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マカラ
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目次

マカラの作品紹介

マカラのあらすじ

アフリカはコンゴの辺境の地に暮らす青年は、家族に良き未来をもたらしたいと願っている。彼の持ち物といえば、自らの両手と周囲の森、そして鋼鉄の意志だけだ。労働の成果を売るべく街に向かうが、それは途方もなく過酷な道程であり、彼は努力の真の価値と夢の代償に気付いていく…。

原題
Makala
製作年
2017年
製作国
フランス
上映時間
96分

『マカラ』に投稿された感想・評価

TOT
4.0
木を切って炭を焼き自転車に積んで50kg先の町まで歩く歩く。
昼は砂埃が、夜は暗闇が道を包み、人は概ね無情で、永遠に続くかのように思える苦しみ。
劇伴もナレーションもなく主人公に寄り添うカメラが最後に映す讃美歌が、生きることを肯定して力強いドキュメンタリーだった。

東京国際映画祭
t
3.5
@tiff
大木を切り落とす過程や自転車の側に佇んで車の通過を眺める画は良かった。教会の面々が異様にソウルフルであそこに最も異文化を感じる。鬼の値切りがつらい。
東京国際映画祭で上映されたようだ。そのHPを覗いたら、『アフリカはコンゴの辺境の地に暮らす青年は、家族に良き未来をもたらしたいと願っている』ええ、、コンゴはひとつじゃないよ。どっちのコンゴ?コンゴブラザビル?コンゴキンシャサ?

こんな単純な疑問だけど、これは私にとって大きい。まず、我々は、一般的にアフリカの知識に乏しい。ある有名な南アフリカからのコメディアンの話だったと思うが、スチュアーデ
スの案内がフランス、スペイン などの国の空港はアナウンスできるが、アフリカとアフリカの国々をひとまとめにして放送した時があったそうだ。十年以上前の話のようだが、このような話は個人レベルではなく現実におきたそうだ。こういった公共のメディアを通しても、この映画の解説と似たようなことがおこる。

コンゴブラザビル?コンゴキンシャサ?と言われて戸惑った人もいるだろう。この言い方はコンゴからの人がよく使うように思われる。私の家にコンゴ人、ケイコがホームステイしたので、この話を聞いた。彼女はコンゴ共和国(首都がブラザビル)生まれで、母親の仕事が、ガボンやカメルーンであったためアフリカの西部地方のことをよく知っていた。彼女は現在フランスに住んでいるが、リンガラ語も上手につかえるらしい。

もう一つの国であるコンゴ民主共和国で首都はキンシャサで以前はザイールと言っていたから、ザイールという言い方の方が馴染みがある。この国はエボラ発生の地だけでなく、ダイヤ、コバルトなどの鉱山資源で有名で、利権争いになる国で、一般市民は裕福ではない。このマカラはコンゴ民主共和国で撮影されたドキュメンタリーだ。言語はスワヒリだとあとで、調べてわかった。フランス語も使われているのはよくわかるが。コンゴ民主共和国という国に対して、私のステレオタイプは治安が悪く、危険なイメージしかなかった。ブラザビルコンゴ出身のケイコもコンゴの首都キンシャサにいったことことがあるが、他の地域には行ったことがないと言っていた。

最初この映画はコソンゴ(Kasongo)が木を斧で何時間もかけて切り倒すシーンから始まる。確かに大木を小さな斧で切り倒すのだから時間がかかるなって、のんびり観ていたが、いや、このシーンが嫌に長い。他にも木があるのにこれを倒すのだから、特別な用途の木なんだと思って見ていた。実は、特別な木だった。炭にするのに最適なんだ。コソンゴ(Kasongo)は炭職人なんだと。
しかし、そのうち妻に新しく家を建てる話をしながら図面を描いているが、庭に植える果物の木の方が大切なようだ。

コンゴ民主共和国のWalemba(ワレンバ) というところに住んでいるコソンゴ(Kasongo)は50キロも離れたコロウィジ(Kolwezi)という町にに炭を売りにいく。
コソンゴ(Kasongo) は自転車いっぱいに炭を積んで、朝早く暗いうちに出かける。何日もかけて50キロの道を自転車を押す。後で監督の話を聞いたが、50キロx2=を往復で一度だけ行くのではなく、8回も往復するそうだ。コソンゴ(Kasongo)は忍耐力があって、静かに話せる人で、家族の将来を考えている人で私は気に入った。

コソンゴの買いたかった家を建てるためのトタン一枚の値段は11、500フランするが 炭一袋は3000フランが平均だ。これだけの苦労して運んんだ炭の値段はトタンとは雲泥の差なんだ。それに、こういう炭の商売をしている人は他にもいるから、客は彼に、値引きをねだる。全部売ることは大変だし、トタンと炭の値段のギャップに失望している様子がよくわかる。

でも、彼は教会に足を止める。彼は祈る。家庭には問題がたくさんあるけど、神様助けてくださいと。あなたは救い主だから、事故から守ってくださいと。そして、私の生活に光を当ててくださいと。彼は涙をためて祈る。ここでの祈りと賛美歌はジーンとくる。何もできない彼にあるのは祈り。そこから、光をもらい彼はまた自転車引き始める。まだ炭が荷台には残っている。

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