ファティ・アキン監督最新作。実在するラッパーのカターの半生を描いている。過去作品、『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』や『女は二度決断する』とは、まったく異なるテーマで、作風が変化するファティ監督。
今回は、音楽映画であり、伝記映画。カターの人生の考え方、暴力、麻薬などに共感できず、現在はミュージシャンとして成功していることで、それらを「肯定」しているようにみえてしまった。
個人的な好みもあるが、ファティ監督作品としては、過去２作品の方が好み。
2024年4月12日＠アップリンク京都

• #ファティ・アキン監督最新作
• #実在のミュージシャン
• #過去作とは異なる作風

私は殊に楽器が好きです。見つけたら必ず触る。音を聴きます。これはワンコ見つけたときもおんなじでね、触ったら楽器は音が鳴るけどワンコのパグやらフレンチブルドッグ達もな音鳴らすんやで。鼻で。
厳密には鼻と喉かな、笑
ほんまに可愛いな💓

本作はラップ！ラップはリズミカルな音楽に乗せた「言葉」やねんねmarucoは言葉より寧ろ音楽が好みでね。ただ、あんまり深くは知らん。だけど色んなジャンルの楽曲が100曲あってその中でラップを3曲当てろて言われたら必ず当てる❣まぁ誰でもわかりそうやけどほんまやで😅。
海外アーティストのばやい言葉が理解らんからmarucoのばやいはかえってええねんけど今日のは映画やから字幕で訳詞が入るねんな、そこはやっぱり無粋とかクドい感じがしてしまう。そんなんで特にラップという音楽ジャンルの映像化は難しいんちがうかなと言う印象を持ってしもた
(えらそうに言うてごめんなさい🙏)

とにかくこの主役のカターことジワに扮したエミリオサクラヤには初見やったけどかなり魅了された。
「新星🌠」と感じた。
キラキラした表情の愛くるしさと、
イキイキした感情の表現力の巧さ、
鮮度満タンに、つまびらかに大胆に演じた。それはそれは、
カッコ良かったぁ〜👊💨🔥

最後にこのカターことジワの成長過程で赤ちゃん〜少年時代〜大人になるまでに当然役者も変わる。しかし

これは見事やった👏👏👏👏👏❣️
この交替場面を瞬時にして鮮やかに魅せてくれる。私はめちゃめちゃ感動した。泣ける程巧い演出やった。

このエミリオサクラヤには、
必ず会いに行きます。映画館に。
へてから、ええ男が出てると、
つい満点出してしまいます。
堪忍して下さい🙏

金塊強盗で収監中にレコーディングした曲が大ヒットした伝説のラッパーの伝記映画。嘘のような本当の話で唖然とした……。

主人公はイスラム革命に巻き込まれた難民一家の長男で、複雑なバックボーンを抱えながら様々な不遇の中で犯罪に手を出さざるを得なくなる…という過酷な経験をしている。楽曲製作そのものというよりも、そこに至るまでに彼が経験した半生にフォーカスした構成とだけあって、特に欧米圏のクルド人難民が直面する苦難を語る点は社会派要素が強い。アメリカで貧困や差別に遭った結果、一部の黒人が犯罪に手を染めてしまうケースと似通っていて、ドイツ映画の本作を観る事で、こうした傾向がワールドワイドな問題なのだと実感する。

彼が関わって来た犯罪の数々があまりにぶっ飛んでいるせいで皮肉にもエンタメに舵を切っている描写もあるが、世に出す以上、笑い飛ばしてくれという前向きな割り切りを感じた。これほどの苦境に陥っても、どこまでも猪突猛進、とにかく何でもやってみちゃう彼の人間性は、見倣うべき所がある（当然、犯罪は容認できないのだが）。

予想外にも重厚な伝記作品で、とても良かった。ファティ・アキン監督の作品は初めてだったが、ジョージ・ミラーが好きな小島Pが起用しちゃうのも納得な作風。