お名前はアドルフ?の作品情報・感想・評価・動画配信

「お名前はアドルフ?」に投稿された感想・評価

生まれてくる子の名前は「アドルフ」と弟が言ったから、今日はこんな日。

「おとなのけんか」「おとなの事情」を思い出した。

言っていいことと悪いことがあるよね。わかってます。でも、気持ちだものしょうがない。けどね、覆水は盆に返らないのよ。わかってる。わかってるわ。痛いほど。
odyss

odyssの感想・評価

3.5
もともとは舞台劇だったとか。それもフランスの。たしかに、フランス人のエスプリの産物かなという気がします。

でも、生まれてくる男の子に「アドルフ」と命名すると・・・という話だから、ドイツ語圏で作るのが正解。実際、この映画もドイツ産だし。だってアドルフは、かのヒトラーのファーストネームだし。

ふつうに見ても理解できる部分もありますが、前半は或る程度教養がないと十全に楽しむことが難しい映画。

偉そうに、と思われるかも知れないけれど、実際そうなんだから。
かく言う私だって100%理解できたわけではありません。
ヨーロッパの知識階級をターゲットにした映画なのだから、その辺の条件は考えておく必要がある。
実際、登場人物は大学教授、その妻の国語教師、クラシック・オーケストラの奏者、舞台女優・・・つまり知的職業人。妻の弟だけは高卒という設定だけど、それにしては(失礼!)物事をよく知っている。

後半はしかし命名から離れたバトルとなる。ここまで来ると、ふつうに楽しめます。でもやや過激かな。

配役では問題の男の子を孕んでいる妊婦アンナの役であるヤニーナ・ウーゼが、ちょっとセクシーな美人。役の上でも舞台女優だから、合っていますね。

ちなみに、こういう問題は日本でもあり得ます。昔、息子に角栄という名をつけた親がいました。命名時点では田中角栄は赤丸急上昇中の政治家で、やがて首相にまで上りつめるのですが、まもなくロッキード事件で失墜し、角栄と名づけられた男の子は学校でいじめられるハメになりました。結局改名してことを解決したようですけれど、時代の人気者の名をつけるのは、考えものだということでしょうね。
面白かった!予告から、ナチスの話かと思ってたけど、あくまでも物語の一部だったのは意外。

物理的な移動が少なく会話を軸に展開していく、極めて舞台的な映画だった。
Bom

Bomの感想・評価

3.3
んね、すごいね。面白すぎるね。日本だと。。。やっぱり身内はおいおいおいおいってなるね。やってみたいなー!

2022年初観作品113本目
siro

siroの感想・評価

2.9
ほぼ家の中だけで会話や口論をしているというストーリー
メインな話題は弟夫婦の生まれてくる子供の名前をどうするかという内容

好きな人は好きな感じの1本かな?
一人旅

一人旅の感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ゼーンケ・ヴォルトマン監督作。

産まれてくる子どもの名付けを巡る家族内論争を描いたコメディ。

2010年にパリで初演された舞台劇をドイツで映画化したもので、産まれてくる子どもに“アドルフ”と名付けるとの発言を発端とした家族内論争の顛末を描いています。

ボン大学の文学教授:シュテファンとエリザベト夫妻、エリザベトの実業家の弟:トーマスと出産間近の恋人:アンナ、夫妻の幼馴染の音楽家:レネの5人がライン川のほとりにある一軒家に集って優雅にディナーを愉しむはずが、トーマスが産まれてくる子どもに“アドルフ”と名付けると宣言したことをきっかけに、その名付けを巡って家族内で大論争が巻き起こってゆく様子を描いたシチュエーションコメディで、『セレブレーション』(98)や『おとなのけんか』(11)のように和やかに進むはずの集いの場がみるみる崩壊していく展開にノンストップで見入るトークバトル喜劇となっています。

