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白夜 4K レストア版

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白夜 4K レストア版の作品紹介

白夜 4K レストア版のあらすじ

画家のジャックは、ある夜、ポンヌフで思い詰めた表情をしている美しい女性マルトに出会う。翌晩、お互いの素性を語り合うジャックとマルト。ジャックは孤独な青年で、理想の女性との出会いを妄想してはそれをテープレコーダーに吹き込んでいた。一方のマルトは恋した相手に「結婚できる身分になったら一年後に会おう」と去られていた。そして今日がちょうどその一年後。マルトに熱い気持ちを抱きながらも、彼と出会えるよう献身するジャック。だが三夜目になっても男は現れず、マルトの心もジャックに惹かれ始めていた。そして運命の第四夜……。

白夜 4K レストア版の監督

ロベール・ブレッソン

原題
Quatre Nuits d'un rêveur
公式サイト
https://byakuya4k.com/
製作年
1971年
製作国
フランスイタリア
上映時間
83分
ジャンル
ドラマ恋愛
配給会社
エタンチェ、ユーロスペース

『白夜 4K レストア版』に投稿された感想・評価

盆栽
3.7
愛とは希望なのか、幻想なのか


 ロベール・ブレッソン監督がまたもドストエフスキーの短編を映画化した本作。初めてブレッソンのカラー作品を観たので多少なり違和感ありながらも、映像表現は当然ロベール・ブレッソン節。カラーだからこその鮮やかさが加わり、より感受性を得やすい作りになっていました。

 相変わらずのミニマリズムな作風には慣れてきたところですが、本作はかなりミニマリズムの濃度が高い。ジャックとマルトの会話も淡々としており、表情ですらかなり抑制されている。「モデル」の起用が十分に発揮されています。ですが、それゆえに観客は彼らの心の揺らぎを敏感に感じ取ることができます。ジャックがマルトに向ける微妙な仕草は、言葉以上に"孤独さ"を強調しているようでした。

 本作はちゃんとしたロマンス要素をも加えた内容で、そのテーマは「恋愛というものは"待つこと"と"すれ違い"の連続」というもの。ジャックとマルトの恋は、純愛なのか無力さの表れなのか。静かな余韻が心地良い反面、考えさせられる一作でした。

 ジャックがティミーに似ていたので惚れかけた…

2025.3.20 初鑑賞
【別世界で起こったかのような儚い拗らせメロドラマ】
ブレッソン監督作品は「たぶん悪魔が(1977)」が超絶好みだったので劇場公開中の本作も鑑賞いたしました。
原作はドストエフスキーの同名短編小説とのこと。
ロシア文学って私にとって凄く深くて難しいので、監督の視点で噛み砕いて映像化していただいて大変助かります。

ハードボイルドなキャストのポーカーフェイスが、時に観ている側の笑いを誘う主人公ジャックさんのストーカー劇場。
ちょっとアキ・カウリスマキ監督作品に登場するキャスト陣の真顔を思い出した。

まず、よくあの繊細な空気感を作れるなーと感心するばかり。
ゆっくりと静かに流れる時間。
そして静物も人物も完璧に計算された構図で捉える超絶技巧のカメラワーク。
カット全てが古き良き美しい絵画のよう。

あとブレッソン監督は夜景を撮らせたら右に出る者は居ないのではないかと思ってしまう程にロマンチックで幻想的なパリの夜。
暗闇のセーヌ川に流れるラテン・ミュージックと船。
行き交う人々の靴の音さえも聴き心地の良い劇伴に変えてしまう監督の魔法。

録音機に恋した女性の名前『マルト』を何度も何度も何度も吹き込み再生するジャックさんの静かな深い情熱に笑いそうになってしまった。
ストーカーの素質があると思った。
だけど間違いなく無垢で良い人なんだよね彼は。

ラストのマルトさんの一瞬の心変わりも笑えた。
やっぱり悪い男性の方がモテるのかなー?
誠実で優しいストーカーの方が裏切らなそうだから良いと思うのだけど…あくまで個人的には。
隙があるから扱いやすそうに見えて実は一筋縄ではいかないメンヘラ美女のマルトさんについては文句無しに最高じゃんかと言える。

最後はマルトさんに腹を立てるわけでもなく、少し寂しそうに絵の続きを塗るジャックさんから漂う哀愁。
細身でセンシティブなギヨーム・デ・フォレさんにめちゃめちゃハマった役でした。
キャスティングも含めて細部まで無駄の無いフレンチ古典のキモ美しい変態映画です。
(超褒めてます)
4.0
フランスの巨匠ロベール・ブレッソンの作品を初めて鑑賞。映画監督になる前は画家、写真家として活躍していたブレッソン。その映像や芝居がかった演技を嫌い、その作品だけの素人ばかりを採用しているという作風に触れてみたいと思っていたのだが、なかなか鑑賞する機会がなかった。

近年ではフランスでさえ上映不可能であった幻の逸品が4Kレストアでスクリーンに蘇るというのを知って劇場で鑑賞。その輝きに満ちた美しい映像を堪能した。私がフォローしている方達のレビューで、配信もなくCDも入手不可能でなかなか鑑賞できない貴重な作品と知って、思い切って観に行って良かった。

原作はドストエフスキーの短篇。舞台を19世紀のペテルブルクから、撮影当時のパリに移されて製作された。

パリのセーヌ河に架かる橋、ポンヌフとセーヌ河岸を背景に心通わせる男女の四夜の恋物語は、瑞々しく優しく余韻の残るものだった。1970年代のパリの街、ポンヌフやセーヌ川を走る夜の観光船の古き時代の姿がとても印象的で心に沁みる。

画家のジャックは、ある夜ポンヌフで思い詰めた表情をしている美しい女性マルトに出会う。翌夜お互いの素性を語り合う2人。ジャックは孤独な青年で理想の女性との出会いを夢見ていた。一方のマルトは恋した相手がアメリカ留学に行き、結婚出来る身分になったら一年後に会おうと言って別れ、その一年後が訪れていた。マルトに恋心を抱きながらも別れた彼と会えるように献身的に寄り添うジャック。三夜目になっても男は現れず、マルトの心もジャックに惹かれ始めていた。そして運命の第四夜が訪れる。

カセットデッキに自分の思いを吹き込むジャック。それは孤独な彼にとって唯一の心の拠り所になっているようなルーティン。橋の上を行き交う人々の足音や環境音が心地よく、観光船の上で演奏するバンドのボサノヴァ調の音楽が胸に響く。夜のパリが美しい。ジャックを演じたギヨーム・デ・フォレは、決して素人には見えない端正な顔立ちと佇まいだったが、撮影当時は天体物理学の大学生でこの作品だけの映画出演だったそうだ。

余韻の残る素敵な作品だった。

『白夜 4K レストア版』に似ている作品

ポルト

上映日:

2017年09月30日

製作国:

上映時間:

76分

ジャンル:

3.5

あらすじ

男は異国の地になじめず、放蕩を続けるアメリカ人。女はフランスからポルトガルにやってきた、考古学を研究する学生。視線が触れた瞬間、言葉を交わす間もなく惹かれ合ったふたりは情熱的な一夜を共にす…

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