TrueRyさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.1

凄いものを見た、そしてようやくと言っていいだろう、エヴァンゲリオンシリーズがこれにて完結した。

まずはしっかりと、完結編として、あえていうが大作SFアニメとして、そして各キャラクターの救済まで書き切
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.2

見終わってから知ったけど、「7人の侍」のハリウッド版ではなく、「7人の侍」をもとにした「荒野の七人」のリメイクなのね。

不朽の名作、「7人の侍」は遠い昔に見たけど、彼らの正義感やキャラ付け、戦略など
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寄生獣 完結編(2015年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

1本目で期待が高まった分、それが裏手に出てしまったのかもしれない。作品への解釈、テーマ設定など、1本目に感じなかったいろんな所に違和感を感じてしまった。

一番言いたいのは、この作品はラブストーリーじ
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寄生獣(2014年製作の映画)

3.5

原作保持、アニメ版視聴済み、で阿部サダヲの評価がわりと高かったので視聴してみた。

寄生獣そのものの描写、グロさをそのまま出す表現、ミギーのアクションなど、なかなか忠実に表現しており、実写化という難し
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声優夫婦の甘くない生活(2019年製作の映画)

3.8

おそらく学生時代以来?、の名画座訪問。
昔と変わらぬ古き良き雰囲気の中で2本の映画を楽しんできた。

1990年、ソ連からイスラエルへ脱出した老夫婦。これまでは映画の吹き替えなど、ともに声を使う仕事を
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

久々に自宅鑑賞で号泣してしまった。
母の愛と行動がわかった時に我慢ができなかった。

事故という突然の暴力で最愛の父を失ったオスカー。
9.11は世界、特にアメリカでも忘れがたい日なのだが、彼の中では
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.5

フォロワーさんのレビューで気になった作品。
何も考えずに楽しめるエンターテイメント作品やなー
なんかワッキー似の俳優さん見てるだけでホッとする感じ(笑)
こういう真面目に馬鹿やってる人たち、結構好きで
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機動警察パトレイバー THE MOVIE(1989年製作の映画)

3.7

名作と名高いパトレイバー劇場版Ⅰ/Ⅱ、これまでどちらも見る機会がなく気になっていたのと、運良く劇場公開があったので贅沢にも映画館で鑑賞。

パトレイバーは原作とTV版を少しかじった程度、押井作品は攻殻
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君の膵臓をたべたい(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

短い人生だったかもしれないけど、こんなにも大事に、大切に、そしてしっかりと向き合ってくれた人に囲まれた彼女は幸せだったと思う。彼だけじゃなく、本気で涙を流してくれる親友に、そして自分の気持ちを優先して>>続きを読む

ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.4

最初に断っておくと、これはゴーストインザシェルをモチーフにしたアクション映画である、という事を理解した上で見てほしい、特に原題、原作、SAC好きな方には念を押して(笑)

モチーフゆえ、色んな所が違う
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.5

なんだか不思議な作品だった。麻薬に囲まれたストリートの話なんだが、その中で負った大きな傷と、数少ない癒やし。それを丁寧に、繊細に描いている。

幼少、若者、大人の軸で展開するが、どれも共通して主人公の
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ヴィジット(2015年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

超個人的な見解なのと、気にならない人は全く問題ないと思うので1意見としてのみ、捉えてください。

最終的に精神疾患者=異常者(殺人者)としか感じず、ずいぶんと偏った描き方だな、と感じた。もちろん映画的
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.4

続編の広告などで独特の緊迫感を感じたので、1作目が気になり視聴。
映画という作品の中で音を出さない、という状況をうまく扱っているな、と感じた。舞台説明や、なぜ、といった説明はないので、この独特の緊迫感
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.1

おしい、非常におしいと感じる作品。後半、そんな展開を用意しているなら、もっと伏線をはっておけば深みがでたのに・・・。

なんとなくハッカーとして才能のあった若者がなんとなくハッカー集団の一員になり、な
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ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

3.5

原作が好きすぎるのと、完成度と満足度が高い近年のアニメ化を見ていたので、実写版にはなんの期待もしていなかったし、見る気も起きなかったのだが、友人が推すので試しに見てみた。

え、いいやん、実写化。
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.9

しみじみと良い映画。特別な何かが起きるわけではないが、少し寒さを伴う風景や、内面を描く優しさがよく伝わる、そして救いの映画でもある。

兄の突然の死から、その甥を育てる事になるのだが、その地はかつて、
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完全なるチェックメイト(2014年製作の映画)

3.5

冷戦時代、ソビエトが誇る世界王者のスパスキー、米国の新進気鋭の若手フィッシャーがチェス世界一の座をかけて争う舞台が主軸。

チェスは詳しく知らないが、この舞台における緊迫感、緊張感、そしてチェスで打ち
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運び屋(2018年製作の映画)

