シソウメさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

悪人(2010年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

李監督はこういう人間を問う作品をリアリティ込みで描くのが上手い。
とても頭と心を働かせて観ることができた。

登場人物に感情移入して観るタイプの人には、人間が身勝手に描かれているので(自分はリアリティ
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.5

こういう作品を見る度に、自分は冷たい人間なのかなと思う。

結局、最初のメンバーから頑固に他人を受け入れなかったおじさんが正しかった。
足手まといになる人間、怪しい人間は入れるものではないのだ。
後は
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BACK STREET GIRLS -ゴクドルズ-(2019年製作の映画)

3.8

面白い!おススメ!
詳しくはまた書く。

途中でマイクの綿が写り込んでたよね?
あれ、カットしないで出ちゃったのかな…。
勿体ない!

サスペリア(2018年製作の映画)

3.0

過去の芸術性の高い実験的ホラー作品のリメイク。
ファンタジー色の強い過去作品を、リアリティと政治的メッセージを織り込み、スタイリッシュに再構築した作品。

正直、別作品。
個人的に「リメイク」で別解釈
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セッション(2014年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

終始、フレッチャーにイライラ。

楽器も大事にしないで何が教師か。

まあ彼にとって音楽家を育てるつもりは全くないわけなので、それは仕方ないのかもしれない。
たまたま育ったら凄いくらいにやりたいように
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ベスト・キッド4(1994年製作の映画)

3.0

ベスト・キッド4作目

やはりベスト・キッドは1作目が至高と思っているが、3までのダニエルくんがミヤギの元を離れ、今度は女の子が主人公。

後にオスカー女優となるヒラリー・スワンクを新キッドに置き、ノ
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ベテラン(2015年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

武闘派刑事が権力の闇をぶっ飛ばす!
的な謳い文句の割に後半はあまり活躍できず、ちょっと残念。
やっぱりアクション刑事モノは最後ボロボロになりながらも相手をKOして欲しいじゃない。

しかし、韓国映画の
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来る(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

原作に感銘を受け、中島監督の「告白」が好きだったので期待して観賞。

冒頭の緊張感と映像、展開は原作通りで期待は高まる。
オープニングのMVは中島監督全開という感じで好みは分かれるだろうが、お洒落で個
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

1.9

このレビューはネタバレを含みます

深読みすればいい表現なのかなー?
人間を殴った時の音は確かにリアルだけど、もう少し固い音がする気がする…というのは良しとして。

3.4の評価の時に観たけど、不当に高い評価だと思いますよ。個人的に。
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ファーゴ(1996年製作の映画)

2.6

コーエン兄弟の監督作品はちらほら観ているが、自分には全く刺さらないようだ…。
皆さんのレビューを読んで少しでも魅力が分かると嬉しかったのだけど、あまり参考になるようなものはなく…。

無能を絵に描いた
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

家族の愛情、登場人物全てが優しさで溢れているのが見える作品に弱いんだ、俺は。
開始10分で泣く始末、映画館で観なくて本当に良かった。笑

まず第一に、優しさで溢れている作品は素晴らしい作品だと思う病な
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

素晴らしかった。
個人的に2018年ベストホラー。

とにかくスルメ映画なので、観る度に考察と認識が深くなり、一層面白く感じることでしょう。

と言いつつ、まだ1回しか観られてないのですが…。
観た人
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

脚本と演出が良すぎる。

とりあえずなんの情報も入れず、ゾンビ映画として見てほしい。


老若男女、泣けて笑えてホラーもあるという不思議な映画だけど
好きも苦手も皆楽しめる。
是非一度見てほしい映画で
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ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション(2018年製作の映画)

1.5

前半エウレカンゲリヲン
中盤ゴジラ
後半デジモン

「エウレカセブン」というコンテンツを、もうこれ以上辱めることはやめてもらいたい。

すべてのエウレカセブンに整合性を持たせるための言い訳のようなシナ
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怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

4.1

人を見下す人
人を喰う怪物
怪物をいたぶる人
人を殺す怪物
人を殺す人

全部怪物じゃね?
という作品。

ラストシーンが素晴らしい
とか言うと、期待しすぎたーとか言う人も多いと思うけど
これは青春映
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ルイスと不思議の時計(2018年製作の映画)

3.5

子供向けだというレビューが目立つが、そこには4割賛成で6割反対。

「家族」に対するそれぞれのキャラクターの想いが表現されていると感じた、
大人が見ても楽しめる内容だったと思う。

それは何よりもジャ
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斉木楠雄のѰ難(2017年製作の映画)

