逝ける映画人を偲んで2023-2024にて。
2023年11月に亡くなった山田太一さん脚本。木下惠介執筆のTVドラマを、松竹退社後フリーになった山田太一が脚色した東宝作品。
当時15-16歳だっ…
児童園で幼少期を共に過ごした信子と一郎。わんぱくだった信子も歳を重ねて落ち着き、父のせびりに会いつつもウェイトレスなどをして暮らす。一郎は裕福な家の一人息子として引き取られ、縁談が持ちかけられてい…
>>続きを読む恩地日出夫監督の観る
孤児院で暮らす一郎と信子
一郎は引き取り先が決まり孤
児院を離れる。成長した二人
は再会するが
脚本 山田太一
初内藤洋子。想像できないほど声が太い
林寛子演じる幼い信子…
施設育ちの幼なじみ。募る恋心。
周りを不幸にする結婚とか、要は息子の縁談に期待する養父の見栄だけが問題なのでは?と思った。
一途な好青年の田村亮。初めて見る内藤洋子、喜多嶋舞のお母さんでした。
何…
山田太一脚本、恩地日出夫監督の東宝青春路線の一作ではあるが、養護施設で育った二人が長じて環境の違いから惹かれ会いつつも結ばれないという話かと思いきや、まさかの親子の情愛の物語へ。
ベタなんだけど泣か…
【脚本 山田太一】
日曜には来るんだね 平塚 支那そば屋の娘 箱根 ボート 好きになっちゃいけないの 我慢してあげるのよ いいやつじゃないか 一度言ったことは取り返しつきませんよ みんなが不幸にな…
我が煌めく東宝青春映画の出発点であり、我が永遠のスター内藤洋子のベストワン。流麗な逢澤譲の撮影に、心地良い武満徹の音楽を配し、山田太一脚本の切々と思いやりの心を描いた恩地日出夫監督の傑作。何度観ても…
>>続きを読む産みの母との今生の別れの切り返し。聞こえてるんだか、見えてるのかも判然としない。当然カメラポジョンによって2人の顔を同時に見ることはできないし、叫ぶ田村亮の声が聞こえているかどうかは、会話のラリーが…
>>続きを読む身分の違う男女が様々な障害を乗り越えて愛を貫くというベタな青春映画なのに、凡庸な内容にならず芳醇な作風に仕上がっているのは山田太一の脚本による功績か。そして山田作品特有の「台詞にその人間の匂いが立ち…
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