洗礼の作品情報・感想・評価

「洗礼」に投稿された感想・評価

RUNPEN

RUNPENの感想・評価

4.0
毎度マンガ原作の実写映画レビューに関して思うこと
マンガとここが違う!キャラクターが似ていない!自分が思っていたのと違う!
なんてのは映画批評でもなんでもない
マンガのままがいいのならマンガ読んでりゃいいじゃないって感想しかないのだが

マンガと映画 表現方法が全く異なるメディアなのだからどうしたって違ってくる 大切なのは作品がもつテーマやメッセージであって そこをどう解釈して新たな演出で表現するかが実写映画化のキモだと思うワケです

数々の作品が映画化されてる楳図かずお先生の代表作にあたる「洗礼」
今回の実写化はかなり良い方ではないか?
短編が映画化される事の多い楳図作品の中で この「洗礼」は全6巻の中編
どのエピソードを持ってくるかで構成も変わると思うが上手くまとめてある

脳移植場面を手術ではなく脳交換マシーン!!にし特撮で執拗に再現したのは楳図作品全般に共通するテーマ「人間の想像力」をはっきりと見せる事で物語に意味不明な説得力を持たせていると感じたし その特撮が素直に素晴らしいし面白い
主要人物を一部外国人にしたのも良い
母いずみや娘さくらの妄想想像を具現化しているようでそう考えると医者は母の妄想の産物だった訳で…
ひょっとすると「ピアノ」の先生も実はさくらの想像力によって生み出された存在なのかも知れない(様々な要因があったとはいえ教え子さくらに手を出したこの男がシレッとなんの裁きも受けないのはちょっと腑に落ちないってのもある)
献身的に面会に来てくれるこの男がさくらの想像の産物だとしたらさくらは永久に病院から出る事はないだろう
原作の「学校」の先生とさくらの理解者である友達の良子ちゃんは映画には存在しない…

真実は刑事のみぞ知る


そもそもこの原作漫画のタイトルがなぜ「洗礼」なのか?を考えた
キリスト教に入信する際におこなわれる儀式というのが一般的な認識だと思うが
wikiを見ると日本では「初めての経験」や「通過儀礼」という意味もあるらしい

楳図先生がどこまで意図していたのかはわからないが原作漫画でのさくらのおこないはまさに子供から大人への「通過儀礼」であって「初めての経験」である
楳図作品の重要な要素である「子供と大人」と「想像力」
そこに誰もが感じる「老い」を掛け合わせて恐怖漫画へとまとめ上げる楳図先生はやはり恐ろしい才能の天才なのである
母の計画を知ったさくらの「おかあさん!おかあさん!」と泣き叫ぶ声の絶望感と悲哀は恐ろし過ぎるし悲し過ぎる
初期作品である「ママが怖い」に始まるヘビ3部作にせよ信頼している人物が恐怖の対象になるのは楳図先生のおはこであるが子供にとってこれ以上の恐怖は無い
つい漫画の話をしてしまった

母親とは娘にとって何か?
娘とは母親にとって何か?
そして…
母親は娘に何を与えたか?

この漫画の根幹である母と娘(子供)の切っても切れない絆という主題が薄くこの映画版は全部が良い!と言えるものではないかもしれないが楳図作品のキーである「想像力」の部分をより膨らませて漫画よりも直接的にさくらの最後を悲劇的な形にして締めているのはとても良いと思った
これは楳図実写作品の中ではなかなかの実写化ではないでしょうか

最後に
主演の今村理恵はスチールやパケ写よりも劇中動いてる方が遥かに楳図作画してて美しい 
この点も評価する理由であります
楳図かずお原作の実写化作品では1番イケてるんではないでしょうか。主演の今村理恵さんの顔面が抜群に楳図ワールドを醸しているし、脳の交換シーンの特撮もすごい!楳図先生も出てくるよ。
原作ファンです。

先生が下衆に描かれてて笑っちゃいました😂
あー、手を出しちゃうんだ~と。
子供なのに大人びた仕草やハッとする色気に恐怖する、っていうのを映像にするのは難しいのかもな…
キャストそのままで原作と同じく小学生設定にしたらよかったかも。

