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リモノフ
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目次

リモノフの作品紹介

リモノフのあらすじ

2020 年、エドワルド・リモノフ死亡。そのニュースはロシアのみならず世界中に衝撃を与えた。詩人にして革命家、亡命者であり兵士。幾つもの顔を持つ彼は、ソビエト連邦下のロシアに生まれ、詩と反骨精神を武器にモスクワ、ニューヨーク、パリへと渡り歩いた。名声と自由を夢見て亡命し、恋人エレナとともに辿り着いた“自由の国”アメリカでは、孤独と挫折に打ちのめされながらも、自らの言葉で世界と闘い続けた。ホームレス、執事、作家、国家ボリシェヴィキ党党首──暴力と詩、愛と怒り、思想と行動のはざまで世界を挑発し続けたその姿は、称賛と危険視の両極で今なお語り継がれる。ソ連崩壊、ユーゴ紛争、ロシアの愛国主義の台頭──激動の時代の只中で彼が愛し、信じ、裏切られ、それでも書き続けたものとは何だったのか。なぜ彼はロシアの地に舞い戻ったのか?実在した“希代のカリスマ”の激動の軌跡を、圧巻の映像ともに描き出す、愛と破滅のバラード。

原題
Limonov: The Ballad/Limonov: The Ballad of Eddie
公式サイト
https://klockworx-v.com/limonovmovie/
製作年
2024年
製作国
イタリアフランススペイン
上映時間
133分
ジャンル
ドラマ伝記
配給会社
クロックワークス

『リモノフ』に投稿された感想・評価

3.8
ロシアの著名な反体制活動作家の虚実混淆記録。音楽に乗せて反抗する若者を描く「LETO」、鮮やかで陰鬱・流動的なシーンを多用する「ペトロフ家」の流れ◎ 監督自身が反体制的映画作家ゆえ、本作自体がメタ作品といえる面白さ。三島の影響を感じるカットには驚いた!
3.7
【クズ文豪世にはばかる】
『LETO レト』『インフル病みのペトロフ家』などで知られる鬼才キリル・セレブレンニコフの新作はロシア生まれウクライナ育ちの詩人エドワルド・リモノフの伝記映画であった。アメリカ、フランスと転々としながらシベリアの監獄へと流れつくまでの轍をベン・ウィショー主演で描いた作品。日本では「ヌマヌマ : はまったら抜けだせない現代ロシア小説傑作選」の一篇《ロザンナ》しか邦訳されておらず、題材的に難しい内容に思えたのだが、蓋を開けてみると、チャールズ・ブコウスキーやウィリアム・バロウズに近いクズ文豪の破壊的な日常を描いた作品であり、興味深く観た。日本公開は2025年9月5日(金)ではあるが試写で一足早く観たのでレビューしていく。

芸術家の映画は、その芸術が生まれる過程に特化すべきだとモーリス・ピアラは『ヴァン・ゴッホ』の中で、ひたすらゴッホの作品からカメラの眼差しを避けるようにして彼を捉えていったのだが、『リモノフ』にもその面影がある。ニューヨーク、パリへと渡りながら、同業者を見下し、自分を天才と称しながら管を巻くリモノフ。しかし、彼が詩を明確に世に放っている様子は見受けられず、嫉妬と冷笑を振りまく痛い男のように思える。しかし、そんな彼もダリやウォーホルはアーティストとして認めているようで一歩引いたところから自分を見ている。そんな彼は肉欲と酒に溺れ、自堕落なまま前進していく。それが奇妙なことにカリスマ性を醸しだし、次から次へと人間が寄ってたかり、混沌としてくる。キリル・セレブレンニコフは、まるでフィクションのごとく怒涛の勢いで時代を駆け抜けていく様子を得意の長回しで表現していく。『LETO レト』『インフル病みのペトロフ家』では、異なる質感のメディアを跳躍することで虚実の交わりを描いていたのだが、本作でも同様、バーの中へ入り、そのまま千鳥足で街を彷徨うように空間から空間を練り歩き、時代を超えていく中で時の人となる面白い場面がある。相変わらず、キリル・セレブレンニコフの独創的な世界は人を惹き込むものがある。

日本公開は2025年9月5日(金)。
4.7
我が道をゆくを体現したような人物だった。周りに影響を受けている部分もあるんだろうけど全くそれを感じないような生き方で、我が道をゆく上でこれ以上はできないってことはあっても、やらないってことはないような意志の強い人。歴史的に見たら、100%良い人間と言うのは難しいんだろうけど、努力を重ねて重ねて重ねた先のあの場所だったから評価してあげたくもなるよね。途中で出てくるリモノフが編集部か何かに自分の書いたものを持っていくシーンで、内容は面白いんだけど主人公が何も変わってないって言われるのがまさにこの映画を表現したようなセリフ。身分や立場が違えど主人公は何も変わってなくて、自分の考えを貫き通した末のあの結果だったんだろうな。そういう真っ直ぐな人物だったからこそ、協力する人物がいたり、着いてきてもらえるような人間になれたんだろう。そんなリモノフを全力で演じてるベン・ウィショーがとってもかっこよかった。めっちゃベン・ウィショーっぽいんだけど、ベン・ウィショーに見えない。特にあのNYでの一連はものすごかった。演出もおもしろくて、ドアを開けたら別の時間と空間になっていたり、すごい勢いで時代が変わっていくシーンがあったり、まさに激動の時代を走り抜けたリモノフだったんだろうなと思った。セットの中にテロップを隠しておく感じがすごく好きだった。リモノフの現在に与えた影響ってきっとものすごいもので、恐らく今のロシアのあり方とかウクライナ侵攻にも影響があるだろうからそんな今だからこそ観る価値がよりあったんだろうなと思う。もっと勉強してまた観たいなと思った。ロシアやソ連、ウクライナについて学ぶのも面白そう。

『リモノフ』に似ている作品

ワレサ 連帯の男

上映日:

2014年04月05日

製作国:

上映時間:

127分
3.6

あらすじ

ポーランドの独立自主管理労組「連帯」の闘いを、初代委員長ワレサと彼の家族の日々をとおして描く歴史大作。1980年代初頭、グダンスクのレーニン造船所で電気工として働くレフ・ワレサの家に、イタ…

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