吉行淳之介の短編を黒木が監督した作品だが、黒木向きの題材ではないと感じた。企画に前田勝弘の名前があるが、東陽一作品のプロデューサーだ。黒木とは本作だけ。ここにヒントがありそうだ。桃井と黒木はソリが合…
>>続きを読む吉行文学をよく読んだ時期があった。
同じ吉行淳之介原作でも浦山桐郎の「暗室」は良くなかったが、黒木和雄監督の本作は、あれよりは上だが、中平康の「砂の上の植物群」には遠く及ばない、という位置付け。
グ…
海辺の真っ白いダンスホールに業界人然とした加賀まりこ、桃井かおり、山口美也子、伊丹十三が集っているのやばすぎる。それだけで満ちるヴィスコンティ的ムード。コルテッツを爽やかに履きこなす風間杜夫も良かっ…
>>続きを読む映画作家 黒木和雄に出逢う夏「夕暮まで」@ラピュタ阿佐ヶ谷
公開時にほんのり気になりつつも、なかなか機会に巡り合えずようやくの鑑賞。
唐突な幕引きに困惑するも、なかなか面白い映画であった。
今で…
オリーブオイルを持ち歩く全身下半身な伊丹十三が桃井かおりの処女をどうしても奪いたいという一心から自家用車でトンネルをなん度も突き進むのであった…!!(たぶんそういうことだろう
なんか無造作なところ…
猥褻と芸術の境界線は何処にあるのだろう?
原作が“吉行淳之介”なので何気にねちっとしている。
“桃井かおり”演じる愛人の倫理観はユルいのか?固いのか?サッパリ分からない。
ここでも、男性が思い描…
マネキン かけっこ 明るい灰色
集団からの共生に挫折、個人としての存在がいきなり求められる80年代? 自己存在として性が鍵になるのはフロイトさん方が言ってきたことにつながるのかなと
食が美味しくな…
家で執筆の際はチャイナシャツ、たぶんレノマのガウンにダブルブリッジのメガネ、フレンチトーストが塩味じゃダメなのか?と妻に詰め寄るインテリアンクル佐々さん(十三)によるメンヘラ偽処女の口説きのテクニッ…
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