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アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶

『アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶』に投稿された感想・評価

日常をアートに変える20世紀を代表する写真家のアンリ・カルティエ・ブレッソン。
生前でのインタビューとその被写体をなぞりながらのドキュメンタリー。

画家のピエール・ボナール、ココ・シャネル、『涙』のマン・レイ、マルセル・デュシャン等の画家達や、若き日のカポーティにエディット・ピアフ『異邦人』のアルベール・カミュ 、キューリー夫人、サルトル、ボーヴォワール、ユング、ジャン・ルノワール等著名人達との撮影話や、パリ解放、ベルリンの壁、暗殺直前のガンジー等の政治色強めの被写体等の見解と当時の逸話等も生き字引的に語ってもらいなかなか興味深い内容~(^^)

ずば抜けた構図センスの持ち主ゆえ、スケッチやコラージュも一級品~👍️

色々勉強させていただきました~(^^)
sonozy
4.0
20世紀の偉大な写真家アンリ・カルティエ=ブレッソンが93歳の時に自身の作品と半生について語ったドキュメンタリー。

ブレッソン本人の語りはもちろん、イザベル・ユペール、写真家エリオット・アーウィットらのインタビューも貴重。
マリリン・モンローと結婚していた劇作家アーサー・ミラーが『荒馬と女』撮影時のモンロー(いつも何かを考えていたというその瞬間の美しさ)を捉えた写真について語ったり。

ハーレムで長く暮らしたり、メキシコ、インド、中国、ソ連、日本、ドイツ、ギリシャ、アメリカ、フランス、ユーゴスラビア...etcを旅して捉えた人物や、著名人のポートレート。
ベルリンの壁、暗殺の直前のガンジー...重要な歴史の一瞬を捉えたのは偶然か運命か。
そのすべてが素晴らしい。(写真集が欲しくなります。)

子供の頃から絵を描くのが好きで、晩年は写真から離れ、デッサンやスケッチに没頭していた日々も出てきます。

ブレッソンが語る印象的な言葉
「写真は、配列と構図がすべて。」
「写真は短刀のひと刺し、絵画は瞑想。」
「過去は白紙だが、記憶はゲップのように突然蘇る。」

イザベル・ユペールが語るブレッソンの魅力
「彼が撮るのは、人物が言葉を終え、それに続く瞬間を捉えるから、静的ではないの。」

ジャン・ルノワールの仕事に参加したくて、写真集を持ち込み、名作『ピクニック』のセカンド助監督になれた(ファースト助監督はジャック・ベッケル)思い出や、写真それぞれにまつわる記憶を楽しそうに語るブレッソンさん。これぞ、素晴らしき人生ですね。
2.5
彼の最も有名な写真集、1952年に出版された『決定的瞬間』(英:The Decisive Moment、仏:Image à la sauvette)は、写真家にとってのバイブルとも言われ様々なジャンルを飛び越え今なお影響を与え続ける一冊。

自分も高一の春、偶々入った丸善の洋書コーナーで『決定的瞬間』を手に取りパラパラとページをめくり直感的に「これだ!」と衝動買いした。

配列と構図の素晴らしさを知り、写真に限らずデザインにしろ映画にしろ絵画にしろ、全ては配列と構図に有ると脳裏に叩き込まれた。

そして素晴らしい配列と構図で撮った被写体を生かすも殺すも、フイルムを現像し印画紙に焼く工程が最終的に写真に命を吹き込む。

被写体を撮る事とフイルムを現像する事と印画紙に焼く(プリント)作業は其々が専門分野で成り立ち、例えるなら浮世絵の絵師・彫師・摺師と分担されているのと同じ。

さらに写真集となると異次元の世界でインク・紙・印刷機等々…。

カメラマンの執念の拘り、指から伝わる感覚的紙の選択、印刷技術の可能性など、自分もデザイナーとして実際写真集に携わった苦労を思い出す。

写真は一瞬を捉えるものだが見えるものは現在と過去、そして撮った瞬間の写っていない見えない背景をも想像させる。

アンリ・カルティエ=ブレッソンはライカで撮った日常のスナップ写真とポートレートが主だが、瞬間を捉えていても決して止まっているようには見えない。

映画は彼の過去の写真を重ねながらインタビュー形式で振り返るドキュメンタリーで、アンリ・カルティエ=ブレッソンの素晴らしさは元々分かっているが映画の作りとしてはイマイチ。

映画の内容は良くても視覚的に配列と構図が良くない..★,

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