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私の友人ダマー
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目次

私の友人ダマーの作品紹介

私の友人ダマーのあらすじ

ディズニー・チャンネルで人気のロス・リンチが、連続殺人犯となって米国で悪名を轟かせたジェフリー・ダーマーの思春期を演じる。絶賛されたグラフィックノベルを原作に、高校時代のダーマーを描いた悲しくも滑稽で心に残る実話。

私の友人ダマーの監督

マーク・メイヤーズ

原題
My Friend Dahmer
製作年
2017年
製作国・地域
アメリカ
上映時間
107分
ジャンル
サスペンスドラマ

『私の友人ダマー』に投稿された感想・評価

3.7
Netflixドラマ『ダーマー』と同時レビュー。
ちなみにNetflixドキュメンタリー『殺人鬼との対談: ジェフリー•ダーマーの場合』も見応えありました。

ミルウォーキーの殺人鬼の異名を取るジェフリー•ダーマー(1960〜1994:34歳没=刑務所内で撲殺)
17人も殺害したアメリカの連続殺人犯の高校生時代に焦点を当てている作品。
原作は人気グラフィックノベル。

事件を知らないと物足りない内容かも知れません。私は繋がったので観てよかった。


両親の喧嘩が日常の生活。母親は精神不安定で薬漬け。父親は家庭を顧みない生活の中、おとなしい性格がますます内気になっていく。
興味を持ったのは父親の影響もあり生物の死体。父親の作った作業小屋で動物の死骸を瓶に入れ、酸に付けて肉を溶かし骨にするのを趣味にしていた。

頭は良いが挙動不審ぽいので面白がった同級生がわざと"ジェフのファンクラブ"を作って、お金を集めてはジェフに渡し、何か悪戯をさせては騒ぐようになる。寂しさ紛れもありアルコール漬けになり、二日酔いで学校へ行く始末。

この作品は高校3年生の青春期の1ページだけなので、そこまで酷い描写はないが、ラストに家族から捨てられ一人になってしまうところ、ヒッピーを車に乗せるシーンが、冒頭の『ダーマー』のドラマにリンクした。

これは全く家庭の問題。両親の責任が強いとしか言えない。
ある意味、気の毒な気もする。普通に愛されていたらと...


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実話のシリアルキラー、サイコパスものが好きなんです。

『ヘンリー』
『テッド•バンディ』
『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』
『アングスト/不安』
『ゾディアック』
『永遠に僕のもの』
『フローズン•グラウンド』


↑はとりあえず思いついたお薦めです。
R41
4.2
この作品 非常に悩ましかった。
ダマ―の心理を読み取ろうとすれば、自分の中に葛藤が生じる。
受け入れられる部分と反感だ。

どうにもいかないので、対話式エッセイでまとめてみた。

対話形式エッセイ:『私の友人ダマー』をめぐって

A(私A):
この作品は、17人を殺した男の物語ではあるけれど、殺人そのものは描かれていない。
描かれているのは「殺す前」のジェフ・ダマー。
何が彼をそうさせたのか? それを考えさせる構造になっている。
B(私B):
そうだな。殺人の不在が逆に不気味さを際立たせている。
私は、彼の行動を「倫理の崩壊のプロセス」として見ている。
家庭環境、孤独、性的衝動、そして社会との断絶が、徐々に彼を壊していった。

A:
でも、ロシアンルーレットの場面は決定的だったと思う。
命を軽んじる行為を目の前で見て、ジェフの倫理観にひびが入った。
あれは衝撃だったはず。
B:
確かに衝撃的だった。
ただ、それも含めて「積み重ね」の一部だと捉えることもできる。
ジェフはすでに、動物の死骸を扱うことで命に対する距離感を変えていた。
ロシアンルーレットは、その距離をさらに広げた出来事ではなかったのか。

A:
悪ふざけも重要だった。
彼はそれで友人を得たし、自分を表現できた。
でもそれは、他人との違いを強調する手段でもあった。
プロムの場面で、その幻想が崩れた。
B:
あのプロムのシーンは痛々しかった。
悪ふざけは「社会的適応の試み」ではないか。
ジェフは認められたかった。
でも、認められたのは「奇妙さ」だけだった。
それが彼をさらに孤独にした。

A:
動物を解体するのは、内臓や骨を見たいという欲望。
でもそれは、思考や感情を見たいという願望の裏返しだったのかもしれない。
人間を解体すれば、隠されたものが見えるかもしれないと。
B:
その解釈は非常に文学的で魅力的だ。
でももう少し衝動的な側面がある。
支配欲、性的衝動、死への好奇心。
でも、その「見えないものを見たい」という視点は、ジェフの科学的興味と繋がっていて説得力がある。

