ジャン=ポール・ベルモンドの 恐怖に襲われた街の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

ジャン=ポール・ベルモンド主演の刑事アクション。いっちょフランスでも『ダーティハリー』作っちゃうぞ、みたいな内容です。犯人に迫る後半、ベルモンドが体を張ったアクションを見せますが、まあこれがトンデモ…

1975年公開。サイコな連続殺人犯を執拗に追う暴走しがちなハミ出しデカが主人公(ヘリンボーンジャケット着用)。即ち仏版ダーティハリー。ユルユルな脚本は置いといて、本作の一番のストロングポイントは兎に…

大盗賊と連続で見たせいかギャップが凄い。
大盗賊はチャラ男だったのに痺れるほどハードボイルドな刑事に！屋根上の追跡線、地下鉄、ヘリコプター、ベルモンドも身体張ってるなぁ。小規模なストーリーとは裏腹に…

ストーリーは最早どうでもよくて、コミカルを封印したシリアスモードのベルモンドのアクションだけを楽しめばいい。
屋根上の攻防や電車の上に乗ったチェイス、ヘリ宙吊りからのビル突撃など、ジャッキー・チェン…

ベルモンドのスタントはもちろんすごいけど撮影がいい～この時はギャラリーラファイエットの展望デッキみたいな所なかったんだね。「からっぽ頭と筋肉で余裕でしたわ」みたいなセリフかっこよかったけど随分と犯人…

高所アクション、凄すぎ怖すぎ。特に地下鉄のシーンは驚いたけど、ストーリーと関係ないんだよなぁ。鏡を使った演出も印象的。
ラジオの収録現場でコメンテーターのコメントを延々と描いたりするのは「いる？」と…

同時期に、マフィヤ物の秀作『ラ・スクリーム』を撮って、本作で初の刑事もの。
40歳になろう、スタントも凄く健在。
筋も難解にならず、全てのリアルアクションが素晴らしい。
パリの雑踏に、スリリングなモ…