16年の長きに渡って国外輸出禁止となっていた衝撃の一作 東ヨーロッパ、ポーランドとチェコスロヴァキアの国境からウクライナを経てルーマニアに至るカルパチア山脈の東側、スロヴァキアのファトラ山地。この痩せた土地で、厳しい自然条件と孤独と闘いながら、農業や羊飼いを生業として暮らしている70歳以上の老人たちを、日常生活とインタビューを通して丹念に描いた本作は、生と死についての黙想とでもいうような、哲学的世界をつくりあげている。ある老人は、<人間喜劇>と名付けたからくり人形作りに熱中し、それは驚くばかりにの精緻さで動く。「百年生きてきた」と語る羊飼いは、第一次世界大戦への従軍で、ドイツ語、フランス語、ロシア語を始め数か国語を理解できる、と語る。また事故で歩くことができず、25年間、膝を使って暮らしてきただけではなく、自力で家を建築した男性も。めんどりと共に暮らし、めんどりに聖書を読んできかせる老人……。彼らの愛や家族、夢、労働や人生の意義が語られる。
2015年4月、約9000人の犠牲者を出したネパール大地震。写真家・石川梵は震災直後、ジャーナリストとして初めて現地へ入り、ヒマラヤ奥地の震源地・ラプラック村にたどり着いた。壊滅した村で石…
>>続きを読むナチス宣伝大臣ゲッベルスの秘書、ブルンヒルデ・ポムゼル103歳。 彼女の発言は、20世紀最大の戦争の記憶を呼び起こす。 若きポムゼルは、第二次世界大戦中、1942年から終戦までの3…
>>続きを読む時は 1950 年代。 かつては安息の地と呼ばれ、息を呑むような美しさを 誇った栗の森に囲まれた、イタリアとユーロスラビアの国境地帯にある小さな村。 第二次世界大戦終結後、長引く政情不安か…
>>続きを読む舞台は越後妻有(えちごつまり)の里山。この雪深い村に都会から移り住んだ木暮さん夫婦は、茅葺き屋根の古民家を修復し、見よう見まねで米を作って暮らしてきた。ゴリゴリと豆を挽いてコーヒーを淹れ、…
>>続きを読む驚くほどに美しいモノクローム映像と心ふるえる音楽 歴史上初めてのジプシー女性詩人を描いた ポーランド映画の傑作! 書き文字を持たないジプシーの一族に生まれながら、幼い頃から、言葉に惹…
>>続きを読む未来のために、過去を「金」で継ぎ合わせて。旧市街の片隅で 私たちは語る 信じて欲しい 壊れた過去も美しいと。 トビリシの旧市街の片隅。作家のエレネは生まれた時からの古い家で娘夫婦と暮らして…
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