RIOさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.8

ゾンビ映画のパロディネタやふんだんに盛り込まれたギャグが満載のコメディ映画。

緊張感もなければ、ゾンビの怖さもまったくない。
だけど、それがいい。

コメディ路線に振り切ったことで、ツッコミどころの
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.9

ジェイクファンなので、彼目当てに観ましたが、ますます彼にどハマりしてしまいました。

主人公のルイス・ブルームのクズっぷりが炸裂。本当に人間の底辺とも言える狂気をあそこまで恐ろしく演じるとは。

頭の
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サウスポー(2015年製作の映画)

3.8

最も素晴らしいと感じたのが、キャスティングと演技。

主演のジェイク・ギレンホールは本当に素晴らしい。
ボクサーを演じるためにかなり肉体改造したと思うんですが、ナイトクローラー演じてた時と、まるで別人
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.6

臨場感と没入感が凄まじい。
そう思わせてくれるのが、音響。
今作のなによりも良かったところです。

機関銃の銃撃音や魚雷による爆発音、緊張感を誘うようなBGMが本当に素晴らしかった。
刻一刻と迫ってい
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オデッセイ(2015年製作の映画)

3.8

ゼロ・グラビティと違うのが、今作の場合、サバイバル映画でありながら、常に希望が見えている状態で話が続いていく点。

絶望の淵を体験するわけではなく、主人公のマーク・ワトニーの知識と経験を生かして、サバ
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.7

妻が亡くなり、悲しくなるはずが、何も感じない。
まるで、悲しさという感情がどこかへ去ってしまったように。

そんな空っぽな心に埋め合わせる”何か”を探すために、身の回りのあらゆるものを破壊していく。
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ソウ(2004年製作の映画)

4.0

ソウシリーズの原点にして、最高傑作。

キャラクターやストーリーではなく、色々な殺し方に焦点を当てることにより、エンタメ度の高い作品に仕上がってます。

不気味で居心地の悪い雰囲気は凄まじかったし、グ
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

3.8

ストーリーはシンプルで、キャラクターもそこまで興味深くはないんだけど、とにかく映像が綺麗。アクションシーンもかなりカッコいいです。

なにより良かったのが、スケール感の出し方。イェーガーはもちろん、K
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フルスロットル(2013年製作の映画)

3.6

ツッコミどころのあるストーリーや腑に落ちない演出はあるものの、そんなことが気にならないほどカッコいいパルクールアクション。

スピーディーでスタイリッシュなアクションを楽しむための映画です。
深いもの
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

爆速。爆走。ド派手なアクション。

言ってしまえば、ただそれだけの映画。だけど、それでいい。

最近、不必要なラブロマンスや無駄なカット割り、いらない要素を詰め込むアクション映画が多いけど、本当のアク
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.3

DCEU映画にガッカリさせられ続け、ワンダーウーマンで少し回復し、今作には期待が高まってました。
正直、この作品、微妙です。

別にクソ映画ってわけじゃないんだけど、
めっちゃ面白いわけでもない。
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.6

DCEU映画は、キャラクターに感情移入できなかったり、好きになれなかったりした作品ばかりだったけど、
今作の場合、ワンダーウーマンの経験や感情などに焦点を当ててたから、ちゃんと感情移入できたし、美しく
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クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

4.0

なにより良かったのが、効果音と音楽。
ボクシングシーンが本当のボクシングの試合みたい。

顔面にパンチをくらう時とかに、キーンっていう効果音が鳴ったり、1つ1つのパンチの際に鳴る打撃音、ここぞという時
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.4

素晴らしい…その一言しか出てきません。

12隻の宇宙船が突如地球に降り立ち、エイミー・アダムス演じる言語学者のルイーズが異星人とコミュニケーションを図るというストーリー。

気をつけてほしいのが、ス
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

5.0

世界一泣けるラブロマンスの傑作。

世界観の描かれ方が素晴らしい👏
ちょび髭が流行っていたり、
腰の上までウエストのあるズボンが流行っていたり、
細かいこだわりが世界観構築にしっかりと活かされてる。
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.4

音楽家のソロモン・ノーサップの奴隷生活を強いられた12年の体験を回想する衝撃の実話を描いた、スティーヴ・マックィーン監督作品。

本作について何も知らない人に言っておきますが、軽い気持ちで観ないで下さ
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.6

映像が素んんん晴らしい。
個人的に大好きなロジャー・ディーキンスという撮影監督が撮っていたこともあり、各フレームの色彩だったり、世界観に見事にマッチした色鮮やかな美しい映像が多かったです。

前作の世
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

2.8

ミュージカル映画があまり好きではありません。

よくありがちなのが、悲しいことがあって、歌が始まったと思ったら、歌の中で急に悲しくなくなったりするような薄っぺらいキャラクター描写。

歌は良いかもしれ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.2

リアリティを重視せず、映画的な映像表現と演出力で、作家性や芸術性を存分に叩きつけてくるデイミアン・チャゼル監督の爽快なカタルシスが詰め込められた、
期待を超えるほどの”素敵”な映画でした。