手術シーンは想像してた通り生々しく、頭蓋骨穿孔はドラマJINー仁ー以来かも。
皮膚開いて中身が見える所は、エイリアンが孵化する所が見えました。
手術の機械も、デザインちょっと意識してる?
この機械の登場は驚きました😂
スポーンって抜けるの「フフフ」ってなりました。

落とし方は刑事(登場しない記者の代わりと思われる)が登場した意味も持たせられるし、そこまで悪いと思いませんでした。
むしろ、他の楳図作品でこういう終わり方がありそうと思わせる。

キャストも楳図作品に相応しい、美少女・美女・美男揃ってます。
吉田美江さんってどこいっちゃったのだろう…
けっこう男性人気あったと思ったんだけどな。
楳図先生もちょっとだけ出てました✨

原作と違う所はもちろんあるけど、コレジャナイ感はほとんどありませんでした。
先生だけは仕方ない、いろんな欲に負ける大人なんだね😂
「見た目は無垢な少女、頭脳は狡猾なオトナの女」ってのを本当にやっちゃった映画。まさか脳ミソをそのまま移し替えるだなんてコナンくんも真っ青です

ギーガーを意識しまくってる、脊椎のボコボコをお洒落にあしらったタコ壺みたいな脳ミソ吸引マシーンが出てくるんですけどここの描写が異常に良く出来ています。頭皮に切れ込みを入れてめくり、頭蓋にドリルで穴を空け、薄い皮膜を剥がし、機械の爪が脳を掴む。片っぽは保存され、片っぽは床にポイされてペシャっと崩れる…

いやいやそこまで求めてないから省略しても大丈夫っすよ!と羽交い締めにしたくなるほどの半端ないコダワリ。脳幹を引き摺り出す所はさすがに千切れるだろとは思いましたが、96年という年代を思えばジグソウの解剖シーンに迫るクオリティです素晴らしい💮
しかも、クライマックスに持ってきてもおかしくない所なのに前半でサクッとやっちゃう。配分大丈夫か?



でも話のメインは後半らしく、文字通りの「オトナ少女」が人生をやり直すべくピアノの先生を誘惑したり罠を仕掛けたりする。今村理恵っていう女優さんなんですね、恐るべき美少女っぷりに見てて薄ら寒くなりました。ドンデンに次ぐドンデンにポカーンとしちゃいましたが、サスペンスドラマよろしくエピローグで刑事の説明が入るなど分かりやすさには気を遣ってくれています。全自動脳移植マシーンというファンタジーの落とし所もこんなとこじゃないでしょうか👏

俳優さんはみんなめっちゃ彫りが深い。外国人も出てたし、小道具など西洋憧れがそこかしこに滲み出ていてなんだか微笑ましいです。大仰な台詞回しやアクションの野暮ったい繋ぎなど、古臭いところもありますがいいもん観せて貰えてトクした気分

読んだ事ないけど、ザックリ調べてみた限りやっぱ原作の方が面白そうですね
shalanla

shalanlaの感想・評価

2.0
今まで沢山楳図かずお先生の作品が映画化されているけれどどれもパッとせず…


まずこの洗礼は設定年齢がおかしいよね。

主人公、絶対小学生が良いでしょ!!

無駄に年齢を上げたからか
あの衝撃なからくりがとんでもなくつまらん仕掛けになっていて
もう、残念としか言いようが無いことに…


色々突っ込みたい所はあるけれど
監督さん、こりゃないよー。
爆乳

爆乳の感想・評価

3.5
ここのレビューサイトでは低評価だが、ぶっちゃけ結構面白いし、脳みそ取り出すシーンも力入ってて好き。楳図かずおのゲスト出演はファン必見。
琉太

琉太の感想・評価

2.5
レンタル観賞
楳図さん本人も出演と知り借りてみたらそれしか見所が?
漫画の方が怖いです
漫画の実写化は難しいですね
LUKE

LUKEの感想・評価

3.0
漫画の方が良い。
手術シーンは突っ込みどころ満載!
B級感がすごい。
楳図かずおさんの原作漫画も読ませていただきました。
どうしても原作がよかったので、面白みに欠けます。
楳図かずお原作の実写!
若くて綺麗な体を手に入れるため脳移植によって自分の娘と入れ替わろうとするお話。
世にも奇妙な物語チックでした。脳移植のシーンはリアリティこそないもののインフルも影響してか吐きそうになりました…\(^o^)/