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シエラネバダの作品紹介

シエラネバダのあらすじ

『ラザレスク氏の最期』、『荘園の貴族たち』 などのルーマニアの鬼才クリスティ・プイウ監督が2016年に発表したヒューマンドラマ。法要のため狭いアパートに集まった親族たちによる、ルーマニア民主化前後の世代間ギャップや価値観の違いから生じる終わりの無い議論、父と子の愛憎といった多様なテーマを173分に渡り一気に描き切る。2016年カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、ルーマニアのアカデミー賞にあたるゴポ賞で作品賞、監督賞、脚本賞など主要6部門を独占受賞した。

シエラネバダの監督

クリスティ・プイウ

原題
Sieranevada
製作年
2016年
製作国
ルーマニアフランスボスニア・ヘルツェゴビナクロアチアマケドニア
上映時間
173分
ジャンル
ドラマ

『シエラネバダ』に投稿された感想・評価

Ryan
4.1
家族は小宇宙


ストーリー
亡くなった一家の主の法要で、親族がアパートに集まってくる。細かいトラブルが重なり物事は予定通りに進まない。歴史を巡る口論、厄介な叔父との押し問答、一向に到着しない神父、そして料理は冷めていく…。


監督 クリスティ・プイユ


2016年カンヌ映画祭コンペティション部門出品作品。

激しい出入りとエンドレスな議論とでカオスと化す狭いアパート内に、親族という巨大な小宇宙が浮き上がってくる様を驚異的なリアリズムで描き切る。

面白い。
尺が長く、ただずっと喋っているだけだが「これが演技なのか?」と驚くほど自然な演技と演出のクオリティが高い。
知性、ユーモア、忍耐強い技術で今作の目標を達成している。

3時間近く途方もない会話が続く。
映画を見ていると言うより"親族が集まった場"を見ている。
カメラは定点で長回しをしており、どこまでが台本にあってどこまでがアドリブなのか?そんなのを見るのも楽しい。
きっとハマらない人は始まって数分でダメだと気づけるだろうし、気になる人はもう少しもう少しと引き伸ばすうちにあっという間に終わるだろう。

小宇宙とはよく言ったもので、どんな話をしてもどこかで壁にぶつかる。
生きてる時代も年代も違うから。
政治の話をしても、家族の話をしても、亡き父の話をしても…。
これを悲しいと受け取るのかパワフルな家族と捉えるのかは観客次第。
だからこそラストは普遍的な終わり方なのだろう。

経験があるかわからないが、親族が集まる時「憂鬱だな」とか「楽しみ」な気持ちが人によって様々あるだろう。
この映画ではどの感情なのかは探していくうちに変な緊張感に変わる。
緊張かMAXに達した時にふいに訪れるしょうもない会話。
緊張の糸が切れたのか大爆笑してしまった。
それくらい"家族の会話がリアル"。
「聞きたくもない話だったのに、急にしょうもない話ってあるよな」をまさに体現している。

個人的にかなり好きなタイプの作品で主演の方の演技がとても良かった。
時間に余裕のある方は是非。
4.0
ルーマニア映画🇷🇴はたまにガツンと来る作品と出会えますが、今作はルーマニアのとある家族の法要のひと騒動を見守るヒューマンドラマ。
カンヌ映画祭で絶賛されたものの無冠で終わった残念な良作💫

3時間の家族会議?というか問題だらけの親族の会話で成り立っていて、とんでもなくシュールな内容でした😁でもクスッとさせられたり、ハラハラさせられたりで全く飽きませんでした。

主人公は医者の長男で、父親の法要をする為に実家の狭いアパートへ行くところから始まる。
車中ではキッツイ妻が娘の学芸会の衣装を買った夫に散々な悪態を突いている「何で白雪姫なのにオーロラ姫の色にしたの?よりにもよって農民の娘役する娘の大嫌いな子と被る訳?」と理不尽な文句を言われる夫。「グリム兄弟はドレスの色を指定してんのか?じゃ何色がいいんだよ?」「ディズニーの白雪姫はクリーム色よ」「なぜディズニーに合わせる必要があんだよ」ってな具合。面白いでしょ😂

狭いアパートには母親、妹夫婦に赤ちゃん、叔母、その子供らに親族が大勢。
女性たちはキッチンで食事の支度に大忙し。男たちはどうでも良さそうな話題をぶつけている。
「至近距離でカラシニコフ銃をぶっ放すと脳から血が出ないんだぜ、動画観るか」となにも法要の時に話す話題じゃないよね?ってなことを延々と喋ってる。

なかなか現れない神父を待ち続け、お腹が空くけど口にしちゃダメと言われる。
ようやく来た神父と弟子。ルーマニア方式の法要の仕方が面白い。
全部屋回って十字を切って祈りの言葉を呟いている🙏

法要は終わり、今度は叔父の浮気騒ぎで叔母は泣き続け、口からはぶったまげの放送禁止用語をぶち撒けては卒倒する始末。

ようやく食事が出来る🍽️けど、ロールキャベツとマッシュポテト程度で簡素。母親は食べる気も失せ寝込んでしまう。


チャウシェスク時代の親世代と現代人の子供世代のジェネレーションギャップ、親子の確執、夫婦関係、ジェンダー問題...まさに社会の縮図が3LDKの狭いアパートの中で繰り広げられます。

どこの家でもなにか行事があって親戚が集まると一筋縄では行かない場合もあるけどね...

少し時間に余裕があったらぜひぜひお勧めしたいです。
ブラックユーモア溢れていて、私はとても楽しめました🤣👍

日本語の入っていないジャケ写がイイ👍
一家の主が亡くなったとある一族の法事。神父が来ないわ、親族が揃わないと食事も始められない。そして明かされる家族それぞれの秘密や意外な話。その静かな騒動を描いたルーマニア発の作品。

正直好みはかなり分かれるでしょう。3時間近くある長尺で、大きなイベントもなく、狭いアパートの中でひたすら会話劇。神父がなかなか来なくて予定通りに進まない法要。料理も食べられず、フラストレーションがじっくり溜まっていく一族。そんな中政治の考えや宗教など価値観の違いや、登場人物たちの意外なエピソード。多岐に渡る話が盛り込まれます。

結構リアルです。本当の家族の会話を覗き見しているかのような質感。その演出がほぼ無い無機質さがルーマニアの映画らしいというか、ハリウッドの映画とは違う味が出ているように感じました。

キャストはどなたも知らない方ですが、本当に家族のような自然な姿でしたし、長回しが多用されている事でその場の空気が直に伝わってきます。

見る人によっては本当に退屈な形に見えると思いますが、好きな人なら間違いなく好きな作品でしょう。

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