ロベール・ブレッソン監督作品を観るのは『田舎司祭の日記』『やさしい女』に次いで3作目。
前2作が特に刺さったとかいうわけでもなく、不思議な作風だなあというくらいの感想だったんだけど‥、それでも今回…
理想の恋を求める男と恋した相手を待つ女。
約束の日になっても待ち人が現れず身投げしようとしていたマルトの表情に惹かれたジャックは声をかける。それからふたりは毎晩会うようになり互いのことや些細なことを…
ユーロスペースで鑑賞。
前回鑑賞してから何年振りか。記憶と大きく違う点があった。
ラストの展開は覚えていたが、他のディテールは忘れていた。今回は映像の美しさが特に印象に残った。
今回印象的だったこと…
〜カップルズ✖️白夜〜併映@早稲田松竹
併映作品と時代も背景も国籍もラストもまるで違うけど、鑑賞後の余韻が同じ。
主役の男の子はヘタすると単なる変態だし、女の子の行動心理は一生理解できないけど、…
一年前の約束を頼りに橋の上で男を待つマルトと、そんな女に一目惚れするジャック。
一夜一夜、会えば会うほど好きになる。街の看板やお店、いたるところにマルトを見つけてしまう。日常がマルトで埋め尽くされて…
車にのった後のでんぐり返しが挟まれた時点で、幻想的な内容だと確信する。しかし、映画内映画であるB級感漂うワンショットの交互の繋ぎは、別の時間軸で撮ったものを繋ぐことによる虚構性こそが生々しさを生むと…
>>続きを読む© 1971 Robert Bresson