いつまでも美しいオスカー女優ジュリアン•ムーアと、人気イケメン英国俳優ニコラス•ガリツィン共演の史実ミステリー❗️


17世紀初頭、エリザベス1世から王位継承したジェームズ1世が統治するイングランドが舞台。
出自は貧しい女中から成り上がった母メアリーの次男として生まれたジョージは美貌に恵まれていた。
野望を燃やすメアリーは、ジョージを意のままにしフランスへ留学させてから、若い男に目がない国王の愛人にして権力と富を手に入れようと大胆な計画を企てる。
ジョージも最初は母の言いなりで動いていたが、国王の目に止まりお気に入りとなると、ジョージに愛情も湧いてきて次第に母を疎ましく思うようになり、自分の力で国を動かそうとまで成り上がっていくのだった。

ジョージ•ヴィリアーズは"英国一の美男子"で有名だった初代バッキンガム公であり、ジェームズ1世と息子のチャールズ1世の2代に渡って重臣として仕え35歳で暗殺された。

ドラマには原作があり、平和王と呼ばれたジェームズ1世と恋人バッキンガム公の深い関係、王の死の真相を徹底研究している歴史ノンフィクション。

史実に忠実な部分が多く、衣装がウットリするほど美しい。女性たちの髪型、ヘアアクセサリー、男性の付ける様々な襞襟も見もの。建物、調度品、美術全てが目の保養。

ジェームズ役のトニー•カランは何を考えているか不明な飄々とした雰囲気と国王の悩みなどを表現する体当たりの演技が良かった。

ジュリアン•ムーアは撮影時62歳。シワも気にならず若々しくカメラに収まっていてどのシーンも素敵だった。

ニコラス•ガリツィンは品の良さがあり、スタイル抜群、顔が小さすぎて一緒に映る俳優が気の毒な感じ。尻フェチなのでなんとまぁ〜美しいこと拝みました。ロン毛が似合ってた。

ゲイで絡むシーンが多いけど嫌らしさはないので、当時を想像しながら魅入りました✨

ジュリアン・ムーアとニコラス・ガリツィンの主演作ということで、海外で放送が始まったときから観たかったドラマ。
配信スタートと同時に毎週楽しみに視聴した。　
ジュリアン・ムーアは製作総指揮も兼任。

初代バッキンガム公爵として知られるジョージ・ヴィリアーズと、母メアリーが、当時のイングランド王ジェームズ1世のもとで成り上がっていく様を描くドラマ。

第1話は、高貴な生まれとは言えないメアリーが横暴な夫の死をキッカケに、美貌の次男ジョージを武器に成り上がろうとする話… ということで、めちゃめちゃ面白かった！
ただ話が進むにつれ、メアリーの上昇志向にそこまで共感出来なくなっていったのは残念…
一方で、最初は母に操られる駒の一つでしかなかったジョージが自ら上を目指すようになる（そしてなかなか思うようにはいかない）のが面白かった。
ニコラス・ガリツィンの変貌ぶりが見事。
ただ上を目指すための手段が、同性愛者のジェームズ1世に気に入られること（ジョージ自身はバイセクシュアル）なので、見る人は選びそうなドラマかな。

観る前は「ジョージ・ヴィリアーズって誰？」と思っていたんだけど、調べたら子どもの頃から大好きな『三銃士』のバッキンガム公爵だった。
前日譚として、興味深く楽しく視聴した。
ジョージが外交に関して思うようにいかなかったアレコレも史実に基づいていて面白い。
（そもそも今作自体、ジェームズ1世の死について考察したノンフィクション？ が原作らしいのでその辺りは歴史に忠実）
今作を見たのをキッカケに、まだ観ていない三銃士映画やドラマを観たくなったので、そちらも近々鑑賞したい。

全7話とは思えない！
20話ぐらいに感じるぐらい長く感じた。
前半はよかったね！あかん！え？あかん！
みたいな緩急がすごくて、とにかく絵力の情報量が多いために1日1話で集中力が限界を迎えた。
ジョージの成長を感じたかと思えばその純粋さに付け込まれ不穏に向う展開がとても心地の良いしんどさで
全員が自分勝手で孤独で美しかった。

後半はジョージの私利私欲に溺れていく様や、メアリーの野心をもつ女と母親の顔をみることができる展開になるが、史実通りとはいえラストへの拍子抜け感はすごい︎︎！

全体を通して、ジョージのフランス留学でわたしの元はとれたので最高でした。