3.7

クリントイーストウッド監督作品。今までも彼の作品は何作か観たが、彼の描く世界てどこかストイックで、なぜか心に痛く刺さる作品が多かった。

この作品は最初から彼(主演)の自然な姿が良い。人当たりが良く、
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アス(2019年製作の映画)

2.8

ゲットアウトの流れで気になり見たが、つかみ所のない映画、が正直な感想かな。

ドッペルゲンガーの家族に意味もわからないまま別荘で襲われる。襲われ方や不気味さがよく出ており、危害を加えようとしているのか
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

3.2

前作を観た時の衝撃は忘れられない。汚い、バカ、そしてスタイリッシュ。印象的な音楽とともに薬漬けの若者がホントにバカやってた時、の後日譚。

映画としてはホントの後日譚になってしまってたのが少し残念かな
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.8

Get outのタイトルが秀逸すぎる。そういう意味かよ、とエンドタイトルで気付いた時にちょっとブルった。

黒人の恋人を初めて実家に紹介する白人彼女。その彼は初めから黒人として生きてきた苦労や一種の諦
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グッド・ネイバー(2016年製作の映画)

3.5

学生達の研究、という言い訳を元に始まった悪ふざけがベース。面白おかしく仕上げるために怪奇現象と思わせた事象をちょっと変わった老人にしかけるのだが、その老人の反応が想像と異なり、その異様さ、異常さに引き>>続きを読む

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.7

長年の友情と実はその裏に隠れた感情が浮き出、その感情に戸惑いながらも向き合っていく2人の"友情"を繊細に描いた作品。

観始めは少しうるさく感じたが、進むにつれ、その部分が計算された演出だと気付く。中
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ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

3.4

未来予知ができるクライムサスペンス、と書いてしまうと底がしれてしまうが、この作品はそこには焦点はあてておらず、あくまで舞台装置として使い、描きたいテーマをうまく表現していると思う。

生とは、死とは。
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残酷で異常(2014年製作の映画)

3.2

妻を不慮の事故で亡くした男が謎のループに巻き込まれ、妻が、自分が、何をしたか、しなかったのか、が判明していく。疑心暗鬼になる中で徐々に見えてくる背景や思い、後悔や無念などを加えながらループしていくのは>>続きを読む

CUBE2(2002年製作の映画)

2.2

わかってた、うん、わかってた。
あの前作の続編がいかに難しいか、は見る前からわかってた。

しかしその想像をこうも悪い意味で越えてくるとは、恐れ入りました。
前作の凄さはありえない状況ながらもその中の
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CUBE(1997年製作の映画)

3.7

久々に鑑賞。よくわからない状況の密室からの脱出、といえばありきたりになってしまうが、よくできた映画で、定期的に見たくなるやや中毒性のある作品。

舞台となるキューブ以外の映像はまったくなく、登場人物の
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.6

劇場でジブリを見よう第2段。

昔から何度も何度も見続け、兄弟とセリフの覚え合戦すらやったことのある馴染み深い作品。それこそ何十回と見たのに、こんなに感動するなんて。やはりこれが映画館の力なのかな。
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ゲド戦記(2006年製作の映画)

3.4

劇場でジブリを見よう第一段。

ジブリ作品を映画館で見る機会はなかなかに貴重なので、休みを使って一気にハシゴしてきた。

ゲド戦記、実はこの作品とは中学生頃に原作と出会っている。確か全てのシリーズがあ
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閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

3.7

心や体に傷をおった人達、その人達は傷の深さや痛みを知っている。だからこそ、同じ苦しみを持つ人に対して、その痛みを思い出させない"優しさ"を持っている。

非情さ、やるせなさの中、家族とは何か、愛情とは
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.0

数年ぶりに観賞。過去見たときは幼少期のやんちゃぶりや楽しさ、が印象に残っていたが、今改めて見ると異なる良さがわかり、以前より印象深い映画となった。

映写機やフィルム、そして映画への愛にあふれているの
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ヒート(1995年製作の映画)

4.5

男臭さを描かせたらこの人の右に出る人はいないと思っている、マイケン・マン監督作品。

デニーロ、アルパチーノの二人は言うまでもなく、周りを固めるメンバーのプロさ、渋さ、そして一度入ると抜け出せないその
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.4

この映画が公開されてから既に32年の歳月が経ち、そして作品内の年代をも越えてしまったが、いまだ色あせない世界観と圧倒的なアニメーション、個性的なキャラ達と記憶に残るBGM。魅力を出すとキリがないが、世>>続きを読む

処刑人(1999年製作の映画)

4.5

これは隠れた名作じゃないかな。テーマや、感じるものはおそらく人それぞれ。タイトルはダサいが(笑)、それを覆すスタイリッシュな見せ方と展開、そして至る所に兄弟愛、友情、親子愛がつまっている。

もちろん
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ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

4.1

客観的に見ると、なんでもないような、どこにでもあるような、平たく言えば自分探しのお話。

でも、それだけの話にここまで心動かされるのはなんでだろう。ふとした表情や行動にぐっと引き込まれる。その瞬間瞬間
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