アドルフ・ヒトラーを連想させる“アドルフ”という名付けに対する現代のドイツ人が抱く素直な感情がよく伝わってくる密室会話劇で、世間一般的に禁忌とされる“アドルフ”という名付けを断言したトーマスに対して、義兄のシュテファンや旧知のレネは猛反論を繰り出していきます。戦後70年が経過しても、ドイツにおいては“アドルフ”という名前が国民から忌み嫌われている状況が良く分かりますし、「“アドルフ”という名前自体が独り歩きしてドイツ人のトラウマになっているから、あえて子どもに“アドルフ”と名付けてその風潮を打破したい」というトーマスの鋭い指摘&意気込みや、「もし“アドルフ”と名付けたなら、子どもが学校でいじめに遭ったり、両親が極右思想だと見なされる」という反対派の懸念にも現実味があります。

家族内論争の発端は名付けを巡る一人の軽率な発言ですが、次第に話題が家族同士の“本音&秘密の暴露大会”にエスカレートしていきます。当初の名付け論争から逸れに逸れて、相手に対して日頃から抱いていた不満や怒りを感情的にぶちまけ合っていく様子が滑稽&ユーモラスなシチュエーションコメディとなっていて、エリザベトを演じたカロリーネ・ピータースが終盤に披露する迫真の長時間熱弁は見物であります。
まの

まのの感想・評価

3.5
タイトルに惹かれて観たかった作品。

身内の集まりで、もうすぐ産まれてくる子供の名前をアドルフにするつもりだと発表した事から始まる大騒動。

ほんの冗談で言い始めた事がそれぞれの相手に対する本音を言ってしまうことになったり、過去の過ちを告白する事になり収拾が付かなくなる様が舞台の芝居みたいでした。

言うだけ言っても、翌日には元の関係に戻りシコリの残らないのが身内の関係なんですよね。
ラストのオチもクスッと笑える感じだし、子供の名前をアドルフにしたらどうなるかと言う発想が面白く、これはこれで有りな作品だと思います。

この作品がドイツのコメディ映画としてドイツ国民に凄くウケたと言う事にびっくり!!
sasha2022

sasha2022の感想・評価

4.1
ドイツ最大のタブーに軽快なリズムで踏み込む爽快なブラックコメディ。使用禁止説が浮上するほど物議を醸す"Aから始まるあの歴史上の人物"の名前を息子につけようとした男と猛反対する家族のドタバタ家族会議💥名前に罪はあるか??
名前当てゲーム面白かった!ドナルドでなぜか大爆笑の家族にツボりました😂
フランス風にアドルフェは?w "ならプーさんならいいのか?💢""プーは虐殺しない!"は笑う。スターリンを連想するからヨーゼフ(ヨセフ)も禁止!とにかく独裁者と犯罪者を連想させる名前はシンドラーのリスト(笑)に書き出そうのクレイジーな流れがシュールで好きだった。
アドルフ君を巡る井戸端会議から最後はだいぶ飛躍したけど会話だけでつなぐ90分なのにこんなに痛快で軽快!発言する度に場を凍り付かせるエセインテリのお父さんが嫌いじゃない。"困ったときのレネ"の立ち位置が面白かった。緩衝材みたいな。女王様ギャグの意味を理解してないテネ。

メモ: カーユスとアンティゴネ
イツカ

イツカの感想・評価

3.3
余裕のある中流家庭の夕食会、そこで繰り広げられる会話劇。ドイツの文化や時事ネタを理解していれば、もう少し笑えたかと思う。アドルフは、なんとなくタブーな名前なのは察していたけれど、それが引き金となって、吹き出す事実と感情...。皮肉たっぷりのディナータイムに、アドルフは癖の強すぎるスパイスとなりましたとさ...。
tanzi

tanziの感想・評価

3.6
これから生まれる子の名前を【アドルフ】にすると弟が決めた事に始まる。

マジかよ案件なのだけど、彼の言い分が結構面白くて、この前半がヨーロッパでは受けたのでしょうか(どうやら仏や伊でも映画化されているようです)。

戦争責任に対する意識が違うとここまでできるのだなとある種の感慨も。

これきっと舞台の映画化だなと感じたらやはりそうでした。

『大人の事情』を思わせる作風で弟の恋人以外は長女の夫も幼馴染だし後半の爆弾男は子供の時に引き取られた子だしで家族色強め。

一番皮肉られてたのは大学教授の夫。
エセっぷりの突っ込まれ具合が笑えましたが、それもある程度教養がないと笑えないんだなぁという感想も。
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