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『インドシナ激戦史1954 ―要塞ディエン・ビエン―』に投稿された感想・評価

青二歳

青二歳の感想・評価

3.1
フランス植民地からの独立戦争をベトナム側から映画化。多分"愛と哀しみのボレロ"をやろうとしています!ざ…斬新!(・_・;世界史に明るい知人からベトナム人が強いというより仏植民地政策の詰めの甘さと仏軍のポンコッツぶりを聞いていたので、妙に感心しながら観た。
ベトナム映画面白いな…戦争映画としてはロケがすごい。戦車や砲撃たっぷりの上、強迫観念のイメージシーンとかえらいモダンな創作ダンスを大量のエキストラでやっちゃう攻める感。

ストーリーは入り込んでよく分からん…が"愛と哀しみのボレロ"だと思うと一応目指したいところに検討がつく。

フランス空挺部隊の若者が投降し、ベトナムに協力することで戦争から逃れようとする。情報提供者としてベトナム軍は彼を丁寧に扱うが、厄介者を拾ったベトナム兵はこの投降兵の面倒を見るはめに。
道中フランス語を話せるベトナム女性と出会い、通訳のため彼女も前線まで同行してもらう。戦争映画のお約束、もちろんロマンス。激しい戦線を共にする三人。

現代の時系列か差し込まれ、年老いたベトナム兵とフランス投降兵が出会う。ベトナム兵は通訳の娘と結ばれ、孫娘もいるが、このバレエを習う美しい孫娘は強迫観念に襲われている。
フランス投降兵は恩返しとして孫娘の療養のためパリへ連れて行き、回復した彼女はパリの舞踊学校で学ぶ。その卒業公演で踊られる創作のインドシナ戦争をモチーフにしたダンス。
まぁこの創作バレエが戦禍の鎮魂歌なんでしょう。"愛と哀しみのボレロ"なんです、きっと。たぶん。うん、きっと!たぶん!

話変わってやっぱりベトナムってお米の国ですね。みんな握り飯食ってました。うまそう。
mh

mhの感想・評価

-
男女の三角関係を軸に、第一次インドシナ戦争における最大の戦闘となったディエンビエンフーの戦いを描いたベトナム映画。
第一次インドシナ戦争は植民地支配を続けるフランスから独立を勝ち取ることになった戦争で、いわゆるベトナム戦争の前哨戦みたいな位置づけ。
カットバッグで現代パートだったり、生き写しの孫の精神疾患(やりっぱなしで未回収)だったり、唄だったり、踊りだったり、花だったり、要素を詰め込みすぎな印象なんだけど、全然いやじゃなくてむしろ好もしい。
ほかのかたの感想にあるように、「愛と悲しみのボレロ(1981)」のベトナム版をやろうとしているのだと思われる。
そのうえで、おにぎりうまそうとか、軍の極貧具合とか、アットホームな雰囲気とかを楽しむ感じ。
アメリカ映画に登場する、なにを考えているのかわからない不気味なベトナム人ではないのが、いちばんのストロングポイントかと思う。
教育が低くて野蛮な連中ではなく、貧しい中で助け合いながら戦っているようするが素晴らしい。カメラがベトナム側にある映画はほんと少ないので、その意味でも貴重な一本かと思う。それをなんでもB級戦争映画として売っちゃうおじさんとこと彩プロがDVD販売をしてる。
地下トンネルに爆弾詰めるのって、なんかの映画でもやってたけどなんだっけ。さく裂したときに思い出すかなと思ったけど、この映画では爆発することなく終わってしまったので、もう一生思い出せなさそう。
ラストカットがひどい特撮(川の上を野戦砲を乗せたイカダが行く)なのもご愛敬。
普通に面白かったです。
「ベトナム激戦史」のプロパガンダみが癖になる感じだったのでこれも観てみたんだけど、プロパガンダみを楽しむ以前にまず私は第一次インドシナ戦争というものを知らなくて、ベトナムはベトナム戦争以前というかWW2から断続的に30年くらいずっと戦争していたことを初めて知った。インドシナ独立の時期考えるとアルジェリア独立戦争と関係してるのかなと思ったらやっぱり植民地独立の動きがアジアからアフリカに波及してたらしくて、ここら辺私はあまりにも無知だったけど胸が熱くなるものありそうだから深く調べてみたい。八紘一宇でアジア解放の大義で太平洋戦争を推し進めた日本はやはり深く関わっているようなのに私は全く知らないの恥ずかしいな。
インドシナ戦争からのインドシナ独立→ベトナム戦争についてマルグリット・デュラスは何を思っていたのかな、と気になるのでそこも調べてみたい。「ヒロシマ・モナムール」書いてた頃に出生地がこんなことなってたんだよねデュラス。ベトナム戦争については行動してたみたいだけど他の文化人のファッションアピールとは出自的に完全に一線を画すよな…

この映画もフランス植民地が宗主国と戦う独立戦争なのでフランスの香りがどことなく残っていて、アメリカとの戦いのベトナム戦争より私には見やすかったです何故か。アメリカ本当嫌い、フランス何故だか落ち着く。そんな自分の再確認になりました。

それにしてもこれ2004年公開作品らしいんですよ。トラン・アン・ユンが「青いパパイヤの香り」「シクロ」「夏至」を撮った時期より後なんですよ。それでこのクオリティクラクラするし、外国人に観られる前提ではなさそうなので旅行行ってそこで生活する人々が日常的に使う現地のスーパーに紛れ込んだみたいな感覚になります。

旧植民地との絡みがあるからフランス人にとってのアジア人はベトナム人、イギリス人にとってのアジア人はインド人やパキスタン人。そのことは忘れないようにしとこうと極東の島国の私は思うのです。

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