JTさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ひかりのまち(1999年製作の映画)

4.4

ひかりを求めて

2019 . 64 - 『WONDERLAND』

イギリスのロンドンで暮らす3姉妹とその両親の日常生活を淡々と映し出し、それぞれが抱える不安や孤独の満たされない心を描いた作品
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インポッシブル(2012年製作の映画)

4.0

捨てることのできない希望

2019 . 63 - 『THE IMPOSSIBLE』

2004年のスマトラ沖地震で発生した津波により流されてバラバラになってしまった家族の実話

※ 津波にトラ
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幸福なラザロ(2018年製作の映画)

4.7

私の全てを捧げても匹敵しえない
どんな言葉をぶつけても表現しきれない
これは驚きに満ちた奇跡のような映画だ

2019 . 62 - 『Lazzaro felice』

イタリア中部の小さな村は
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足跡はかき消して(2018年製作の映画)

4.0

現代社会に居場所を求めて

2019 . 61 -『Leave No Trace』

人目を避けて公園の森林の中で暮らすPTSDを患う父とその娘の成長と親離れ子離れを描いた静かな良作

娘役のト
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ベン・イズ・バック(2018年製作の映画)

3.8

愛の暴挙

2019 . 60 - 『Ben is Back』

薬物依存症の息子とその母親を描いた作品
薬物が題材の作品で最近だとティモシー・シャラメ
主演の『ビューティフルボーイ』が記憶に新
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

4.5

これはもうひとつの『タクシードライバー』

2019 . 59 -『First Reformed』

名作『タクシードライバー』を生み出したポール・シュレイダー監督が50年の構想の末に完成させた
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アイ・オリジンズ(2014年製作の映画)

5.0

その瞳に導かれて
すべてを知っているその瞳に
すべてのはじまりのその瞳に

2019 . 58 -『I Origins』

"瞳"を研究する学生イアンは科学主義で「神」や「宗教」などのスピリチュ
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.9

愛がなんだって言うんだ

2019 . 57 - 『愛がなんだ』

数億年振りに劇場で観た邦画
そんなテンションで臨んだ

この映画が多くの人に観られる理由は登場人物それぞれの性格が観る者の中に
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ハイ・ライフ(2018年製作の映画)

5.0

罪だらけの世界でタブーを犯した人々
混沌とした空間で狂ってゆく男と女
真っ黒な無の中で真っ白な命は誕生する

2019 . 56 -『High Life』

希望の灯り(2018年製作の映画)

3.9

ずっと聞こえていた
ずっとそこにあった
私たちの希望の灯りが

2019 . 55 -『In den Gangen』

1989年ベルリンの壁崩壊後、旧東ドイツの大型スーパーマーケットでひっそりと
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バイス(2018年製作の映画)

3.9

負の歴史をシニカルな笑いで料理して社会と政治の問題を風刺した社会派エンターテイメント

2019 . 54 -『Vice』

なにをどう書こうか迷って鑑賞してから3週間も経ってしまいました...
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アナザー プラネット(2011年製作の映画)

4.2

この世界にもうひとつの地球が存在してもうひとりの自分がいたらなんと声をかけるだろうか

2019 . 53 - 『Another Earth』

ある夜、地球にそっくりな惑星『第二の地球』が発見され
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マグダラのマリア(2018年製作の映画)

4.2

女は尋ねた
"神の国とはどのようなものか?"
主は答えた
"それは種のようなものだ"

2019 . 52 -『Mary Magdalen』
(2度目の鑑賞)

イエス・キリ
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神のゆらぎ(2014年製作の映画)

4.0

"飛行機が落ちるのは全能の神が存在しないからだ"

2019 . 51 -『Miraculum』

エホバの証人である婚約中の若者ふたりと
不倫、アル中、ギャンブル、ドラッグなどの問題を抱えた7人の男
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ある少年の告白(2018年製作の映画)

4.1

ある少年の告白は"本当の自分"を消し去った

2019年50本目: 原題『Boy Erased』

ルーカス・ヘッジズ演じる大学生のジャレッドは牧師の父と寛容な母に自分がゲイであることを打ち明けるが、
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MUD -マッド-(2012年製作の映画)

3.8

愛にうもれた男と愛を探す少年

2019年49本目: 原題『MUD』

毎日喧嘩が絶えない両親の元で暮らす少年エリス
父親は息子に「女の愛は信じるな」とまで言う始末
そんな中、親友のネックととある島に
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運命は踊る(2017年製作の映画)

5.0

あたりまえの幸せは過ぎ去り
哀しみと痛みだけは残り続ける
抗えない運命にどう折り合いをつけるか

2019年48本目: 原題『Foxtrot』

フォロワーさんのレビューでこの映画を知りました

イス
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キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