A:
そして、アメリカという国。
自由の国でありながら、殺人事件が日常的に起きる。
建国以前から暴力はあった。
ヨーロッパもそうだった。
もしかしたら、彼の異常性は文化の中に埋め込まれていたのかもしれない。
B:
文化的背景は確かに重要。
でも私は、ジェフのような人物はどの文化にも現れうるのではないか。
人間の闇は、普遍的だ。
ただ、西洋の教育や価値観が彼の孤独を深めた可能性は否定できない。

結語:わからなさの中にある真実
A:
「私の友人ダマー」というタイトル。
三人称で語られる物語。
結局、彼のことは「わからない」のかもしれない。
B:
その「わからなさ」こそが、この作品の本質。
分析しても、理解しきれない部分が残る。
それでも、私たちは考え続ける。
それが、この映画の問いかけなのではないか。
『フレッシュミート サイケな家族』からカニバル繋がり。実際犠牲者の頭部を煮込んで食べてた男ジェフリー・ダーマーの思春期を学友の視点から描いた青春コメディ映画。

マンソンもそうだけど作られ過ぎて色んなタイプの映画が出てきてる。マンソンなんて幼少期まで映像化されてるから同じクラスのビッグネームであるダーマーの思春期が作られても何なの不思議もない。

“ローマは一日にして成らず”そして“シリアルキラーもまた1日にして成らず”
本作では殺人と食人に手を染める以前のダーマーが描かれる。

高校に進学したダーマーは逮捕後に供述してるように孤独だった。精神疾患患者の母は彼に冷たく弟ばかり可愛がり、仕事一筋で研究職の父はダーマーに人並みに友達を作り真っ当な青春を謳歌しろと押しつける。
「誰も自分を理解してくれない」と不全感と孤独に苛まれるダーマー。人からの眼差し欲しさから学内で奇行に走る。母が家の内装のために雇った建築デザイナーは脳性まひの癲癇持ち。彼の発作と痙攣、四肢不自由の様子をデフォルメして騒ぐ。
不謹慎極まりない行動に白い目で見られるばかりだったが、それをおもしろがる悪ガキのグループの仲間に誘われた。

この友達の視点でダーマーが描かれる。この奇行に関しては事実で森や道路沿いを彷徨い動物の死骸を収集して歩く習慣、性的に惹かれたランニングマンの窃視とかも再現されていて青春映画だがリアルにダーマーを捉えてる。
予告では青春コメディと謳ってたからそこまで期待してなかったけどネタではなく真摯にダーマー描き丁寧に行動と心情を追っていたのが嬉しい誤算だった笑

青春コメディというより人との距離感の取れないが人を渇望するダーマーという哀れな少年の哀切にフォーカスしたシリアスな映画だった。ライトなタッチながらも奇行でしか人と繋がれないダーマーの苦悩、グループからもネタ要員としてか見られていないことに憤懣を抱えながら孤独から逃れるために望まれるまま奇行を繰り返るダーマーの姿はコメディをオーバードライブした悲しみに溢れていた。
ダーマーなりに努力しても得ることができない友情、両親からの理解と愛情。抑えきれない同性への性的興味、死体への執着もダーマーを追い詰めた。それらの苦しみから逃避のために過剰飲酒状態になる。
何とか危ういバランス保っていたが高校卒業と同時に両親が離婚、父と母に捨てられ家に1人残された時、ダーマーの精神は崩壊する。そして1人目の犠牲者になる少年をヒッチハイクするシーンで映画は終る。

学園モノらしくプロムでの騒動や仲間達とのたわいないイタズラをするシーンもあり青春映画なんだけど主人公の凶行と破滅が約束されてるからコミカルだけど端々に不穏さを感させる演出と脚本がよかった。
仲間と釣りしていて釣れた魚🐟️はリリースすると決めたのに解剖衝動からナイフで魚を切り裂き腸を掴み出し仲間をドン引きさせるシーンもコメディタッチだがダーマーだと知ってるから怖い。しかし、逆に死体や解剖への執着、猟奇に強い関心持つ孤独な少年に有りがちな傾向にも見える。どの学校にも1人や2人いる変り者。そんな彼等が全員シリアルキラーになるわけもない。ダーマーをシリアルキラーにしたのは猟奇趣味よりも孤独からだと思った。昔からそう思っているんだけど本作を観てそれは間違いじゃないと思った。

父親の歓心を買うために努力して友達を作る、仲間に見捨てられないよう奇行に走る。猟奇趣味に耽溺して孤独に耐えられる“変り者”ならこんなことは絶対にしない。
自分が他のシリアルキラーよりダーマーに惹かれるのはこの孤独への圧倒的な怯えと自分は誰にも理解されない確信に打ちひしがれてるところ。ダーマーと違ってゲイでも死体愛好でもないが運良く孤独を癒すすべを合法的に手に入れてるだけの違いしかないように思えてならない。

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