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『私たちはどこに行くの?』に投稿された感想・評価

4.1
『キャラメル』『存在のない子供たち』のナディーン•ラバキー監督による長編2作目。ずっと観たかったので大満足。

冒頭、黒衣を着た女たちが手に写真と花を持ち、息子や夫の墓参りに行く様子...それが突然リズムを取り同じ動作で群舞するオープニングからグッと惹き付ける🖤
その中に一際輝く美しい女は監督本人、やはり只者ではない。


1990年代初頭のレバノンの小さな村が舞台。
イスラム教とキリスト教が道を挟んで共存して暮らしている。
女たちは戦争が終わったことに安堵するが、男たちは宗教の違いを理由にし何かと諍いを起こす。

女たちは愛する家族のため、これ以上傷つかないように宗教を超えて一致団結する。
男たちの気を引くために、ウクライナ人のセクシーなダンサーを連れて来たり、様々な工夫でアホな男どもを争いから妨げるよう取り持っていくが、ある日、悲劇が起きてしまう...

水と油のような宗教対立。息子の死を悲しむ母親の胸が張り裂けんばかりのシーンと、ダンサーたちとバカ騒ぎするシーンが繋がるのも不思議だが、女たちが平和のために起こすコメディタッチのシークエンスはお見事。

センシティブなテーマを、ユーモアを交え愛溢れるミュージカル風に軽く仕上げ、ラストは女たちによるまるで喜劇という落とし方は天晴れでした👏

美貌の才女は初期からブレていなかった。唯一無二感の秀作でした。
社会派の最高峰だと思える『存在のない子供たち』
しかし、好みとなるとやっぱり『キャラメル』になるかな💕
Maoryu
3.9
1990年代、内戦が小康状態となったレバノンの小さな村では、イスラム教徒とキリスト教徒が一緒に暮らしていた。いまだに憎み合う男たちの行動を懸念する女たちは、再び家族を失うことのないよう、争いの火種を消すべくあの手この手を尽くすが、ある日、村の外で事件が起きてしまう。

「存在のない子供たち」のナディーン・ラバキー監督が、その7年前に撮った作品。
舞台は内戦で殺し合いを続けてきたレバノンなのに、なんだかコミカルな滑り出しで、いきなりの踊りと歌はインド映画かと思った。

その後も、なんとも楽観的なブラックジョークの数々に笑っていいやら悪いやら。
テレビで紛争のニュースを見せないよう大声を出し、お色気満点の女たちを雇い、食べ物に薬物を混ぜてハイにさせる。女性たちのなりふり構わない行動に、やっぱり笑っちゃう。

一方で、騒いで感情を爆発させるだけの愚かな男たちの姿は、中東だけでなく、世界で消えない憎しみと不寛容を象徴しているようだった。

以下、ネタバレあり。

ついには家族に犠牲者が出る。それでも母親は決断し忍耐を見せ、宗教を捨てようとまでする姿は涙を誘う。

すべては教育、親が子供に憎しみを教えているところから始まっている。
そんな背景を想像しながら眺めると、とても素晴らしい寓話だったし、ラスト、埋葬場所が決まらず作品タイトルに辿り着くという邦題も良かった。
なつ
4.7
去年ヒットした“存在のない子供たち”のラバキー監督作。日本未公開は勿体ない…。

ムスリムとクリスチャンが半数ずつ暮らすレバノンの村。戦争で荒廃した村に平和が戻り、女達は安心して暮らしていたが、男達はすぐ諍いを始める。
村の平和を守ろうと女たちは戦略を練る…(フライヤーより)

ささいな事で始まる男達の喧嘩、ちょっとした事で政治バランスが崩れるのでは?と緊張感が走る。
ほんと男てアホよね、女はその裏で調整をはかる為にうまくやってる。
世の中をうまくまわしてる役割の大半は女じゃないのか?
(て事をレバノン映画“判決”レビューで、うめまつさんが記していたなぁ…うめまつさん思い出した、元気かなぁ)
なんで白黒付けたいんだろね?グレーで良いときもあるやん。
息子を失いたくないとの母親の想いを何故、わからない?
無数に並ぶ墓に若い男性の写真…。
戦争で愛する者を失い、平和への祈りを謳う母親達の普遍的な作品だ。

この村にロシア人?色気ムンムンダンサーを呼ぶ、言葉が通じないけど、そこは女同士、すぐ理解して共感して、協力するんだよね。
作品に登場する女性たちは、みーんなパワフルで、観てて気持ち良い!
後半は寓話的かもだけど、拍手喝采せずに居られない!!!
泣かされるけど湿っぽくはないし、ミュージカル的要素もあって、悲喜劇のバランスが素晴らしい!大好き!


以下は、佐野光子さんのトークショーより。興味のある方はどうぞ!
レバノンは多宗教・多宗派国家、“モザイク国家”と呼ばれる。(18宗派)
民族はアラブ系が95%ながら、大統領と国軍最高司令官はマロン派キリスト教徒から選出されるのが慣例。
キリスト教徒の海外移民やムスリムの出生率の高さから人口比が逆転。
加えてイスラエル建国により、パレスチナ難民の受入、ベイルート移転等で、レバノン国内の均衡が崩れ、1975年に内線勃発。
15年続いたので、本作は1990年初頭を描いているのでは?とのこと。

宗派体制が変換し、特殊な歴史を抱えた国なんだと知った。
面積は、日本の岐阜県程度で、人口は610万人くらい。
大体、380万人程度だったらしいから…
240万人も難民を受け入れている計算。
小さい面積でそれだけ受け入れるて異常な状態ですよね。
そりゃ何かと難しいはずだ。

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