話の焦点が際限なく拡散していくのが最高にスリリングな怪作。シーソー男「瀬木」のキャラ芸で終わらない登場人物たちの作り込みよう。宮下順子が唯一の良心かと思いきや全くそんな事はなかった。
何度も死に瀕す…
公園の遊具やネズミなど、ロマンポルノならではのアイデアが豊富で嬉しい。
ピストン運動からの掃除機の運動にイメージを繋げるのも流石。
お話はスローテンポでねっとり。
男はいくら堕ちても雄である事から…
楽しいことしよう→シーソーは笑う。不倫男女が集う公園はまるで異世界。不穏と笑いの様々な要素を織り込んだオムニバスな作りが楽しい。同級生の轢死、英語教師をブランコから見張る元夫、ネズミを人質に脱衣強要…
>>続きを読むシネスコ。風呂場で髪を濡らさない。カメラひとつ。宮下順子が高校の同級生と新宿の喫茶店で会う場面ではシネスコの真ん中にピンぼけした手前の客を映す。3分44秒5。公園の飲料用水出しっぱなし。徳永英明に似…
>>続きを読むニュースが放送されている。どうやら線路に飛び込んで自殺した男がいるらしい。その男の名が瀬木なる人物と明かされると、ニュースを見ていた妻は動揺を隠せなくなる。というのも、その瀬木なる人物は、彼女の高校…
>>続きを読む25-39-12
シネマヴェーラ渋谷
「脚本家で観るロマンポルノ」
めっちゃ面白い!
昭和レトロなダイニングをじゃらじゃら越しに映すタイトルロール、段々夕焼けから夜に変わっていくのが超オサレ。宮下順…