ドリアン・グレイの作品情報・感想・評価

「ドリアン・グレイ」に投稿された感想・評価

むぎ

むぎの感想・評価

3.0
コリン・ファース目当てで鑑賞。

亡き祖父の遺産を相続するためロンドンへやって来た純朴な青年ドリアンは、素行の悪い紳士の甘言に唆され、己の美貌に酔いしれ快楽を求め堕落していく。
そして、画家の友人によって描かれた己の肖像画へ「肖像画のほうが歳をとればいいのに」と言うと、その言葉は現実になり…

あらすじの通り、純朴な青年から退廃的な美青年に変貌していくベン・バーンズの美貌と演技はお見事で、物語とドリアンの狂気度合が進むにつれ、自然と彼へ目が吸い寄せられる。
お目当てのコリン・ファースも、ドリアンの変貌の元凶と言える皮肉屋で身勝手な紳士をこれでもかと演じていた。
個人的に、今まで観てきたコリン・ファースの好きになれない役柄№1と言えるほど好演だった。

役者の演技が良いだけに、オスカー・ワイルドの耽美さや狂気や格調の高さをあまり感じず、曰くつきの幽霊屋敷ご紹介!と言った風情のチープさが非常に残念。
Ayu

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Oscar Wild “The Picture of Dorian Gray”
umeko

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3.2
耽美的・退廃的と言われるオスカー・ワイルドの真骨頂。ベン・バーンズが本当に美形。作品(肖像画)に魔力を与えたのが作者(画家)ではないというのは不思議な話だなぁという気がする。
MaRi

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4.5
【2018年139作品目】
主人公ドリアン・グレイ演じるベン・バーンズ、どこか若い頃の柏原崇に似ている...。
タバコもお酒も知らない美青年ドリアン・グレイ。
そんな彼を描いた肖像画もまた美しく純真だった。
しかし悪友(というよりオトナの遊びを教えてくれた師匠)と出会い、次第にドリアンは快楽に溺れていく。
25年もの月日が経ちても尚老いを知らず美青年のままのドリアンと反比例するかのように醜い姿になった肖像画のお話。
原作は知りませんがキャスト含めて◎
airin

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2.0
世界で一番大好きな小説をどうしてくれる。グロいエフェクトあんな入れるんじゃなくて、原作台詞すべてがアフォリズムだらけなのだからもっと洗練された映画にしてほしかったなあ。オスカーワイルドのあの気品ある感じが皆無。
Nanami

Nanamiの感想・評価

3.0
清らかな美男子がオッサンにいろいろ吹き込まれてどんどん堕落していく話。
とにかくベン・バーンズがきれい…
髭面で少々ふっくらしたコリン・ファースも見どころ。こいつが全部悪い。
グロいシーンが多いけど汚くはない。美にこだわりを感じた。
原作が読みたいな~
Moe

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3.0
コリンファース目的で見たらドリアン役のベンバーンズも格好良かった

ただそれだけ、話はなんかうん、へーって感じ
山猫舎

山猫舎の感想・評価

2.8
この話が成立するには、ドリアン・グレイの美貌が不可欠ですが、
ベン・バーンズ、とても綺麗です。
カスピアン王子だったのですね。
逆に言えば見所はそれくらい。
後はコリン・ファースの髭か。
 
ベン・バーンズは、若草物語の頃のクリスチャン・ベイルにも似てるかも。
奥目なところ?
るい

るいの感想・評価

2.8
純粋で美しいドリアングレイ。何年経っても美しいままの彼にはどんな秘密が隠されているのか。友人ヘンリーに誘惑され快楽の世界へ堕ちていくその先にあるものは。

この時代の服装がとっても似合うコリン。
Sono

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3.2
ドリアングレイの肖像画を描いている場面がとにかくエロい。
人に触れているわけでもなく、ただ絵が描かれているだけなのに
見てはいけないものを見ているような後ろめたさと妖艶さ。


愛する恋人を失ったドリアンは、一度愛に触れた人間は愛以外では満たされないという現実に苦しみ続ける。空腹は食べ物で、疲労は睡眠で、悲しみは時間で解決するように、孤独は愛によってのみ癒される。快楽は一時的な安らぎをドリアンに与えたが、同時に欲望への耐えがたい渇きも与えた。ドリアンは砂漠に咲いた花であり、どれだけ快楽という雨が降り注ごうとも、水はすぐに蒸発し、彼の心は乾いたままであった。快楽を求めたがゆえに愛を失い、快楽の中に至上の幸福を求めるも、快楽が彼に与えたものは救いではなく、決して満たされることのない欲望と恐怖であった。いつしか彼は自身の内に眠る繊細で凶暴な狂気に怯えるようになり、愛と浄化の再来を望むようになる――。




主人公ドリアンがその美しさと若さ、脆さゆえに人生に翻弄される姿が切なくなる映画です。過激な性描写や暴力的なシーンがダイレクトに描かれているので、現実離れしていると感じる場面もありましたが、全体を通して「人間は理性的であるべきか否か」という当時の伝統的価値観と耽美主義との対立に重きが置かれているように感じました。快楽を追い求める前のドリアンは自律と貞操を信仰する青年で、快楽を享受することで魂が汚れると信じています。しかし、ヘンリー卿と出会い、ドリアンは魂の清らかさが何をもって決定されるのか分からなくなってしまいます。作中では彼は「死神」と呼ばれ疎まれますが、果たして誰が、何が、絶対的悪なのかは誰にも分からないのではないでしょうか。なぜなら、彼自身はあらゆる人物や出来事によって創り上げられたからです。あなたや私が誰かに育てられ、その誰かの影響を強く受けているのと同じように、ドリアンは祖父から受けた暴力の記憶を死ぬまで拭うことはできませんでした。そんな彼を、神さえ救うことは出来なかったのです。
この作品を観た後、哀れみと怒り、共感を感じると思います。
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