原作 木下恵介「 記念樹 」、脚本 山田太一、音楽 武満徹。
養護施設で育ったいちろう ( 田村亮 ) とのぶちゃん ( 内藤洋子 ) 二人想い合っているのだけど、いちろうが裕福な家庭の養子になった…
東宝の青春映画って若者2人が主人公なのに、いい意味で青臭さを感じさせず、それでいて甘酸っぱくここまでオシャレに仕上げることができるのが凄い。
田村亮が内藤洋子の勤めるレストランに行って2人が見つめ合…
昭和という時代を手放しで美化するつもりはさらさらなけれど、あの頃には確かにこの映画に出てくるようなおせっかいなほどに子どもに対して愛情を注ぐ教師、養父母ら、損得抜きな善人が存在していた。ドライで効率…
>>続きを読む66年東宝作品。今年のシネマヴェーラでの武満徹特集と東宝の90年特集で見かけた。結局DVDを購入して鑑賞。もともとは木下恵介の原作を山田太一が脚本にし恩地が監督を務めた。産んだ母親(乙羽信子)に会わ…
>>続きを読む泣いた分だけ強くなれればいいのに。気持ちを抑えようとするほどに、こぼれ落ちる涙。愛することがその人を不幸にしてしまうとしたら。ならば諦めていいのか。後悔を重ねた大人たちも迷っている。たくさんの人のな…
>>続きを読む「本当にべつのことでしょうか?」
この問いがくれる、「離れている誰か(何か、どこか)とへのまなざし」という"あこがれ"の解釈がとても良い。だとしたら、最後まで二人会わなくていいんじゃないと思っちゃ…