幸福を配信している動画配信サービス

『幸福』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

幸福
動画配信は2025年8月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

『幸福』に投稿された感想・評価

Omizu
3.5
【1981年キネマ旬報日本映画ベストテン 第6位】
『犬神家の一族』市川崑監督がエド・マクベインの小説『クレアが死んでいる』を翻案した作品。キネマ旬報ベストテンでは第6位に選出、主演男優賞(永島敏行)を受賞するなど高く評価された。

どろどろした家族の話かなとおもっていたら本格的なサスペンスだった。水谷豊が家庭に問題を抱えた刑事を好演している。

無差別殺人の捜査をする村上刑事を中心としたサスペンスで、終わり方もよかった。ぐいぐい引っ張っていく展開力は流石市川崑。

幸福とは何かを考えさせられる一本で、最終的に家族の愛に収束させていくストーリーテリングが見事だ。

水谷豊、永島敏行、草笛光子、市原悦子などのキャストの演技も素晴らしい。市川崑がおくる一級のサスペンスミステリーでなかなか見応えのある作品だった。
2.9
水谷豊主演、市川崑監督のTVドラマっぽい刑事ミステリー。嫁に逃げられた刑事水谷豊、上司の谷啓、後輩の永島敏行。それぞれ見所があってミステリーというよりヒューマンドラマの趣きが強いものの、押し付けがましさはない適度なさじ加減。オープニングの殺人シーンは"犬神家"に通じる無駄なスラッシャー感。なんぞアレ。

刑事ものミステリーで謎解きが縦軸なのだが、容疑者を辿る中で彼らの家庭を覗いていった水谷豊が「幸福」を自問し逃げた妻を想う静けさになかなか味わいがある。
"おとうと"に続き銀残しの、やや乾いた湿り気というか、フィルムならではの空気が愛おしい。撮影当時の80年代初頭の東京がまた心くすぐる。音楽が70〜80年代のドラマにあったようなウェットで、妙にフィルムとマッチしてそれも好ましい。

市原悦子のいやらしさがちょっとスゴイ。これだけでも見所あります。また子役の父との距離感にはグッときましたね。狭いアパートでの姉弟同士の内緒話。
龍馬
4.0
黒澤明監督の「天国と地獄」の原作者エド・マクベインの原作を市川崑監督が1981年に映画化した名作で、

公開当時映画館で観て良かったので、もう一度見たかった作品です。

ファンの間からは映像化が長年待ち望まれていた作品だったのですが、権利処理問題で映像化が28年間も遅れた作品でした。

妻に去られ二人の子供を育てる刑事(水谷豊)と、恋人を殺され報復に燃える若い刑事(永島敏行)を主人公に事件が解決される過程で、現代社会における幸福とは何かを描いた作品。

映画は謎解きミステリー仕立てではあるが、あえて派手な演出や、泣かそうとする演出も封印しあえて「親と子」「男と女」「家族」の幸福に焦点をあてた人間ドラマです。

その雰囲気を出すために「シルバーカラー」というカラーに少し茶色がかった映像に監督はあえて、こだわったわけです。

市川崑監督が描きたかった"幸福"とは?

何気ない日常生活の中で、普通に交わされる何気ないセリフが嬉しかったり、哀しかったり心にしみる作品でした。

『幸福』に似ている作品