演技は良
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センセイ君主(2018年製作の映画)

3.5

日本の青春ラブコメ映画が苦手です。

最近のラブコメって20代後半の美男美女が揃った学校でありきたりなストーリーを繰り返すことが多く、
リアリティのかけらもない世界観やご都合主義な演出があることが多い
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いぬやしき(2018年製作の映画)

3.6

原作ファンで、予告編の雰囲気も良く、期待して観たけど、なかなか良かった。

キャスティングは結構良く、心配だった
木梨憲武は完全にハマり役。
CGも良かったし、空中バトルもかなりすごかったです。

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亜人(2017年製作の映画)

3.9

原作が好きで観たのですが、かなり楽しめました。

最も良かったのが、アクション。
ストーリーを複雑にすることなく、アクションに焦点を当てていたので、8割をアクションが占めるほど多いのですが、凄まじいく
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銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

3.6

前作が残念な出来で、観るか迷っていたんですが、観て良かったです。
前作より断然面白い!

笑いって主観的なものだから、あまり強くは言えませんが、今作のギャグは個人的にハマりまくってました。

他の観客
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銀魂(2017年製作の映画)

2.4

つまらない…ただその一言に尽きます。

福田監督の作品は好きですが、今作は正直残念すぎる出来です。

チープな演出を最大限に面白くするのが監督の持ち味なのですが、今作ではすべりまくってました。

お笑
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.8

普通って何なんだろうね。

自分にとって普通のことだと信じてきたことは相手の立場からすると普通ではないのかもしれない。

自分の普通(価値観)を押し付けるのは絶対に間違っている。
人それぞれの普通とい
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ルーム(2015年製作の映画)

4.2

監禁をテーマにした映画はいくつも観てきましたが、ここまでリアルな恐怖を感じた映画は初めてです。

実際に今監禁されてる人っているのかなーとか、こういう経験をしてる人とかいるんだろうなーって強く考えさせ
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インセプション(2010年製作の映画)

4.5

メメント、ダークナイト、プレステージなどの傑作たちを生み出したクリストファー・ノーラン監督作品。

少し癖のある作風が特徴的である監督ですが、その持ち味が素晴らしく発揮された作品だと感じます。

夢の
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.8

必死に生きるか。必死に死ぬか。
失って初めて気づくものってあると思うんですが、本当に何もかもを失った時、希望を見出すことはできるのでしょうか?

スティーブン・キング原作の小説を元につくられた、フラン
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.7

米軍史上最多160人を射殺した1人の優しい父親クリス・カイル。

伝説と呼ばれ、英雄として注目を浴びる裏で、極度の緊張や罪悪感から心を病み、人間関係が上手くいかない葛藤や戦争がもたらす精神への悪影響、
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.8

M・ナイト・シャマラン監督作品史上最高傑作であると同時に、90年代を代表する名作映画だと感じます。

基本的にはホラー映画ですが、ヒューマンドラマ要素が強く、怖いシーンはちゃんと怖く、感動できるシーン
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.7

前作が大好きだったのですが、完璧すぎた前作に比べると、少しガッカリな出来でした。

キレッキレなアクションは健在だったのですが、序盤と終盤だけで、中盤はかなり中だるみします笑

コリン・ファースがな
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.5

・最高すぎるキレッキレのアクション
・魅力的すぎる悪役ヴァレンタイン
・グロイシーンをグロいとも思わせない
 コミカルかつ爽快な演出
などなど良いところを言えばキリがありません。

なによりスーツ姿の
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紙ひこうき(2012年製作の映画)

4.0

モノクロと赤の色の対比
ファンタジックな演出、
繊細な表情だけでの表現の仕方
などなど、サイレントアニメーションで
ここまで素敵な世界観を描けるとは。

ディズニーショートフィルムで、ここまで素敵な気
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悪の教典(2012年製作の映画)

3.3

伊藤英明の素晴らしいほどの怪演が光ってます。
笑顔で生徒を射殺していくのは、サイコパスっぷりがやばすぎて、彼の演技に恐怖を感じました。

しかし、原作の1番の見どころである
生徒を1人も逃さず、銃殺す
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.6

ジェームズ・マカヴォイ、ブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン、この3人の演技は本当に素晴らしく、独特なカメラワークや繊細な演出、散りばめられた伏線が見事に回収されていくシャマラン監督お得意の>>続きを読む

スプリット(2017年製作の映画)

3.6

ジェームズ・マカヴォイが何人もの人格を演じていますが、さすが名俳優。
演技は本当に素晴らしいです。

アニャ・テイラー=ジョイもなかなか演技は良く、表情を使った演技には才能を感じました。

なにより最
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