裸の重役の作品情報・感想・評価

裸の重役1964年製作の映画)

製作国:

上映時間:103分

4.0

「裸の重役」に投稿された感想・評価

isopie

isopieの感想・評価

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特集/森繁久彌の文芸映画大全

定番の源氏鶏太原作のサラリーマン映画も、ていねいな脚本と演出で見ごたえあるものに。森繁久彌・有島一郎・加東大介ら東宝リーマン映画の常連もいつもとちがう滋味深い演技。スコープ画面を十全に生かす西垣六郎の撮影、叙情的な団伊玖磨の音楽もいい。

娘の星由里子と部下の児玉清の仲をけっして認めなかった森繁が折れるプロセスは、シナリオにもうひと押し納得させられるものがほしいところだが、料亭でふたりの結婚を許してやる芝居場は力のこもった名演であった。

森繁の壮行会の席で部下たちが「♪今日もこんなに飲めるのは日高さんのおかげです/日高さんよありがとう」と、「兵隊さんよありがとう」の替え歌を歌う。これはこの映画のプロデューサーでもある東宝の重役、藤本真澄の宴席で恒例だったというエピソードそのままである。
豆

豆の感想・評価

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これを見ようと心に決めて、どこをどう間違えたか「背広の忍者」を見てしまって、これに?加東大介先生がでてくるの?本当に?と目を凝らしながら見つけられなかったいつかの夕暮れ。やっと見られた!楽しかった\(^o^)/
out2lunch

out2lunchの感想・評価

4.0
モノマネがうまいだけのときの森繁には興味ないですが、これはちゃんと定型が人間になっていくのが見える。リリー・フランキーが見たら、「オレ、こういうのやりたいんだよ」って言うんじゃないか。切り返しの強靭さ。いいプリントにはこれだけのたくさんのものが見えるんだなあ。
社畜で能率主義の父親が自由恋愛をする娘の結婚を反対という父娘対立物語と思いきやそれは単なるイントロ。それが解決してからがブッとんでてメチャ面白い。

天使のようにあり得ない売春婦が出てくるけど、そのウソっぽさが観客の心を暖かく包む。つまんないリアルよりも、こういうウソを楽しみに皆んなは映画を観るんだと思う。

どう考えてもハッピーエンドではないラストにも街の灯に何だか希望が持てて最高。

ラブホ(連れ込み宿)に行くシーンが二回あってどちらも女性の方からやや無理に誘うというところから、肉食なんて今に始まったことじゃないのが分かる。

あと何をやってもダメなショボくれおじさんなのはいつもどおりながら本作の宮口精二は助演男優賞もの。妻のことを話すシーンでは誰もが涙必至。一瞬映る妻のショットがダメ押しです。
tonkara

tonkaraの感想・評価

3.5
ラピュタ阿佐ヶ谷にて。クレージー映画に慣れ過ぎて正調サラリーマン映画思想が心底おぞましく感じてイマイチ乗れなかったが一瞬のキャメラの動き(フッと後ろに引く)などいちいち響くものあり。
神

神の感想・評価

4.3
ラピュタで鑑賞。
有島一郎を更に好きになった。あと、草笛光子のバーでみんなが遊んでたカード(指突っ込むやつ)欲しい。