3.6

みずみずしい青春

2019年47本目: 原題
『The Kings of Summer』

『LOVE, サイモン』のニック・ロビンソンが主演
両親に嫌気がさした男子高校生のひと夏の青春を描いたキラ
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悲しみに、こんにちは(2017年製作の映画)

-

幼かった頃の記憶が蘇り胸が一杯に
スコアをつけたくない作品は初めて

2019年46本目: 原題
『Estiu 1993 / SUMMER1993』

二度目の鑑賞
最初に劇場で観て今まで何度も想い出
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.3

"負け犬"とは挑戦しない者のことだ

2019年45本目: 原題
『LITTLE MISS SUNSHINE』

ずーーーと温めてきてやっと!
嫌なことなんて全て忘れて思わず笑みがこぼれてしまうとって
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

4.0

救いたくても救えない
逃れたくても逃れられない
家族の愛でさえも太刀打ちができない
父は美しい息子の朽ちていく姿をただ見ていることしかできなかった

2019年44本目: 原題『Beautiful B
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サスペリア(1977年製作の映画)

3.6

色彩豊かな映像と気味の悪い音楽が頭から離れないユニークなホラー映画

2019年43本目: 原題『SUSPIRIA』

ホラー映画自体あまり好んで観ないのですがリメイク版『サスペリア』を観るために鑑賞
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.4

ノックアウト

2019年43本目:
原題『BlacKkKlansman』

黒人差別が題材の作品
今年は『グリーンブック』がアカデミー作品賞を取ったが今作はそれと比べ対極的と言える
どちらもコメデ
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サスペリア(2018年製作の映画)

4.5

血には血を、憎しみには憎しみを
悲劇には悲劇を、苦しみには苦しみを
負の歴史に究極の悪夢で終止符を

2019年42本目: 原題『Suspiria』

『君の名前で僕を読んで』を監督したルカ・グァダニ
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

「音楽」は人種や差別のあらゆる壁を越えて人の心を奪う
この「映画」はどの世代にも愛されそして私たちの世界に愛を広げるだろう

2019年41本目: 原題『Green Book』

アカデミー作品賞を見
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ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

4.3

この映画の製作発表でこんな質問があった
"この話を映画にするのは少し早過ぎるのでは?"
ある生存者の若者はこう答えた
"遅過ぎるくらいだ"と

2019年40本目: 原題『Utoya 22. juli
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運び屋(2018年製作の映画)

4.1

今年で89歳を迎えるイーストウッドが長い人生を通して観客に伝えたいこと
それはあまりにも身近で普遍的なものであった

2019年39本目: 原題『The Mule』

イーストウッドが演じるのは90歳
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グラディエーター(2000年製作の映画)

4.0

英雄とは

2019年38本目: 原題『GLADIATOR』

名作なのでもう言葉にする必要はないと思いますが
キャストが凄いですね
ラッセル・クロウはもちろんなんですがホアキンの美しい悪役っぷりに魅
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

-

ガン寝こきましたとさ
決してつまんないからとかではないです...
劇場で観るときはコンディションを整えるべきだと痛感しました
またいつか観ます。

アイム・ヒア(2010年製作の映画)

4.5

たとえこの身が滅びても

2019年37本目: 原題『I’M HERE』

私の大好きな『her』を監督したスパイク・ジョーンズの短編作品

ロボットと人間が共存する世界でアンドリュー・ガーフィールド
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

4.0

ヤク中で酒浸り、女好きで差別主義
そんなテキサスの荒くれ者が多くの命を救った

2019年36本目: 原題
『DALLAS BUYERS CLUB』

エイズに感染して余命宣告を受けたカウボーイのロン
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ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

3.9

感受性豊かにして叙情的で詩的
バリー・ジェンキンス監督は早くも独自のスタイルを確立させ、貫禄すら感じさせる

2019年35本目: 原題
『If Beale Street Could Talk』

7
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.0

"ある"と思っていたことがなく
"ない"と思っていたことがある
そして心は夕焼けと共に焼き尽くされた

2019年34本目: 原題『BURNING』

村上春樹の『納屋を焼け』を映像化した韓国映画
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アスファルト(2015年製作の映画)

-

何かを求めて
誰かを探して
当てもなく生きて

2019年33本目: 原題『Asphalte』

フランス郊外の古びた団地で暮らす
風変わりな男女の出会いの物語

なんてもの悲しく
人恋しいお話なんだ
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ヒート(1995年製作の映画)

4.4

熱を帯びたふたりの男の対峙

2019年32本目: 原題 『HEAT』

参りました
映画界屈指の二大俳優が魅せる男の生き様
もー濃くて濃くて1秒1秒の重みと深みが凄い
後半の街のど真ん中での銃撃戦は
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.5

責めを負う者と背負うもの

2019年31本目
レビュー300本目はこれ!!
原題 『THE GODFATHER』

名作中の名作なので多くは語りませんが
言葉にすることすら躊躇してしまう作品ですよね
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