ゴーストヘッド ~熱狂的ファンたちの今~の作品情報・感想・評価

「ゴーストヘッド ~熱狂的ファンたちの今~」に投稿された感想・評価

熱狂的に好きなものが支えになってるという意味で感動的なドキュメンタリーではあるが作りは割とテキトー。
先日コスプレのイベントに行ってきた。以前から露出度の高い服を着る女性コスプレイヤーの人に対して、「どこまで淫乱なんだお前ら!」という童貞拗らせ男子特有の偏見を持っていたんですけど、実際に行ってみて、この夏の熱気を体感してしまったら、とてもじゃないけどあのくらいじゃないとやってらんないと、偏狭な考えを改めさせられました。逆に厚着してるやつは狂ってると思う。
会場の雰囲気をみるに、彼等が何を求めて来ているのかは様々で、わりと軽い気持ちで友達や仲間に会いに来るアクティブオタから、完全にその人物になりきっているガチ勢、イベントとという免罪符を得た露出狂・女装癖などまで幅広く、老若男女魑魅魍魎の巣窟だ。
やっぱり少年ジャンプや新作アニメ、有名テレビゲームの仮装だとかが人気なんだけど、映画のキャラクターも多い。仲間で連れ立ってそれぞれがアベンジャーズメンバーに扮していたり、いい支配者になったイモータンジョーが給水所で水を配っていたりと、あんまり最近のアニメに明るくない人も受け入れてくれる空間だったので楽しめた。

さて、本作は『ゴーストバスターズ』の熱狂的ファン集団ゴーストヘッズたちの活動を撮影したドキュメンタリーだ。ヘッズと呼ばれる人々は、各々がバスターズの一員という信念を持ってコスプレをし、今もなお熱心なファンであり続けている。自作したプロトンパックを背負った連中が、いい歳こいてはしゃいでいる様子が映し出される。
残念なことに今回行ったイベントでバスターズに扮している人を見つることはできなかったが、本作をみると、『ゴーストバスターズ』がアメリカではある層から熱烈な支持を得ている映画だということがわかる。
そんなわけで、もちろんファンならではのオリジナルへの思い入れや、リメイクへの期待など、作品への愛があふれる視点は見物なのだが、とりわけ胸を撃たれたのは、ヘッズが病気で入院している子供たちのところに慰問をするシーンだ。
彼等が子供たちの前で、「バスターズが応援してるぜ!みんな頑張れよ!」みたいなことを言って回るんだけど、その様子をみて、もしかしたら俺がやりたいのはこういうのなんじゃないか?と思わされた。
これ日本でもやれないかな?日本のコスプレイヤーがすることは、主にコミケの賑やかしだったり、各々の撮影会をしてTwitterに写真をあげたりするくらいで、やっぱりそれは個人的な趣味の活動の域をでない。
「好きでやってんだ」と言われればそれまでだけど、普通だったらなんにもならないような知識や個性を、どういう形であれ個人が社会に還元できれば、なにか社会全体の風通しがよくなる気がするんですよ。
ちょっと前に、孤児院に伊達直人と名乗る人物からランドセルが贈られる「タイガーマスク運動」というムーブメントが話題になったことも記憶に新しいが、こういうのを個人やサークルが継続してやれたら、とっても素敵なことだと思う。
次は自分もコスプレに参加するところからはじめてみようかな。
Mipoo

Mipooの感想・評価

3.0
アイヴァン・ライトマン監督の愛されっぷりとポール・フェイグ監督のチャーミングな佇まいが微笑ましや。ファンが熱狂的愛着を抱く一つとして、マーベルヒーローのような名の有るキャラクターのコスプレは言うなれば他者へのなりきりだけど、ゴーストバスターズになりきるというのは自分自身がそのまま一員になることでもあるというのは目から鱗。
とり

とりの感想・評価

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ゴースト・バスターズを愛し、人生を狂わされてきた人々、つまり一部のオタクのためのドキュメンタリーで、2016年の新作のためのプロモーション
Nabkov

