失踪、蒸発、という行為に興味がありなんとなくみてみたらとてもよかった。夜の商店街を、海沿いの道を男をふりほどき走る田中裕子。そして尾野真千子も田中裕子も戻ってきた男にたぶん、結構本気な張り手を喰らわ…
>>続きを読む人の心は不条理だ。言葉で説明などできない。だからこそ映画なのだ。一人だけ明確な言葉と行動を示す春男の顛末が滑稽で哀しい。ラストの海のシーンは、そのカメラワークも含めて圧巻。今もまだ余韻に浸っている—…
>>続きを読む過去に囚われる者、現在から逃避する者、未来に向けて歩み出す者。誰にがどう捉えたとしても、時間は決して分岐しないし逆行しない。ただ流れる。その流れは止めることも抗うこともできない。各々のやり方で溺れな…
>>続きを読む「30年も待ち続けるなんて強い。自分はそんなに強くない。」というような発言があったけど、強いとかそういうことじゃなくて、辛くて苦しくて前に進めなくて…っていう日々をなんとか生き続けてきて今があるだけ…
>>続きを読む家族が突然いなくなってしまうやるせなさはいかばかりだろう。理由がわかっていればまだしも事故、誘拐、拉致など様々な思いに迷走するだろう。夫の帰りを30年も待ち続けるいたたまれなさを田中裕子は上手く演じ…
>>続きを読むおもしろさ:2.5
しんどさ:2.0
うーん。
つまらなくはないが……あまりにも地味。
テーマ的に致し方ないとは思うけど、「待つ」ってだけの話だから特に大きな動きがない。
終盤30分は「おっ」と…
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