ウィンダミア夫人の扇の作品情報・感想・評価

「ウィンダミア夫人の扇」に投稿された感想・評価

エルンスト・ルビッチ監督は、この映画では、「扇」一本でハラハラさせてくれる。
サイレント映画なので身振り手振り+字幕で一連の物語を描いているが、この語り口の手腕は見事。

アーリン夫人(アイリーン・リッチ)が社交界に復帰しようとして、実の娘のウィンダミア夫人に近づいて……と始まる物語は、次から次へといろんな事が起こって楽しい映画であった。
Tiara

Tiaraの感想・評価

4.5
アーリン夫人へ向けられる好機の眼が
社交界ならでは
機転を利かせて道化を演じ
ウィンダミア夫人を救う件
その後のオーガスタス卿とのやりとり
女性スキルの高さ何ともお洒落
misa

misaの感想・評価

3.3
ウィンだミア夫人が怒ったときの目とダーリントン卿がウィンダミア夫人を見つめる目が印象的だった。

ただ、原作にはある状況説明がなかったため理解できずに誤解したままみていた。アーリン夫人の過去についてはちゃんと描写されるべきだったと思う。
しゅう

しゅうの感想・評価

3.6
「ルビッチ・タッチ! Ⅱ」にて字幕版を鑑賞。

ある秘密を守ろうとして却って夫婦の間に危機が訪れるという、典型的なメロドラマ。

個人的に気になったのは、ウィンダミア夫人に言い寄るダーリントン卿の扱い。

所詮は間男なのだから裏表のあるいけ好かない奴として描かれても不思議ではないが、この映画では遊び人風ではあるものの夫人に対しては寧ろ誠実を貫いており、結果として想いが実らなかった事にちょっと残念な気持ちになった程だった。
ri2

ri2の感想・評価

3.3
はじめての無声映画。
セリフの現れ方が、思いがけない感じで想像力を逞しくしつつ観る。途中で、わこらなくなったりするけど。
表情一つで状況が伝わってくるんだからすごい。
記録
社交界に突然現れた謎のアーリン夫人を巡って繰り広げられるコメディドラマ。くだらないゴシップや恋愛などに明け暮れる社交界を皮肉ったO・ワイルドの原作をE・ルビッチが描く。表情や伏線となる小道具が何とも上手く使われている。
王子

王子の感想・評価

2.5
すこしだけ説明不足の感ありだが(自分の理解力不足?)、演出の仕方が凝っていて楽しめた。
「口に出してはいけない真実がある」というストーリー上の主題と、表情や扇や葉巻やタクシーのドアを閉める手でドラマを表現する手法がシンクロ率400%。前半眠くていくつかシーンを見逃してしまい不覚。
言葉(中間字幕)と心が違うことを、タクシーのドアを閉める手のアップひとつで表現しちまうラストがすごすぎる。
だがしかし。
窃視の使い方や一部しか写さない構図とか、そりゃもう言わずもがな上手いわけですが、お話になんの興味ももてなかった。
Snow

Snowの感想・評価

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風刺と皮肉とは正にこうゆうものだって感じ
くだらないゴシップ好きってのは社交界の世界共通のテーマ

競馬場でのシーンが一番印象深い
本気で鑑賞してる者は1人もいなく各々自分の世界に落ちてるだけ
遠望鏡使いのカメラウォークも非常にテクニカル

----以下引用メモ----
英国社交界に現れた謎のアーリン夫人を巡って繰り広げられるハイソサエティ・ドラマ。噂話や恋愛遊戯に明け暮れる社交界を皮肉ったオスカー・ワイルドの原作をルビッチが見ごとに捌く。扇や葉巻などの小道具使い、表情で見せる恋の駆け引きなど、サイレントの教科書ともいえる傑作。


P.s.
http://www.cinemavera.com/programs.php
普遍的な深刻なテーマをユーモラスに解いていくのが見所

170430 エルンスト・ルビッチ(Ernst Lubitsch)監督のルビッチ•タッチII @ cinemavera渋谷 29本/46本
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