エリザのためにの作品情報・感想・評価

『エリザのために』に投稿された感想・評価

mare
4.0

エリザのために、というのは献身の名を借りた自己保身のようなものであるし、相手が求めてもないのに手段を選ばず手を差し伸べてしまう行為はそれこそエゴと呼ばれてしまう。軋轢が生じて久しい家庭では健全な判断…

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すい
3.8

娘をルーマニアから外に出し、人生の選択肢を広げてやろうと必死な父。高校最後の大事な試験の前日、娘は暴漢に襲われてしまう。同じタイミングで家や車の窓に石を投げ込まれる嫌がらせまで受ける。

「あなたの…

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konaka
3.5
すごく良かった。はっきりさせる必要のないことは世の中にたくさんある。
Omizu
3.6

【第69回カンヌ映画祭 監督賞】
パルムドールを受賞した『4ヶ月、3週と2日』のクリスティアン・ムンジウ監督作品。カンヌ映画祭コンペに出品され、監督賞を受賞した。

悪くないけど『4ヶ月、3週と2日…

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モーレツに異国を感じる映画。
基本的には医師の父ちゃんが娘のために奔走する様を見せられるものだけど、不倫中だし、試験を不正で乗り切ろうとするし、家庭は崩壊するし、娘の彼氏は気に入らないしと色々起きる…

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主人公ロメオは娘を愛し、娘の為に一生懸命だが、浮気したり、自分の考えを押し付けたりします。そんな彼と家族の数日を切り取った物語で、謎を提示し、考えさせるのに解決せずに終わる。なんで?観終わって気付き…

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ハ
4.0
最後の「私うまくやれたでしょ」をどう解釈するかで分かれると思うけど、わたしはこのセリフにやられた。大どんでん返し。観客に向けた圧倒的な目配せ。観て

[ルーマニア、腐敗の連鎖を可視化する] 80点

傑作。2016年カンヌ映画祭コンペ部門選出作品。同じ年のコンペにはクリスティ・プイウの新作『シエラネバダ』も並んでいたというルーマニア・ニューウェー…

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4.3
ヨーロッパ新世紀
を鑑賞してから
これを見たことを
思いだす。

父の暴走モノは
どの作品も面白い。

エリザのおばあちゃんが
ビン詰を渡すシーンで
あの家族のことが
よーくわかる。
『ヨーロッパ新世紀』が『熊は、いない』であれば前作のこちらは『君は行く先を知らない』。クリスティアン・ムンジウとパナヒ親子。国を憂えば自ずと作家性は似てくるのだろうか。切実さに胸をつかれた。

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