セルキーの話。
田舎町の漁師をしてるシラキュースはある日、網を引き揚げると、女性がかかっていた…何とか蘇生させた彼女はオンディーヌと名乗り、異様に人目を避けたがり、病院すらも拒否するのだった。仕方なく海小屋で匿う事にしたシラキュース。色々あって（笑）離婚した妻との間の娘アニーは彼女をお伽話のセルキーと思い、シラキュースもそうではないかと考えるように……ってあらすじ。
さて、語るか（笑）
セルキーってのは、スコットランドで伝わる神話的お伽話で、普段は海中で生活しているが、陸にあがるときは「あざらしの皮」を脱いで人間と化すると言われているあざらしの種族で、メスは皮を脱ぐと美しい女になる。オスは美男子で悪人が多く人間の女をソソノカしたり騙したりする。メスセルキーは、脱いだ皮を人間の男性に盗まれると、盗んだ者の言いなりとなってしまう。そしてその美しい女を欲しがる傲慢な人間によって皮を強奪する者達があとをたたず、人目を避けて暮らす。簡単な説明ですが…
って逸話が有名で、これを知ってるだけで、物語の面白さが倍増します。作中にも軽い説明はありますが、知った上での方が絶対良い。
まぁ置いといて…
困り顔の王様コリンファレルさんの不器用な男の演技は最高です。そして展開も分かりやすく、途中怪しげな男も出てきて、ハラハラします。お伽話に沿ったストーリー展開は、なかなか面白くて、観ててワクワク感が出ました。そしてセルキーを信じるアニーのあどけなさが好き。後半突然酒に呑まれて、一瞬訳分からなくなりますが、現実に強引に引き戻す感じで、このラストなら悪くは無いと思いました。
私はセルキーの逸話が大好きで、たまたま知っていたのでかなり楽しめました。
気持ち都合良く逸話を改ざんしてる所もありますが…
7年一緒に居られる。
ではなく、
海に帰った後は、7年人間と接触出来ない。が正解です。
まぁ多くは語るまい（笑）の私が「人魚じゃないよ、セルキーだよ」で、たまには語るの巻（笑）でした。

オンディーヌ


ストーリー
アイルランドの田舎で漁師をしている男性。ある日、網に美しく若い女性がかかっているのを発見する。そして彼は、自らを人魚と名乗るその女性と甘く危険な恋に落ちる。


主演　コリン・ファレル
監督　ニール・ジョーダン


ニールジョーダンどうした？？
映画下手になってる。
私は相変わらずニールジョーダンと相性が悪い。
彼の作る物語はどれも"綺麗すぎて"おとぎ話ばかり。それも下手な。

とっかかりは面白いかも知れないが、終盤まで勢いが持続しない傾向がある。
描きたい場面やシーンを目的として作られた脚本の様な感じがするので、それまでの中間地点"経過"を描ききれていない。
そのせいで、どっちつかずな終わり方とオチが弱い火曜サスペンスと化している。

コリンファレルとアリソンバリーの名演をアリシアとニールジョーダンがダメにしているのは間違いない。
コリンファレルがいて本当に助かった。
この時から薬物やりすぎて心臓爆発しそうになっていると思うと、コリンファレルの事がますます好きになる。

ニールジョーダンのメインどころは一通りみたので、しばらく観る機会はなさそう。

木

アイルランドの海辺の田舎町で暮らす漁師の青年シラキュース
ある日、引き上げた網に美しい女性がかかっているのを発見した彼は、自分の存在を誰にも知られたくないというその女性オンディーヌをかくまうことに
オンディーヌを見たシラキュースの娘アニーは、彼女を人魚だと信じ込む
やがて、シラキュースとオンディーヌは互いに惹かれ合うようになり……

ニール・ジョーダン監督がコリン・ファレル主演で描いたファンタジックラブストーリー

運命

雰囲気がいい
不思議な感じがありました

真実も気になるところ

娘との交流が良かったです

歌も印象的

アリシア・バックレーダがなんか人魚感ありました