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再会の奈良
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目次

再会の奈良の作品紹介

再会の奈良のあらすじ

2005年、中国から陳ばあちゃんが、孫娘のような存在のシャオザーを頼って一人奈良にやって来る。中国残留孤児の養女・麗華を1994年に日本に帰したが、数年前から連絡が途絶え心配して探しに来たというのだ。麗華探しを始めた2人の前に、ほんの偶然の出会いでしかなかったはずの一雄が、元警察官だったという理由で麗華探しを手伝うと申し出る。奈良・御所を舞台に、言葉の壁を越えて不思議な縁で結ばれた3人のおかしくも心温まる旅が始まる。異国の地での新たな出会いを通して、果たして陳ばあちゃんは愛する娘との再会を果たせるのか――。

再会の奈良の監督

ポンフェイ

原題
又見奈良/Tracing Her Shadow/Seeing Nara Again
製作年
2020年
製作国
中国日本
上映時間
99分
ジャンル
ドラマ

『再会の奈良』に投稿された感想・評価

3.8
【振り返ること】

中国残留孤児に関する報道は極端に少なくなったと思う。

少なくなったというか、無くなった感じだ。

こうして、僕は、残留孤児の人たちは、どうにかこうにか日本の社会に溶け込んでいたのかと勝手に思い込んでいたが、この作品を観て、そんなことはなかったのだと改めて知ることになった。

この作品は、静かで大きな場面の変化はない。

シャオザーと陳ばあちゃんが、吉澤の協力を得て、麗華の足跡を辿るうちに、おそらく日本に来た残留孤児の人たちは多かれ少なかれ、ここで語られる麗華のような苦難にずっと直面していたのではないのかと思わせる。
そして、それは、時間の経過や、社会の変化のなかで、助けを求めるようなこともなく、静かに記憶からなくなってしまう。
麗華がそうだったように。

僕たちは、もう一度、思い返す必要がある。

残留孤児の人たちに対し、よくぞ帰ってきたねと、両手を上げておかえりと言えなかったことを。
プロデューサーとして名を連ねる河瀨直美とジャ·ジャンクー、らしいと言えばらしい仕上がりの作品でした。監督·脚本のポンフェイがこの先、中国映画界で活躍して更に二国間を見詰めてくれたら嬉しいかな。
2005年の奈良、日本に帰国したまま行方が分からなくなっている残留孤児の麗華を捜すため、中国人の養母である陳(ウー·イエンシュー)は一人で来日します。孫娘のような存在のシャオザー(イン·ズー)と、麗華を捜す中で袖触れ合った元警察官の一雄(國村隼)も手伝うことになります。そこから三人の何とも風変わりな捜索旅が続くのです。
残留孤児問題を簡潔に説明する“軽快な音楽に乗った”アニメーションからスタートし、中国人と日本人の心温まる捜索旅が描かれ、苦しく切なく口惜しい現実へと向かいます。日本国が自国民を二度も見捨てるいや、二度も殺すことがあったのです!それが恥ずかしくも情けない現実でのようです。
エンディングに流れるテレサ·テン版の「グッド·バイ·マイ·ラブ」はアリでしょう。中国の男性歌手の楽曲もフルで聴きたかったです。
河瀬直美さんとジャ・ジャンクーがプロデュースを務め、中国残留孤児の家族の絆を描いた日中合作映画は、2005年秋の奈良・御所市を舞台に中国と日本を繋ぐ戦争の歴史を切なくも、ユーモアや優しさを織り交ぜてエモーショナルに描く。
2005年、中国に暮らす陳ばあちゃんが、1994年に日本に帰国した中国残留孤児の養女・麗華からの連絡が数年前から途絶えた為に、孫娘のような存在のシャオザーを頼って彼女を探しにやって来る。
麗華を捜し始めた2人は、一雄という男性と偶然に知り合い、元警察官だという一雄は麗華捜しの手伝いを申し出る。
ここから奈良・御所を舞台に、言葉の壁を越えて不思議な縁で結ばれた3人のおかしくも心温まる旅が始まる。
異国の地での様々な新たな出会いを通し、果たして陳ばあちゃんは愛する娘との再会を果たせるのか?
本作の監督はツァイ・ミンリャン監督作で助監督や共同脚本などを務めてきた新鋭ポンフェイが務め、一雄役を國村隼さん、陳ばあちゃん役ウー・イエンシュー、シャオザー役を中国で注目の若手女優イン・ズーが夫々演じている。
2022年は日中国交正常化50周年の節目の年。
だが、日本と中国との間には尖閣諸島一帯とした領土問題、歴史教科書問題をはじめとする歴史問題が未だに燻っている。
政治的に権威主義的な中国と向き合うのは困難を極めると思うが、この作品を観ていると庶民レベルでは、両国に横たわる“溝”を乗り越えられそうな気がする。
それを象徴するようなラストでの“長回し”が心に残ります。

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