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Eddington(原題)
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『Eddington(原題)』に投稿された感想・評価

sonozy
3.5
A24製作・配給のアリ・アスター脚本・監督作。
2020年5月、COVID-19パンデミック下のニューメキシコ州の架空の町エディントンが舞台のネオ・ウエスタン。
喘息を理由にマスク着用を拒否する保守派の保安官ジョー・クロス(ホアキン・フェニックス)と、マスク着用を徹底し、AIデータセンターの誘致を推進する進歩的な現市長テッド・ガルシア(ペドロ・パスカル)の対立を軸に、アメリカ社会の分断と混乱を描いた作品。

パンデミック下の社会変化、SNSと情報社会の病理、BML、陰謀論、白人リベラルの正義パフォーマンス、政治的対立・分断...etc。現在のアメリカ社会の様々な側面を捉えたブラックコメディとなってますが、強い政治性をもつ社会風刺系の作品なので、アメリカ在住者でないと、そこまで入り込めない感じもしました。

トラウマを抱える精神的に不安定なジョーの妻ルイーズ(エマ・ストーン)
ルイーズの母で陰謀論に深く傾倒するドーン(ディードル・オコンネル)
カルト的カリスマを帯びた陰謀論の導師的存在のヴァーノン(オースティン・バトラー)
ジョーの部下2人、保安官補のガイと、黒人警官マイケル。
先住民保安官ヒメネス。
ホームレスの放浪者ロッジ。
社会正義活動家のサラ、ブライアン、テッド市長の息子エリックといった若者たち。
と、登場人物もユニークですが、主人公のホアキン・フェニックスは、マスク着用を拒否し続ける不快感、小者感の滑稽さ、妻との関係の哀れさ...中盤以降の凶暴さからのラストまで、さすがの職人芸で存在感強すぎる。笑

※参考: AIデータセンターの名「SolidGoldMagikarp」は、ChatGPTに入力すると不可解な応答や振る舞いの破綻を誘発した単語の1つのようです。
4.5
以下の私のレビューを読んでください!

https://boxd.it/ar44Lr
3.8
小さな町の保安官を務める保守的な白人男性が市長と対立することになるお話

MAGAから見た2020年アメリカの混乱と悪夢。
2020年コロナ禍の社会情勢を「マスクの着用を拒否する」保守的な白人男性を通じながらマスク、陰謀論、BLM運動、wokeといった2020年のトピックを皮肉的に描く。
序盤はそれらトピックをただ記号的に並べては社会を皮肉的に描き、その道具のために使われる物語……という感じで『バービー』のような感覚を思い出しそこまで好きになれなかったが、中盤の一件以降町に混乱が生じ始めてからはアリ・アスターらしい厭な感情と悪夢のような展開が主となり普通に楽しめる。特にスマートフォン/デスクトップを取り入れた映像は個人的に好みで、インスタとフェイスブックのスクロールである程度の社会背景が説明される本作は十分「雑なSNS描写」から脱却を果たし現代的なアプローチを取り込むことに成功していたように思える。

が、正直なところ映画全体を占めている社会的トピックに対する「冷笑」感はそれらトピックの表面だけ攫って詰め合わせたかのような浅さを感じてしまいあまり好きになれず、(本作が「保守的な白人中年男性」の視点を通している時点で半ばその意図は明白だが)BLM運動やアンティファ、白人至上主義の解体に取り組む若者達(=woke)への「冷笑」が言葉通りに反ポリコレ、反wokeといった文脈で受け取られてしまう危険性を感じてしまう。『The Substance』ですら場外乱闘が酷かったんだからアリ・アスターとA24のブランド的に絶対にインターネットで良くない流行り方をしてしまうだろうな~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ただ、トランプの二期目が始まり陰謀論と差別、左翼に対する憎悪が台頭するようになってしまった2025年において本作が「保守白人中年男性」を中心とした2020年代前半の振り返りの役割を果たしているのは間違いなく、今後顧みられるべき映画にはなるだろうなと感じた。でも映画としてその試みに成功しているかと言われると……

『Eddington(原題)』に似ている作品

米国マジカル・ニグロ協会

製作国:

上映時間:

104分
3.1

あらすじ

白人の人生を楽にすることを至上命題として献身する魔法使いの黒人の秘密結社。本作はそんな組織にスカウトされた青年アレンを描く斬新な風刺コメディだ。

スイング・ステート

上映日:

2021年09月17日

製作国:

上映時間:

102分

ジャンル:

3.6

あらすじ

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