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悪は存在しないの作品紹介

悪は存在しないのあらすじ

長野県、水挽町。自然が豊かな高原に位置し、東京からも近く、移住者は増加傾向でごく緩やかに発展している。代々そこで暮らす巧(大美賀均)とその娘・花(西川玲)の暮らしは、水を汲み、薪を割るような、自然に囲まれた慎ましいものだ。しかしある日、彼らの住む近くにグランピング場を作る計画が持ち上がる。コロナ禍のあおりを受けた芸能事務所が政府からの補助金を得て計画したものだったが、森の環境や町の水源を汚しかねないずさんな計画に町内は動揺し、その余波は巧たちの生活にも及んでいく。

悪は存在しないの監督

濱口竜介

原題
Evil Does Not Exist
製作年
2023年
製作国
日本
上映時間
106分
ジャンル
ドラマ
配給会社
Incline

『悪は存在しない』に投稿された感想・評価

ぶみ
4.0
これは、君の話になる。

濱口竜介監督、脚本、大美賀均、西川玲等の共演によるドラマ。
自然豊かな高原の街に、グランピング場を作る計画が持ち上がったことから巻き起こる出来事を描く。
集落に住む安村巧を大美賀、その娘となる花を西川、グランピング計画企業である芸能事務所の社員を小坂竜士、渋谷采郁が演じているほか、菊池葉月、三浦博之、鳥井雄人、山村崇子、長尾卓磨、宮田佳典、田村泰二郎等が登場。
物語は、移住者が増えつつある長野県水挽町を舞台として、そこに持ち上がったグランピング場の計画が杜撰だったことから、平穏な毎日を送る町民の間に動揺が広がっていく様が中心となるのだが、本作品の肝は、やはりその会話劇。
主人公とも言える巧を演じた大美賀は当初はスタッフとして参加していたとのことから、演技については素人と言っても過言ではないのだが、それだから故の朴訥さや単調な喋り方が次第に心地良くなってくるという不思議な魅力を持っている。
そんな大美賀を筆頭として、前述の他のキャストについても正直知らない名前ばかりであったことも、そのキャストを見ただけで犯人がわかってしまうような邦画サスペンスとは対局に位置し、フラットな気持ちで観ることができたことから、純粋にその会話劇に没頭できることに。
そして、平穏な日々の中、グランピング計画が持ち上がり、その住民説明会がなされたことをきっかけに物語が一気に動き出すのだが、この説明会が白眉の出来であり、町民側は遠回しに言う者あり、ストレートに考えをぶつける者あり、説明者側は計画自体が杜撰とはいえ、「持ち帰って検討します」とは言うものの、それは検討はするけど結果は変わらないことが見え見えのゼロ回答だあったりと、お互いこの手の説明会あるあるが凝縮されていて、つい食い入るように観てしまったのに加え、その後の説明者二人が再度町に向かう車中の、それぞれの本音が溢れ出る会話たるや、ずっと聞いていても飽きないのではと思わせるもの。
そんな中でも、昼食のシーンで「それ、味じゃないですよね」なる何気ない台詞で笑いを誘ってきたのも脚本の妙。
また、冒頭とラストカットで共通点を持たせたり、計算尽くされているのだろうが、その計算を一切感じさせない長回しであったり、はたまた誰の視点なのだろうかと思わせるクルマの後方カメラの映像であったりと、全てが伏線ではないかと感じさせる映像のように思えたのも特徴的だったところ。
クルマ好きの視点からすると、もはや懐かしさすら感じる三菱・パジェロと、パジェロミニが勢揃いしていたのは見逃せないポイント。
イメージビジュアルに冒頭書いた「これは、君の話になる」とあるように、例えば私の場合、仕事の上では説明者側の立場かなと思いながらも、一度仕事から離れれば町民側のスタンスになるし、お互いどこで折り合いをつけるのかを日々探り、絶妙なバランスのもとで社会が成り立っているのだが、些細なことからそのバランスが崩れだすと、悪意はなくとも思いもよらない結果になることを痛感させられるとともに、そんな余韻を与える暇もないくらい短いエンドロールも「現実なんて待ったなしなんだ」と言われているように思えた良作。

