RAYさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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蛇のひと(2010年製作の映画)

3.5

“人の根っこの根っこ”


以前から気になっていた作品でclipはしていたのですが、ずっとそのままになっていた作品。
なかなか面白い映画でした。
冒頭に出てくる“WOWOWシナリオ大賞”と言うものがい
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マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.9

“ここにいる”


——衝撃的でした。

何が衝撃的だったのか。
こんなにも生命力の様なものを感じる作品だったなんて。
こんなにも愛を感じる作品だったなんて。
こんなにも現実を知る映画だったなんて。
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ダム・キーパー(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

“ダム・キーパー”


この作品のレビューを書くにあたって、まず『木を植えた男』を観ることにしました。
内容については、このレビューの直前に書いているのでご参考にして頂ければと思うのですが、やはり、『
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木を植えた男(1987年製作の映画)

4.0

最近、多くの方が『ダム・キーパー』をご覧になってレビューを書いて下さっていました。
僕も多くの方のレビューを読ませて頂いて、自分でも鑑賞したひとりです。
『ダム・キーパー』に関しては、まだレビューを書
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カメラを止めるな!リモート大作戦!(2020年製作の映画)

4.0

「仕事行きたくないなぁ」
「友達と約束してたけど面倒臭くなってきた」
「まぁ良いや、明日やろう」

会えることが当たり前で、明日が来ることも当たり前で。
そんな日々がずっと続くんだろうなと思っていたけ
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ムーラン(1998年製作の映画)

3.7

“ちゃんとプリンセス”


素敵な映画です。

まず特徴的なのは、画のタッチ。
表情や色遣いがとても美しい。
古代中国を舞台としているだけに、その世界観もきちんと表現されています。


この映画を素敵
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.9

「面白かった」と言うと、この作品に関しては少し違うのかもしれない。
もちろん、映画としては「面白い」。それは間違いないと思います。
けれど、それ以上に考えさせられることがあまりにも重要である気がして、
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

4.0

“HAPPY!! HAPPY!! HAPPY!!”


とても良い映画でした。
王道の恋愛映画。すごくすごく良いと思います。
僕はこの作品を観たことがなかったのですが、多くの方のレビューを読ませて
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CUBE(1997年製作の映画)

3.8

とても面白かったです。
“脱出物”の作品はたくさんあるけれど、90年代の作品でこんなに面白いとは思いませんでした。
登場人物もたった7名しかおらず、低予算作品でもあるのにこの面白さとは。


あらすじ
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アメリカン・ハッスル(2013年製作の映画)

3.8

“何にでもなれる”


クリスチャン・ベールが観たくなった上、以前からこの作品自体も観たかったのですが、今になってしまいました。
比較的評価が低い作品だったので、あまり期待はせずに鑑賞したのですが、い
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ディリリとパリの時間旅行(2018年製作の映画)

3.7

“大切なのは、想い”


非常に美しい映画でした。
アニメーションではあるものの、『ミッドナイト・イン・パリ』を観て感じた様な美しさ。
と言うのも、舞台は19世紀末から20世紀初頭のパリであるし、キュ
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

4.2

“居場所の話”


びっくりしました。
こんなに素晴らしい作品だなんて思っていなかったから。
ましてや、この映画を観て涙を流すことになるだなんて。


この作品のあらすじについて書こうかと思いましたが
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私の中のあなた(2009年製作の映画)

3.7

フォローさせて頂いている方のレビューを読んで鑑賞しました。


感動作ではあるものの、感動すると言う側面よりも、考えさせられる側面の強い作品だったと思います。


最近、自分自身の心がとても不安定だな
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みんな元気(2009年製作の映画)

3.8

“デ・ニーロは色んな顔をする”


フォローさせて頂いている方のレビューを読んで鑑賞しました。


とても素敵な作品だったと思います。
タイトルそのままなのだけど、大切な人が“いてくれる”ことがとても
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.0

素晴らしい映画でした。
出来れば劇場公開中に観たかったけれど、十分にその素晴らしさを感じる事が出来ました。

僕がこの映画を観たいと思った一番の理由は、原作が恩田陸さんのものであると言うことです。
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しあわせのパン(2011年製作の映画)

3.9

とても素敵な時間でした。


舞台となったのは、北海道は洞爺湖の辺りにある町。
そこでオーベルジュのパンカフェを営む夫婦とその交流を描きます。
夫婦を演じたのは、原田知世さんと大泉洋さん。
このふたり
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.0

“色んな角度から見てみる”


とても面白い作品でした。

この作品の面白さは色んな側面があると思います。

ひとつはもちろん、ストーリーの面白さ。
ループものの作品で、同じシーンを何度も繰り返すのに
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バスケット・ケース(1982年製作の映画)

3.6

なんだこれはー(笑)

なんとも言えない面白さ…。
続編、3作目まであると言うのが何故か納得出来てしまう…。
ホラーと言うより、コメディと言った方が良いかもしれない。(※ただ、テーマはとても重要)
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ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

4.0

“マーティン・スコセッシ×ロバート・デ・ニーロ”


