2001年、ニューヨーク、ソーホーの街角に路上で猫をいつも描いている謎の東洋人がいた。たまたま通りかかったリンダ・ハッテンドーフはその猫の絵の愛らしさに惹かれて思わずその人に声をかける。それが2人の人生を大きく変えるきっかけになるとは知らずに・・・。 その人の名はミリキタニ。絵画の巨匠だと言う。街角でひんぱんに会ううちに、年齢も、性別も、人種も異なる2人の間に奇妙な友情が芽生えていく。心優しいリンダとガンコでワガママなミリキタニ。対照的な2人のやりとりはユーモラスで笑ってしまうことも。そしてだんだんと猫の絵に隠されたミリキタニの過去が明らかになっていく。彼は日系人。サクラメントに生まれ広島で育った。 そんな日々のなかで突然、9・11テロ事件が起こる。崩れ落ちるワールド・トレード・センターはソーホーのすぐ近く。ミリキタニを心配したリンダは思いきった行動にでる。ヒステリックになるアメリカの世論をみて「前にも同じ事があった」とつぶやくミリキタニ。 「生み出すべきものはアートだ!戦争じゃあない」
1895年から1945年までの51年間、日本の統治下にあった台湾で教育を受け、日本語を話すことができる“日本語世代”の人々。酒井充子監督が“日本語世代”の5人にインタビューを行い、当時や戦…
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>>続きを読む慰安婦たちは性奴隷だったのか?強制連行は本当にあったのか?慰安婦問題論争の日・米・韓の中心人物にインタビューを敢行し、激しく対立する互いの主張を丁寧に聞いていく。さらに、多くのニュース映像…
>>続きを読むイギリスのドキュメンタリー監督ルーク・ホランドは、アドルフ・ヒトラーの第三帝国に参加したドイツ人高齢者たちにインタビューを実施した。ホロコーストを直接目撃した、生存する最後の世代である彼ら…
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