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暗くなるまでには/いつか暗くなるときにの作品紹介

暗くなるまでには/いつか暗くなるときにのあらすじ

ある女性監督が70年代に学生運動家だった女性に脚本のためのインタビュー取材をする。次第に記憶と空間が交錯し、絶妙なコラージュを見せていく…。

暗くなるまでには/いつか暗くなるときにの監督

アノーチャ・スウィチャーゴーンポン

原題
Dao khanong/BY THE TIME IT GETS DARK
製作年
2016年
製作国
オランダカタールタイフランス
上映時間
105分

『暗くなるまでには/いつか暗くなるときに』に投稿された感想・評価

菩薩
-
さて、さっぱり分からない。が、日本がいつだか「美しい国」だなんだとぬかし始めた癖に全くそんな事ないのと同様に、タイもタイで「微笑みの国」だなんだと言われながら全くそうで無い側面もきっとあるのだろうし、それはどの角度から歴史を見るかだとか、誰の記憶の上で語るだとか、どの物語に縋り辿っていくかなんかで幾らでも分岐してしまう、みたいなことを言いたいのかなと朧げながら思ったりして。この感覚は『郊外の鳥たち』を観た時にちょっと近い、あっちがズレである様にこっちはノイズが徐々に調整されていき、現在と言う現実と時制に統一されていく、みたいな。にしたってさっぱり分からないから、色んなメタファーを拾いあげて自分なりに解釈していくしかない。腐敗、運動、労働、時間、圧縮、演技、調整、膨張、発展、生存、死亡、主観、客観、虚偽、真実、などなど…。タイトルはズバリ映画が完成しそれが上映される時の事を言ってんのかなと思うが、それすらもさっぱり分からない。インディーズ映画は儲からない、監督は嘘でも主演に君の為に書いたと言うはきっと本音なんだろうと思った。
[現実と虚構が混ざり合う神秘的迷宮の彼方] 80点

傑作。最新単独作『Come Here』を先に観てしまったので、ほぼ同じ手法を使って時空を超越した作品を作っていたことにまず驚いた。一応主軸となるのは、70年代の学生運動に参加した女性作家(?)と彼女の反省を映画化しようとしている若い女性(以下、監督)の物語だが、それに付随する形で70年代の学生運動や軍による弾圧の様子が俳優たちによって演じられ、更には別の女性二人が作家と監督のやり取りを完璧に再現して演じ直すという迷宮のような構造になっている。そしてそれは『Come Here』と全く同じなのだ。その合間には、これまで登場した女優たちが別の形で再登場する映像が挿入される。同じ女優が別の人物を演じていたり、別の人物が同じ人物を演じていたり、人間識別能力の低い私にはかなりキツイ設定だが、その迷宮のような神秘には心惹かれるものがある。

ふと思い出したのが、先日観たアロンソ・ルイスパラシオス『A Cop Movie』である。メキシコの警察官のドキュメンタリーと見せかけて俳優が実在の刑事の生活を演じていながら、本人が最後にインタビューという形で登場する作品で、現実と虚構を往来した不思議な作品だった。本作品もラストに本物の女性作家っぽい人がインタビューでタマサート大学の学生弾圧事件について語っていて、映画内の現実と虚構の中に我々の現実が混じっていく不思議な感覚に襲われた。『A Cop Movie』の手法は、やはり題材が悪かった気がするな。

作家に映画化する理由を問われた監督が"あなたは生ける歴史、意味と価値のある人生を歩んできた"と言ったのに対して、作家が"私は生ける歴史ではなく辛くも生き延びただけだ"と応えるシーンが印象的だった。多分映画を学生運動云々のものとして要約するなら、ここが一つの答えだと思う。
sonozy
4.0
タイの女性監督アノーチャ・スウィチャーゴーンポンが生まれた年1976年に起こったタンマサート大学虐殺事件(血の水曜日事件)は、反体制抗議活動をする学生ら多数を虐殺/負傷させた惨劇。
当時、運動に参加していた女性Taewの人生をテーマとした映画を製作する女性監督アンが、そのインタビューのため、自然豊かな田園地帯のコテージに二人で滞在する。
というのがベースとなるものの、なかなかにとらえどころのない作品でした。
トレーラー
https://youtu.be/aovV7VtDrvU

二人がコテージに来る前のオープニングからして3つのシーンが絡み、その後も、回想なのか、幻想なのか、アン監督の構想なのか…様々な要素が入り込んでくるので、実際はToewへのインタビューシーンはわずかだったり。

アン監督が森でたぬきの着ぐるみを来た少女(彼女の子供時代?)の姿を追い、マジカルにきらめくキノコと出会ったり、少女時代のテレキネシス(念力で物を動かす)体験の話も出てくるし、コテージのある森の小さなカフェで働く女性(ノン?)を演じた女優さんは、後半、複数の役を演じているのでワケワカメ状態になっていきます。笑

中盤、タバコ農園のシーンでイケメン君(ピーター)が登場して以降は、田舎から都会(バンコク?)へ舞台が移るんですが、そのあたりで、Taewとアン監督がコテージに来た前半のシーンの同じ内容を、別の女優たちが演じるという摩訶不思議さも注入。

ピーターは人気シンガー兼俳優のようで、魚のハリボテを身に着けての(笑)MV撮影や、新作の映画のオファーもあり順調な様子。
彼と対比する存在かのように、カフェの女性ノンの女優さんが、無表情なホテルの清掃員、リバークルーズのウエイトレス役として登場。

やっとコテージでTaewが事件当日について語ると、ノンの女優さんが、仏教の尼僧、さらにクラブでダンスする女性を演じ、バグったような画面を経てラストへ。

原題『Dao Khanong(ダオカノン)』はバンコク郊外にある地区の名前で、監督がそこに“始まりも終わりも関係ない旅のような感覚”を連想したことからだという。
監督のこの感覚に迷い込んだような視聴体験でした。

※そうそう、メリエスの『月世界旅行(1902)』のキノコのシーンも登場します。

・Thailand National Film Association Awards: Best Picture, Best Director, Best Editing
・Asian Film Festival Barcelona(Young Jury Award): Best Film, Best Director
・大阪アジアン映画祭: Special Mention
・Hong Kong Asian Film Festival: New Talent Award
ほか

『暗くなるまでには/いつか暗くなるときに』に似ている作品

MEMORIA メモリア

上映日:

2022年03月04日

製作国:

上映時間:

136分

ジャンル:

3.7

あらすじ

とある明け方、大きな爆発音に驚き目覚めたジェシカは、その日以来自分にしか聞こえない爆発音に悩まされるようになる。姉を訪ねてボゴタを訪れた彼女は、建設中のトンネルから発見された人骨を研究して…

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