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イタリアにおける闘争
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『イタリアにおける闘争』に投稿された感想・評価

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ブルジョワ的イデオロギーと戦うための指南書。装うことなく直接的に同志を募る。緻密に理論的に説明されるので学習教材として秀逸。生活における実践の可否について考えさせられるのであれば試みは成功しているということか。
愛するとは具体的な状況を具体的に分析することである。
ゴダールマラソン。
イギリスの政治切りをした「ブリティッシュサウンズ」、プラハの春を題材にした「プラウダ」ときて、イタリアに触れた今作。「プラウダ」と同様に、地元(イタリア)のテレビ局から制作資金を得て、作られたが、最終的には放映を拒否されるという顛末。やはりこのプロパガンダ作品は放映なんてできないんだろうな。
ジガ・ヴェルトフ集団の作品は国は変われど、言ってることは大体同じである。今作は主人公らしき女子大生パオラが存在する。特に、ブルジョワイデオロギーと革命的なイデオロギーの闘い。”昼間からセックスできることがブルジョワ階級の特権”であると思い当たり、夫婦のブルジョワ的概念と闘う。
イデオロギーとは何ぞやのくだりは、理解していくのに熱量を使う。
これは映画なのか。政治映画時期のゴダール作品は常にこの問いかけと向き合う感じ。
3.2
ファシズムの崩壊による思想のヌーヴェルヴァーグともいうべき潮流が勃興していた60年代イタリアに、共産主義の幽香を見出す怪作。
正面を向いた女性のモノローグに思想を代弁させる偽ダイレクトシネマこそゴダール的だが、後頭部しか映らない背面からのカットが「対立」要素として挿入されている。

形而上学と観念論から昼と夜(セックス)等、ここまであからさまに二項対立の図式を強調する姿勢は珍しいが、第2部の終盤ではそれを科学=作用/反作用から社会学に置き換えてしまう。
この対立は最終的に「映像」と「音」の関係に収斂していくのだが、ゴダールはソニマージュ設立によって二要素を更に原理主義的に追求していく。

省略ではなく断絶としてのブラックビデオは1秒24コマの間に都度挿入され、それは網膜へ擬似的に運動を立ち上がらせる「無」の時間であるが、我々は計算上本編の半分はその闇を見ていることになる。

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