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ひとつの愛
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目次

ひとつの愛の作品紹介

ひとつの愛のあらすじ

都会の暮らしに疲れた30歳の女性ナタリアは、スペインの山間の小さな村の古い一軒家を借りて暮らし始める。雨漏りに悩まされるナタリアのもとに、近隣でひとりで暮らしているドイツ人男性アンドレアスが訪ねてくる。アンドレアスは奇妙な条件と引き換えに、雨漏りを修理すると申し出る。『死ぬまでにしたい10のこと』(03)などで知られるスペインを代表する女性監督イザベル・コイシェの最新作は、サラ・メサのベストセラー小説を映画化した作品だ。映画は山間部の美しい風景の中、いずれもよそ者であるふたりの男女の奇妙な関係を描く。ヒロインのナタリアを演じるのは、ドイツ映画『ヴィクトリア』(14)に主演したライア・コスタ。サンセバスチャン映画祭で上映。

ひとつの愛の監督

イザベル・コイシェ

原題
Un Amor
製作年
2023年
製作国
スペイン
上映時間
127分
ジャンル
恋愛

『ひとつの愛』に投稿された感想・評価

Omizu
3.8
【第38回ゴヤ賞 作品賞他全7部門ノミネート】
『死ぬまでにしたい10のこと』イザベル・コイシェ監督作品。サン・セバスチャン映画祭コンペに出品され助演俳優賞(ホヴィク・ケウチケリアン)を受賞、スペイン版アカデミー賞であるゴヤ賞では作品賞など全7部門にノミネートされた。

東京国際映画祭で上映され、U-NEXTでは『愛欲/アモール』として配信されている。イザベル・コイシェ監督作品はそんなに観ているわけではないが、これはこれでいい作品だと思った。

田舎の空き家へ引っ越してきた通訳の女性とそこで暮らすミステリアスなドイツ人男性の奇妙な愛を描いた作品。いわゆる官能ドラマであるが、静謐に格調高く描かれている。

屋根を直す代わりにセックスを求める男、最初は断ったが受け入れていくうちに愛が芽生え始める。主演のライア・コスタが素晴らしい。彼女が背負った過去と奇妙な愛の間で苦しむ女性を見事に演じている。

村では新参者の女、同じく「ドイツ人」と呼ばれ蚊帳の外にいる男、どちらも孤独を抱えている。そして社会の外に追いやられたアウトサイダーなのだ。そんな二人に芽生える愛を静かに描く。

コイシェ監督の繊細な演出がとてもよく、人間の性欲や愛情を上手く表現している。一種のムラ映画でもあり、話が筒抜けになり噂が広まるイヤーな描写も満載。「あなたのステンドグラス、ひどいわ」というセリフにスカッとした。

女性が愛欲を求めて何がいけないのか。男は許されて女は非難される、そんな社会の構図も反映している。大家がまぁイヤな奴で腹が立つのなんの。あれだけ憎々しく演じた俳優さんもスゴい。

地味な作品ではあるが、意外と深いところまで描いた良作。コイシェ監督の繊細で静謐な演出が実に上手い。けっこう気に入った一本になった。コイシェ監督、追いかけなくては。
lemmon
3.8
イザベルコイシェ監督結構好き。
劇場見逃しで鑑賞!
相変わらず、突きどころが変わっていて興味深い。

自己陶酔女の堕ちた先と、
それでも変わらぬ自己陶酔愛。

道中のありえんのかいな?
という展開も、
程よくそそられる?欲望を描いていて、
決して美男美女じゃないふたりだったが、
色気はあったように思う。

難民支援で翻訳の仕事をしていた女が、
ある理由で田舎に引っ越す。
大家やら、やたら介入してくる隣人。
そして、巨漢のドイツ人(?)。

少しずつ匂わせ程度に事実がチラホラしてくる展開もなかなか物語としてそそられるものがあった。

飽きなかったけど、締めの展開には開いた口が塞がらず笑💃。けど、このヒロイン、、、には相応しいラストかも笑。

U-NEXTだとタイトルは
「愛欲/アモール」でした。
[] 50点

イザベル・コイシェ長編最新作。山麓の村に引っ越してきたナタリアは、あまりのボロ家具合に大家にキレると、折り込み済みだろ!と逆ギレされ、これだから女は~というミソジニーまでプレゼントされる。ここらへんでもう別の村に移住したほうが良いのでは~と思うのだが、ナタリアはこの村この家に執着し続ける。なぜ。なんか両親の出身地でしたとかでもあればまた話が変わってくるのかもしれないが、執着の理由はよく分からず。大家を含めた男たちは口を開けば噂話、自慢、ミソジニー、ヤらせろ!の四択という、口の付いたチンコがうようよといった感じで、まさにカス男博覧会の様相を呈している。その中のひとり、ドイツ人と呼ばれる、いかにも女慣れしてなさそうな熊男にヤらせろ!と言われたので、色々あって心を開いていくわけだが、ここでも彼女の甘さが炸裂する。ちなみに、中盤で彼はアルメニア人ディアスポラであることが明かされるのだが、これは衝撃的で、そんな彼を"ドイツ人"と呼ぶ西欧的横暴さにはハッとさせられた。ここで、難民申請事務所で通訳の仕事をしていたが、難民申請者たちの語る身の上話が辛すぎるので辞めて引っ越してきたというナタリアの甘さやナイーブさもここに絡んでくるが、これは正直あってもなくてもといった設定だった。最後の最後まで爆発力なく、文字通りの不発。スペインの田舎は怖いよ映画ということでほぼ『ザ・ビースト』と一緒だな。巨漢も出てくるし。

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