Nabkovの感想・評価

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ゴーストバスターズファン達を描いたドキュメンタリー風のムービー。2015年くらいから、新作公開のプロモーションとして、新作の試写辺りまでを切り取っている。プロモーション目的なので、作品を悪くいう人(ビル・マーレイやモラニス)は出てこない。みんなで昔は良かったね、って言う。あと出てくるファン達が基本ゴーストバスターズとはなんの関係ない、自分の不幸で泣く。後半の試写シークエンスに、新作の監督であるポール・フェイグが出てくるのだが、あまりに空気に溶け込んでしまっていてくれ、逆に無駄におしゃれなプロデューサーみたいになっているのが面白い。みんなアイバン好きですね。
バックインタイム同様映画作品のドキュメンタリーではなくファンというかヲタに焦点を当てたドキュメンタリー。オタクはどの国でも痛い。ハロルドライミスは亡くなったから仕方ないとしてビルマーレイはなぜ出なかったのか?そしてやはりリックモラニスが出てないことが残念だ。
▼8/29/16鑑賞
ゴーストヘッドとは、ゴーストバスターズ人気に共通点を感じる人達の集まりさ。各州に支部があって、州を型どったパッチがある。夢の車ECTO-1。So will you marry me? Oh my God!!
※Netflix(スタンダード)
※日本語字幕
「ゴーストヘッド」映画ゴーストバスターズのファン達を追ったドキュメンタリー。映画コスプレ論や心理的影響についての考察がそれぞれ面白い。MARVELとゴーストバスターズのコスプレだと、自分とは違うヒーローになりきるか、自分自身がヒーローになった姿になるかでまるで違うんだね…。ダンやシガニーらキャスト、リブート版監督のポール等々愛あるコメントで微笑ましい
Yoshiki

Yoshikiの感想・評価

3.2
ゴーストバスターズってアメリカだとこんなに影響力がある映画だったのか。各州に支部があるってどんだけ。ゴーストバスターズに人生狂わされた人たちがどんどん出てくる。テーマは趣味。趣味で自分を表現する人、趣味が他人に理解されない葛藤、趣味を通じて繋がりを作ることの楽しさ。まぁゴーストバスターズがどれだけすごいかっていう資料的なやつ。
紆余曲折を経て、30年ぶりの続編ではなくリブート作となった「シン・ゴーストバスターズ」
公開を目前に控えて、過去2作の熱狂的ファンたち(ゴーストヘッズ)と映画が与えたインパクトに迫るドキュメント。



AKIRAのハリウッド実写化 と同じくらい、忘れた頃に何度となく製作の噂が聞こえてきては、胡散霧消してしまったゴーストバスターズ3。
気がつけばもう30年も経ってしまって、イーゴン役のハロルド・ライミスは逝去してしまったし、リック・モラリスは引退しちゃった。もうこりゃ無理だと思ってたので、ライトマン監督の「エボリューション」を無理やり「3」と思い込むことにしてた時期すらある。

ああ、まさかまたゴーストバスターズが見られるなんて!
ヘッズでない自分ですらワクワクして待ち構えてるのに、世界中のゴーストヘッズ達の興奮如何ばかりか。
なにせ週末ごとにジャンプスーツにプロトンパックを背負い、エクトワンを操って、ゴーストバスターズのフランチャイズを名乗るほどの人たち。
中には「ゴーストバスターズのおかげで彼女ができた」「アル中が治った」等々、それはそれでどうかと思うような人達もいて愉快。

特に元祖ゴーストヘッズことピーター・モーセンさんは、1が公開されるやいなや、勝手にレイのジャンプ・スーツにプロトンパックを調達(自作?)。コスプレ姿が大人気になって、遂には2に出演までする始末。このへんの大らかさもシリーズの魅力としてにじみ出てる気がしてくる。

や、それにしても何度も製作が頓挫しちゃったから、2で予言してたら世界滅亡の日(2016年2月14日)すら越えちゃったよ。図らずも同年に新作公開とは、これ如何に。

※クラウドファウンディングで資金調達して作られたドキュメントで、ファン向けドキュメントとしてはともかく、普通の映画作品としては………
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