盗まれた自転車を発見するも鍵がかけられていたので警察を呼ぶが自分のものだと証明できないため無視される。するとエストリア人と思しき現在の持ち主からこの自転車は誰かから買ったものだと知らされ、エストリア…
>>続きを読む一台の盗まれた自転車の所有を巡って、いろいろな感情や社会の歪みがあぶり出されていた。
誰も間違ってないのに悪い方へとボタンがかけちがっていく。
最後に彼が出した結論は興味深い形だった。
それにして…
濃密な20分。自転車を取り戻せないやるせなさと、ラストのやるせなさ。
鉤を壊す250シュケルと買い戻す250シュケル。
なんとも言えない苦しさの残る作品。
主人公のやりどころのない怒りが切なくなった…