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惑星ソラリス デジタル・リマスター版の作品紹介

惑星ソラリス デジタル・リマスター版のあらすじ

海と雲に覆われた惑星ソラリス。その海は理性を持つと科学者は考え、接触しようと試みるが失敗。宇宙ステーションは混乱に陥り、地上との交信は途切れる…極限状態の人間の心に焦点を当て、哲学的命題を投げかける。

惑星ソラリス デジタル・リマスター版の監督

アンドレイ・タルコフスキー

原題
Solyaris/Solaris
製作年
1972年
製作国・地域
ソ連
上映時間
160分
ジャンル
ドラマ、アドベンチャー・冒険、SF、ミステリー

『惑星ソラリス デジタル・リマスター版』に投稿された感想・評価

reb
3.5
惑星ソラリスの観測ステーションとの通信が途絶え、心理学者ケルヴィンが赴くが、そこでは‥。

久〜しぶりの鑑賞だったが、いいねぇ。
廃墟のような、虚無感に満ちた宇宙ステーションの雰囲気。

自殺したはずの美しい妻ハリーが現れて、変わらぬ愛を捧げケルヴィンを苦しめる。
ハリーは追っ払っても戻ってきて不死身。
ハリーの服は背中の紐通しなので、ひとりで脱ぐ時はハサミでジョキジョキ。
でも次のシーンではちゃんとしてるので、服も不死身。

どうやら、この惑星を覆う“海“が知性を持つ巨大な有機体で、ステーションにいる人間が寝ている間に心の奥にあるものを読み取り、それを実体化して送り込んでくるらしい。何のため?交流のため?

ケルヴィンにとって妻とは、ぬぐえない罪の意識であり、後悔と贖罪をこめて彼女を愛するが‥。

最後にケルヴィンは地球に帰り、故郷の父親と和解するが、その家の中にはザーザーと雨が‥。
GW真っ最中、自分でも何故か分からんが「タルコフスキー三本立てオールナイト」に挑戦。客席はざっと見て四分の一ぐらい埋まってて、酔狂な人が結構いるものだと安心(寝に来た人もいるかも知れんが)。

試練の三本勝負、一本めは「惑星ソラリス」で、気合い入れて臨んだ甲斐あってかしっかり起きて観ていられた。以前にレビューを上げているので簡潔に書くが、スクリーンで観るソラリスの海はよりいっそう妖しい魅力があって、その分ポイントup
3.6
スタニスワフ・レムの原作小説を読んだのは高校生の頃で、映画は結構昔にテレビ放送された短縮版を観ただけ。今回初めて長尺版を鑑賞した。

冒頭から地球でのシーンが延々と続き、あれ?こんな映画だっけ?と思っていたら、1時間以上過ぎてやっと宇宙へ。と言っても宇宙船が出て来たり所謂SF的な表現は殆どなく、唯一宇宙ステーションの引き絵があるだけで、以降は何故か薄汚れたステーション内部で繰り広げられる愛憎劇だった。

wikipediaで見ると、原作者レムとタルコフスキーが今作の撮影中に創作上の考え方の違いから口論となり、大ゲンカの末決裂したそうだ。当時ハリウッドではSF映画ブームであり、それに対抗して作られたソ連製SF大作だったはずが、タルコフスキーが作ろうしたのはSFの設定を借りて人間の記憶と後悔を残酷に描く哲学的な物語だった。

正直言って退屈なシーンや難解な表現が多く、眠気と戦いながらの鑑賞となってしまったが、CGなど一切ない時代に作った海の表現や、恐らく実在の施設を使ったロケットの発射シーンなど、当時の厳しい環境の中よく撮ったなあと思えるシーンもあった。

ただ、原作にある現代のAI問題にも通ずる先進的な物語を、最新の技術を使って映像化したものを観たいと思ってしまったのが正直なところ。

2002年のスティーヴン・ソダーバーグによる再映画化作品は未見なので、ちょっと観てみようかな。

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