ダイヤモンド⭐︎フユカイ。😅





アリ・アスター製作の本作。
「ボーはおそれている」と本作を二本立てで上映したら鑑賞後、耳から脳汁が垂れてくるのは 間違いない。😰

今年(2024年)の1月で還暦！
彷徨ってるなぁ〜ニック・ケイジ。😓
ここ20年くらい。もう一体何がしたいんだろう？
借金返済の為だけにしか映画に出演してないもんね！

あゝ
「ワイルド・アット・ハート」や「リービング ラスベガス」の頃のようなギラギラしたニック・ケイジはもう望めないか。😞


さて本作。　⚠️ネタバレあり⚠️


とは言え。
「ボーはおそれている」よりかは100倍こちらの方が面白い。

冴えない大学教授が何百万人という人々の『夢』の中に現れたため一気に有名人に。
『夢』の中に現れるが大学教授のポールは特に何もしない。
姿を現すだけ。何故？ 理由は？
『夢』なので説明がつかない。
つまり。何にもしないで有名人になってしまったポール。

しかし。

その『夢』が『悪夢』に変わった時。
その『悪夢』だけは現実になる。　😱

説明がつかない『夢』なのでやりたい放題。
だからポールは戸惑い、喜び、堕ちていく。
中年男の悲劇を描いた作品としてはかなり斬新。
ただ『都合の良い』のも確か。
ある意味 ズルい よね？

不愉快なカメラワーク、フユカイなサウンド。
フユカイな『夢』を観た人々、不愉快な『悪夢』を見せられた人々。
アリ・アスター印の本作は観ている我々も『悪夢』の中へ誘い込む。

冒頭、彷徨ってると書いたが今回のニック・ケイジはなかなかの当たり役だったのかも？
お得意のブチギレシーンが少なかったのはちょっと残念だったが。
ハゲ頭の無精髭 姿のケイジを見ているのは辛かったが、もしかしたら今の実生活と重なる部分もあって出演を決めたのかも？

とにかく不快、不愉快。
作品としてはよく出来ているとは思うが。

ニック・ケイジは キレてなんぼ。😅



2024年 11月26日 8:15〜
グランドシネマサンシャイン池袋screen 9
💺103席
客入り　私を含め8人。

平日の早朝上映にしては お客さん入っていたと思う。
『おひとり様上映』になるかと思っていたので。😅

初めてニック・ケイジを映画館で観たのは1988年の「赤ちゃん泥棒」。
36年間の付き合いなので愛称の『ニック』と呼ばせていただきました。😅

悪夢で逢いましょう。

クリストファー・ボルグリ監督、脚本、ニコラス・ケイジ主演によるスリラー。
多くの人々の夢に現れ、一躍有名人となった主人公が、夢の中の自分の悪事により現実世界で大炎上してしまう姿を描く。
主人公となる大学教授ポール・マシューズをケイジ、彼の妻ジャネットをジュリアンヌ・ニコルソン、娘ソフィーをリリー・バード、ハンナをジェシカ・クレメントが演じているほか、マイケル・セラ、ティム・メドウス、ディラン・ゲルーラ等が登場。
物語は、サブリミナル効果のようなぶつ切りの映像が挿入されると同時に、庭に座るソフィーの目の前のテーブルが突然割れ、上から物が降ってきた挙句、人が浮いていくという不思議な現象が巻き起こる不穏感満点のオープニングでスタート。
次には、目立つことを嫌い、妻と娘二人とともに平穏に暮らす大学教授のポールが、他人の夢の中に一斉に現れたことから一躍時の人となるのだが、この設定が抜群であり、何故か何気なく書いた◯（まる）が本人の預かり知らぬところでバズる様を描いた現在公開中の荻上直子監督『まる』と通ずるもの。
その後、今度は夢の中のポールが悪行を繰り返したことから、一気にバッシングを浴びる展開となるのだが、そんなポールが出てくる夢を見た人々の脳内を可視化した映像が何ともシュールであり、ケイジが水を得た魚のように演じていたのは面白かったところ。
また、そんなポールを利用しようとする胡散臭い広告代理店が登場するのは、実際に起こりそうであるのに加え、はたまたザ・中年といったビジュアルのポールが、ある意味本当に夢のような現実を目の前にして、そのギャップに苛まれる様子は、もはや人ごとではなく、ついポールを応援したくなってしまったところ。
クルマ好きの視点からすると、ポールの愛車が、かつては日本でも発売されていたジープ・パトリオットであり、派手さ控えめなベーシックなSUVというチョイスは、飾らないポールの性格を端的に示していたように感じられたポイント。
製作に名を連ねるアリ・アスターとA24のタッグとなると、公式サイトでもその名が出てくる『ミッドサマー』や『ボーはおそれている』を思い出すため、すわ難解な作風かと思って身構えてしまいがちであるところ、確かにその設定は不条理系のスリラーながら、現代でも起こりうる内容をテーマとしているため、思いのほか見やすい仕上がりとなっていたのは嬉しい誤算であり、自身の預かり知らないことで翻弄される中年男の悲哀を、実際の髪の毛の状態はいざ知らずケイジが見事に怪演しているとともに、同じく謎の男が夢に出てくると死ぬという都市伝説を扱った天野友二朗監督『THIS MAN』のことを思うと、その仕上がりは雲泥の差であり、ポールが夢に出てこないことを祈るしかない一作。

現実ならよかった。

ごく普通の教授ニコラスケイジがいろんな人々の夢の中に出てきて有名になる。次第に、いろんな人々の夢の中で、暴走する。

ニコラスケイジさんの役所が似合ってた。

終始主人公が可哀想でした。