1.0

一言で言うとつまらない。
笑えない。
ギャグ?
悪ふざけでしょ。
笑えなかったら不愉快なだけ。

福田監督マンセーとは行きません。

銀魂(1作目)はよく頑張ったなー、と思ったのに。
ま、あれは原作の
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.0

悪女ではなくアホ女だった。

アクションの趣向、カッコイイシーンの想像力はなかなか中二病してて良かったし、
そして長回しのアクションシーンへの情熱はひしひしと感じた。

限界はあると思うけど、やりたい
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.7

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家族とは…

犯罪は犯罪であり罪は罪なのだから手放しで絶賛はできない。

しかし、虐待やネグレクトにはもっと重い刑罰を与えるべき問題。

加害者への人権だの宣う前に虐げられている子供たちへの人権を考え
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

悲しい結末。

感想はまたの機会に

ビーン(1997年製作の映画)

2.2

これ、みんな許せちゃうんだなぁ。
俺には無理だった。
イライラとまでは行かないけど、優しい人がバカを見て被害者になる。
当の加害者は罪悪感も反省もなし(するのかな?)

他人を驚かせたり、誤解を招いた
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ピーチガール(2017年製作の映画)

1.5

3人くらいで作ったのかな?


漫画を早送りした感じ。
重要なシーンが重要にならない。
心情把握が難しい。
その割に説明を説明でする。
演出と展開で見せて欲しい。

かいりのお兄さん犯罪者だし、父親は
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新宿スワン(2015年製作の映画)

3.0

役者は出来ることを一生懸命やるしかない。
脚本がどんなにしょぼくて、演出がどんなに残念でも。

原作のドラマチック感はこの作品にはない。

しかし役者は最大限ドラマチックに演じている。
だからこそ、B
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

雰囲気はよかったしカメラワークとか映像表現は良かったと思う。

今回はその辺を無視したくなるくらい脚本の謎が多すぎる。
キャストの演技は微妙だし。
香川照之の演技は確かによかったけど、対をなす役者のシ
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ハードコア(2015年製作の映画)

3.5

視点、スピード感、狙いどころ全てが新しいファーストパーソン・シューター(FPS)ゲーム体感映画

とりあえず酔いやすい方はご注意!

映画のようなゲームは数あれど、ゲームのような映画は初めてではないだ
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.1

皆様の感想がある一点に集中しているようだが、敢えて同じことを書こう。

『ダンケルク』は「臨場感」や「体感」という言葉を表現する映画作品としてはピカイチの仕上がりだ。

この映画は精神的、視覚的に「V
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

1.9

このレビューはネタバレを含みます

普段映画館で寝ないのだが、寝た。
ミュージカル映画に見識が浅いので見処がそこにあるのなら拾えてなくて申し訳ない。
※改めて見たので一番下に追記しております。

主人公二人の成功への道筋が全く見えない。
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.8

面白かった。
ただ単純に。

『決断ができる』人を誰もが求めている。
なぜなら誰もが大きな決断を避けて生きているから。
責任はその人にあり、自分が判断を過ったとは誰も思わずに…。

ヒトラーが過去から
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エール!(2014年製作の映画)

2.6

CMに完全に騙された。
フランス映画だとわかっていたら観なかったのに…失敗してしまった。

フランス映画のコメディの下ネタの酷さには本当についていけない。
弟のゴムアレルギー、父親の絶倫、母親の淫乱。
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.0

ハリーポッター玄人向け。
ハリーポッター?眼鏡の子でしょ?程度の知識の方にはお薦めしない。

ハリーポッター詳しければわかるかもしれないが情報量が多すぎる。
ある程度世界観やキャラ名など事前に入れてい
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.5

原作は映画のところくらいまで既読。

読んでいたからわかること、受け入れられることが多すぎる印象。

確かに原作も情報量少ないまま進んでいくのだが、それを観客にまで適用したかったのか冒頭から中盤までの
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ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

3.7

下ネタ、宗教、麻薬、軽いグロあり
込められているんだか違うんだかわからないけど、並べられたメッセージやワードを華麗にスルーできる人以外は観賞しない方がいいかも。

『ピクサーみたいなアニメーションでお
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ターザン:REBORN(2016年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ターザンってジャングルの王って言われてた?
強いゴリラにも負けて、動物と会話できるかも微妙で、敵のおっさんにも簡単に首締められちゃう。

そもそも野生のカン失いすぎだし、それを取り戻していくストーリー
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

新海誠のポップラブコメディ、一種の集大成。
新海版「時をかける少女」である。

これまでずっと時間と人のすれ違いラブロマンスを描き続けてきた新海誠が、ようやく主人公とヒロインが出会える物語を描いた。と
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