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アメリカン・ストーリーズ/食事・家族・哲学

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『アメリカン・ストーリーズ/食事・家族・哲学』に投稿された感想・評価

3.8
今日の気分にはピッタリ来る内容だった。

船から映しているのかな?
霧の中からニューヨークの街の灯りが幻影ように浮かび出る。

街の片隅でカメラに向かい、欧州から移住して来たユダヤ系老若男女が過去の思い出を次々と語っていく。

その合間合間にクスッと笑えるコントが挟まれる。

やがて、野外レストラン風にセットされたテーブルと椅子。
そこに集まり、それぞれが作り話やジョークで繋いでいく。

女性にモテる秘訣は?と訪ねる若者に初老の男が教える
「ユダヤ人女性が好む3つの話題は『食べ物、家族、哲学』だよ、それを順番に話すのさ」
直ぐさま試してみるけど、全く上手くいかないダメ男。

彼らたちは過去にも現在にもジョークが欠かせなかったのかも知れない。嘘も方便?






〜〜⌘〜〜⌘〜〜⌘〜〜⌘〜〜⌘〜〜

毎日、映画を観ない日はない私。
しかし、昨日はそれどころじゃなく...
ここからは全く映画と関係ない独り言なので、どうかスルーしてください。
 

2/12は母の94歳の誕生日だったので、名古屋から仙台まで日帰りして会ってきました。
まぁ体力的にも大疲労しましたが、それより色々と精神的に疲労してしまい、Filmarksを開くどころか活字も見たくなかったのです。
アクティブが取り柄の私でしたが、さすがに自分の老いを感じます。

母は記憶がとどまらなくなっているので、私を分かって喜んでくれたし、プレゼントのセーターを着て良い顔をして写真も撮れただけでも喜ばないと。
母の持ち前のジョークもエアキス😘もしてくれたけどね。
母の施設の近くに住む弟夫妻もしょっちゅう顔を出してくれているのだけど、自分の力不足を感じてしまい、帰りの電車や飛行機の中でずっと涙が止まらなくて...
これを書いていてもまだ涙が溢れてくる😭ので、しばらくゆっくりモードになりそうです。

これからコメントのお返しとそれぞれのレビューにお邪魔します。
3.9
 土地への名残り惜しさを残しながら、海鳥たちが辺りを飛び交う様子を尋常ならざる時間を使いながらカメラがじっくりと据えた『家からの手紙』から12年、今度は逆にフェリー上からマンハッタンのビル群の様子を映し出す。何ともユーモア溢れる観光客=シャンタル・アケルマンの帰還である。祖国を捨て、かつてこの自由の地にやって来たユダヤ系移民たちにカメラは向けられる。老若男女の口から語られる苦労話やあの頃の思い出は彼らの暮らしを鮮明に映し出す。喪失感や絶望、そして新天地で繰り広げられる夢や今日の愛や昨日の愛のこと。マンハッタンのユダヤ系俳優たちによって紡がれる身振りは、ホロコーストから辛くも逃れたシャンタル・アケルマンの母親の想い出とも奇妙にオーバーラップする。ホロコーストを逃れたおじいちゃんたちの奇妙でほっこりするようなやりとり。それこそはポグロムから解放された彼らの悪夢を吹き飛ばす絶妙な身振りで、その些細でどこか牧歌的にも見える奇妙な応答はユダヤ人的なユーモアとなり、今日を生き抜く力ともなり得る。

 前半はユダヤ人のアンサンブル・プレイヤーの移民話の紹介で、後半は前半に紹介した俳優たちの寸劇という二部構成なのだが、彼らが話す証言は全てシャンタル・アケルマンの作り話というか、有り得たかもしれない妄想を演者たちに読ませているに過ぎない。カエル・ダントおよびイディッシュ語については『ノー・ホーム・ムーヴィー』の中でも台所での母親との応答の中にも見られたが、シャンタルはイディッシュ語のイントネーションや言語構造に入れ上げており、母親も幼い頃に同じ言葉に魅せられたことと無邪気な応答を繰り返していた。彼女の実際の参照元は、両親が同じくポーランド人のイディッシュ語作家アイザック・B・シンガーの『領地』であり、その他の作品群であって、今作の前半はドキュメンタリー的な手法を取るものの、構造的には彼女のオマージュ的な妄想の産物なのだ。後半になるにつれてどんどん夜が深まり、草むらの上の白い丸テーブルが置かれた野外レストランでは彼ら・彼女らの物語が始まる。透明な傘を差した4人の後ろにはうっかりマンハッタン橋が見え、老人は行くべき通りが見つけられないならここに留まるという。今作がジョン・マクティアナンの『ダイ・ハード』が撮られたのとほぼ同時期にニューヨークで撮られたとは俄かには信じられない。決して傑作とは言い難いが、味わい深い作品である。
東京日仏学院にて開催中の「シャンタル・アケルマンをめぐって」より、1989年の作品。

かなり実験的な構成で、ユダヤ系のニューヨーカーたちが、アメリカへ移住した時の苦労や経験をカメラ目線で語る独白と、その合間に喜劇的な寸劇を挟む形で進む前半と、それぞれの出演者たちが架空の屋外レストランに集まり、相互に折り合いながら物語を紡いでいく後半があります。

個々の独白自体は創作のようですが、ユダヤ系移民の人たちの苦悩の総意であり、本人たちが演じることでのアイデンティティーの創出の意味もあり、作品としての評価に値します。

しかし、とにかく登場人物が多く、独白をする人は印象に残りますが、寸劇の出演者は尺が短いのもあって、印象に残らず、そういう人たちが次々と繰り広げる寸劇との独白の温度差は、少し戸惑いに感じる部分は多かったですし、後半で再登場する出演者たちが前半で登場したエピソードを記憶しきれない(顔を覚えてきれない)ため、前段のエピソードとのつながりで楽しめないところもあり、若干ついていけない場面もありました。

移民として生きていくことの精神性については、親身に受け止めきれない国民性の違いはありますが、独白と寸劇を織り交ぜることで起きる化学反応と、人生としての賛歌を見いだす姿勢は、映画としては複雑ながらも面白みとして受け止めることができるものでした。

『アメリカン・ストーリーズ/食事・家族・哲学』に似ている作品

栗の森のものがたり

上映日:

2023年10月07日

製作国:

上映時間:

82分

ジャンル:

配給:

  • クレプスキュール フィルム
3.7

あらすじ

時は 1950 年代。 かつては安息の地と呼ばれ、息を呑むような美しさを 誇った栗の森に囲まれた、イタリアとユーロスラビアの国境地帯にある小さな村。 第二次世界大戦終結後、長引く政情不安か…

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