後半のカオスぷりをみると、そもそもの事件がどうでも良くなってくる。
子どもがひたすら可哀想。
なんとかたくましく生きていってほしいし、いくら拒否されたとしても刑事は責任をとるべき。
野獣刑事でなくて…
このレビューはネタバレを含みます
路傍でひとりワンカップ、と居酒屋のカウンターで奥に二人、という対比するようなショットが印象に残る
「シャブには火事がいちばんやな...」でゾクっとさせてから突如暴れ出し公園まで逃げ出して陽の光で白け…
ファーストショット。雨が降る夜の町。道は雨に濡れ、照明によりギラギラと反射する光を放っている……そこだけで「よっ!工藤栄一!」と拍手したくなってしまった(笑)
本作の素晴らしさを支えるのは、その配役…
刑事〈デカ〉は通り魔を追い、刑務所〈ムショ〉帰りは またシャブに狂い、気のいい女は ろくでなしを愛しつづけた……。
救いがないのが救い
脚本の神波史男には当初『クレイマー、クレイマー』の刑事版をと…
ヤバ映画。東映セントラルな空気で始まったかと思いきや顔力強めオールバック緒形拳登場、安定の幸薄いしだあゆみとの安アパートセックス、シャブ中泉谷しげる、蟹江、、と様子がおかしい。そうかここは釜ヶ崎。刑…
>>続きを読む明らかに偶然撮れてしまったと思われる工場火災の画をそのまま盛り込むことで、工藤栄一が考えたんだか泉谷しげるの思い付きかは知らないが「シャブには火事が一番やな」という天才的な台詞が生まれていた。刑事モ…
>>続きを読むとりあえず観ろ系
ヴィスタで撮って上下マスクしたのか?と思うぐらい上下の狭いスコープ。コレは終始不思議だった。
まぁ、兎に角何食ったらこんなプロットかけんだ?という脚本が最高。
コカイン キメて…
このレビューはネタバレを含みます
『野獣刑事』と云うより『人情刑事』とでも云いたくなる、サスペンス性よりドラマ性を重視した東映製作の芸術祭参加作品。
仙元の撮影が冴えまくるも、ドラマが定番に過ぎ、中盤はダレる。
舞台は大阪、難波…
仙元誠三という史上最強クラスの撮影監督を使いながらこの体たらく。カメラのポジションがちぐはぐ。寝ている子供を画面手前に配置した長回しのショットなどは無意味で不快だし、立てこもった泉谷しげるを説得に行…
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