤしました。
ネグレストされている子供達に出会い食糧を買ってくるスター。
他人事ではなかったし自身の弟妹と重なったのでしょう。
縮める事が難しい貧富の格差。
彼らはこの先どこへ。

炭酸が弾ける様な映像の瑞々しさとスターの投げやりで破滅的な感性の対比が約160分の長い上映時間の中で不思議な化学反応を起こし、『バード』と同じく一度観たら忘れられない作品でした。


「自分のこと特別だと思ってるの?」

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