どんなひどい映画なんだと身構えていたが、これも結構面白かったぞ。フリードキンの『恐怖の報酬』方式でスクラップ集団が結成されるのが笑える。
本作の登場人物も真っ直ぐだ。「あだ名にこそ実存が宿る」みた…
「とむらい師たち」同様、野坂昭如原作の怪作。
田坂具隆がなんでこんなの創ったのか、しかも松竹で。そういう時代だったのか、巨匠の遺作としては、残念と言うしかない。
「異形の人々」「奇想天外映画祭」候補…
この作品から田坂具隆らしさを見出すのは困難だ。東映から松竹に移っただけで、このようなお仕着せ企画を与えられたからか、田坂の刻印が見当たらない。オワイ屋、クズ屋、福祉公務員、安楽死医者が、スクラップ業…
>>続きを読む11/23@神保町シアター
ゴミと聞けば何でも商売のネタにしようと尽力する男たちの物語。
ゾウの解体シーンは明らかに造り物とわかるけど、血が噴き出し、内臓がボトボト出てきて妙に生々しい。
ザ・…
「”クソ面白くもねえ?”それが糞で飯を食う汲み取り人の言う言葉かね?」
松竹に限ったことではないが、1968年の映画界は同時多発的な変動があった。
ハリボテ象の解体話など、ナンセンスの極み。
ネズミ…
観念劇!野坂昭如による原作の筋を忠実になぞりつつもホース(渥美清)の妻となる奈美悦子というキャラクターを追加する事で叙情を増幅!ヒトラー化する三木のり平(黒)とか口にするだけでも恥ずかしい表層的なカ…
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