都会からは、ストレスを投げ捨てに来る。
5.0
【シリアスとユーモア】

きっと最後の場面は議論を呼ぶよなあって思う😁

「悪は存在しない」は、「善も存在しない」という逆説的とまでは言わないが、もうひとつの意味も含んでる気がする。

本当に自然の中で生きるとはそういうことだからだ。

ところで、Esquire誌が取り上げていた濱口竜介さんが影響を受けたとおっしゃていたエリック・ロメールの「木と市長と文化会館 または七つの偶然」で描かれる”ハコモノを作る”と、この「悪は存在しない」の”開発”が重なって似たようなオチがあるのかなんて勝手な先入観で観始めたが、とても良い意味で期待を裏切られた。

ただ、実は共通するところもある気がする。

(以下ネタバレ)

本当に自然の中で生きるのであれば、きっと…と云うか、絶対に善悪などないのだと思う。

グランピング事業者の住民説明会の発言で出てくる、自分たちも曖昧なところで生きているというような住民からの示唆もいろいろと考えさせられる。

蕎麦屋の奥さんの「ここの水が気に入って東京から越してきて、自分たちはこの土地の人間になれたのか、所詮東京から来た人間なのか、どんな人間なのか未だに定まらずにやっている。ただ、住民の人たちの協力があってやっていけてることは確かだ」というような発言はそうだ。

巧の「戦後の土地改革の煽りで住み始めた人間ばかりで、実はここの人たちは皆よそ者」というのもそうじゃないのか。

皆、自然の中で生きたいというより、実は何か目的があったり、どこかで抗うようにして生きているのであって、何が良いとか、何が悪いかというより、周りを見渡すように眺め、そして観察し、可能な限り調和し、時には対峙もし、持続可能性を考えながらやっているに過ぎないということじゃないのか。

キーとなるのは、東京の芸能事務所からやってきたグランピング事業の責任者だが、ありがちな人物で、発言や行動は、この自然は素晴らしいとか思いつきに支配されがちで、たとえ彼らにとっては本心であっても、地元の人たちにとってはあまり意味をなさない。

さて、もし「木と市長と文化会館 または七つの偶然」と共通点があるとすれば、それはユーモアのような気がする。

最後の場面。

花と手負の鹿🦌

巧は高橋を締め落とす。

巧がついつい約束の時間を忘れるのは、蕎麦屋の主人に指摘されるほどの悪いクセなのに、巧は、高橋たちが来たから花を迎えに行く時間を失念しちゃったんだと、それでこんなことになってしまったんだと、高橋に腹いせをしたに違いないのだ。
別に殺したわけじゃない。
そんな巧の為人(ひととなり)は、巧の家にあった家族写真からも想像することが出来るように思える。
花の母親が写っていたはずだ。
母親はこの”自然豊かな”土地が嫌なのか、巧の為人が問題なのか、きっと家を出て行ったのだ。

人とはそんなものだ。
自然に近いところで生きていれば、時計を見なくても時間通りなんてことはないのだ。
聖人君子なんてこともない。
動揺すればやって良いこと、ダメなことの判断さえもブレるのだ。

僕たちは自然の中でも、田舎と都会の線引きでも、常識的にとか、道徳とか、善悪の線引きでも、実は曖昧なところに生きているのだと思う。

僕はそう思う。
OSHO
3.7
映画を観ながら、濱口竜介監督って、現代の小津安二郎なのかな…と思った。
映像やストーリーが似ているってことじゃなくて、日本人の潜在的な美意識や奥ゆかしさをしっかり描いているところが小津安二郎っぽい。

良い映画だと思うし、海外で賞をとった映画でもあるけど、「映画とはわくわくドキドキするものだ」という私の価値観からすると面白くはなかった。

設定は、先日鑑賞したスペイン映画の『理想郷』に近い。ただ、世の中悪い人なんてそんなにいないし、この映画の方がリアルに私は感じた。

途中出てきたコンサルが、こういう人いるよね、あるあるの人だった。中身はないけど上から目線で言う人。YouTubeとかでもときどき見かけるタイプ。

ラスト数分の展開は意味不明でした。
そこについては、他の人のレビューやネタバレサイトもみたけど、私の解釈は他の人とはほぼ同じだったけど、釈然としないというか、もっと別の意味があるのかも…と思った。

俳優は私は知らない人ばかりだった。演技ができてない人もいるし、素人を集めたのかも…。
それはそれでこの映画では良いと思った。

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