最恐のロバート・デ・ニーロ。
彼の演技の素晴らしいところは、たとえば幾つかの映画で同じ“狂気”を描いても、彼は違う顔になってしまうことだと思います
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あの日のオルガン(2019年製作の映画)

3.9

“灯された火”


僕は戦争を知りません。
世界は今、コロナウイルスと言う目に見えない恐怖と戦っています。
そのことだって十分に恐ろしいことだし、「出来れば外に出たくない」と細心の注意を払いながら日々
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私を野球につれてって(1949年製作の映画)

3.8

“わざとらしいは正義”


ジーン・ケリーとフランク・シナトラのダブル主演である本作。
この二人の名前を聞いただけでもわくわくしますが、この二人にかかればハッピーな映画も2倍ハッピーになりますね。
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最初の晩餐(2019年製作の映画)

3.8

“集まって家族”


フォローさせて頂いてる方のレビューを読ませて頂いて鑑賞しました。
劇場公開時から観たいとは思っていたのですが、やはり皆さんのレビューに心を動かされます。
あらためて、この作品に限
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

3.8

“復讐には復讐を”


どこかで聞いた台詞をタイトルにしてしまいましたが、非常に面白い作品でした。

この映画は、少し前に自分自身に対して“荒療治”を行った際に、その他のおすすめ作品として教えて頂いた
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輝ける人生(2017年製作の映画)

3.8

“信じて飛ぶのよ”


コロナ離婚やコロナDV、コロナウイルスの影響は人々の根幹にまで影響を及ぼしている様です。
これらは不思議なもので、一緒に過ごす時間が増えたことによって増加しているとのこと。
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走れ! T校バスケット部(2018年製作の映画)

3.4

多分、これまでのレビューには書いたことが無いと思うのですが、僕は小学4年の頃からバスケットをしていました。
大学までは続けなかったのですが、小中高とチームは県内では1、2位の成績でした。
チームメイト
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大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

3.8

フォローさせて頂いてる方のレビューを読んで鑑賞しました。


とても学びのある作品であっただけでなく、いま生きている僕等の場所がどの様にして在るのかと言うことを考えさせられました。


“自由”や“権
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

アリ・アスター監督作品。


『ヘレディタリー/継承』もそうだったけれど、彼の作り上げるオープニングは特に“巧い”と思う。
しつこい程書いていますが、僕はホラーなどの怖い作品は苦手なのですが、そんな僕
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ラースと、その彼女(2007年製作の映画)

3.8

“人と言う名の器”


ライアン・ゴズリング主演の今作は、非常に新鮮で大切な事を教えてくれる作品でした。


時々、レビューでライアン・ゴズリングの“顔芸”と言う表現を見かけます。
“顔芸”かどうかは
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シンデレラ(2015年製作の映画)

4.0

“シンデレラ・ストーリー”


誰もが知る“シンデレラ”。
そのストーリーについて説明をする必要はないと思います(この映画のストーリーは原作とは少し異なりますが)。
僕も何度もシンデレラを読んだし、デ
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.9

“タイムトラベルは出来ない”


主人公のティムはタイムトラベルの能力を持っています。
はじめのうちは彼が都合良く“やり直し”をしていることに不快感さえ覚えていました。
だけど、このことは僕の捉え方の
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パリの恋人(1957年製作の映画)

3.8

フォローさせて頂いてる方々のレビューを読ませて頂いて鑑賞しました。


僕にとっては、まさに“眼福”と言う言葉がこれほどぴったりな作品は無いかもしれないと思う程、眼福でした。

フレッド・アステアとオ
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.8

ここのところ立て続けに邦画を観ていました。
理由は簡単で、考えるのが少しきつかったからです。
邦画が何も考えずに観られると言う意味ではなく、ここのところ集中力に欠ける自分が洋画を観るにはあまり良い状態
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.0

“愛情の連鎖”


観ている間しばらく、ずっと「不思議な映画だなぁ」と思って観ていました。


その理由は、僕はこの映画の主人公は、生田斗真さんが演じるトランスジェンダーの女性(リンコ)だと思って観て
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スーパーチューズデー 正義を売った日(2011年製作の映画)

3.5

スーパー・チューズデーとは、4年に1度の大統領選で、民主・共和両党の候補者指名の為、州ごと実施する予備選もしくは党員集会が集中して行われる火曜日のことを言います。


直近も予備選が行われましたが、少
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ツナグ(2012年製作の映画)

3.7

“ツナグのは何か”


僕はこう言う作品を観る時、どう言う訳か、ぎゅーっと魂を掴まれた様な気持ちになります。
たとえば、『黄泉がえり』もそうでした。
“ぎゅー”っと言う気持ちは、伝えるのがとても難しい
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パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

3.7

“好意の先にあるもの”


以前からずっと観たいと思っていた作品。
『愛がなんだ』の今泉力哉監督作品です。


『愛がなんだ』で衝撃を受けたことも鑑賞理由の一つですが、印象的なタイトルにも惹かれました
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