好きですね。
こんな大胆な緩急の付け方をやってのけるシャンタル・アケルマン監督は案外大人しそうな見た目をしているのは、人は見た目で測れない面白さですね。分かりやすい刺激ばかりじゃ遊園地みたいなもので…
女にとって不吉なことは、すべて3日目に起こる。
ベルギー(もしくは知る由もないどこかの文化圏)には、そんな諺(ことわざ)が存在するのではないだろうか。そう思わせるような、静謐な力に満ちた作品。それ…
ある女性の私生活を映した3時間の映画
何も変わらないはずの生活を同じカットで3時間見させられ続けるが、その何も無い生活の歯車が少しずつ狂っていき、最後の10分間で展開が全く変わる。
この映画は家で…
英国映画協会が10年ごとに発表する「史上最高の映画100」で2022年に1位になり、大きな注目と再評価を集めた作品。
夫と死に別れ、日ごとに違う男たちと情事を重ねることで自らと息子の生計を立てる…
・「観客に課せられた退屈こそが彼女の生そのもの」などのものものしいレビューを見ていたので、修行のような時間になるのだろうと身構えていた。確かにわたしもいやがらせのような時間の重みがワンアイデアをとび…
>>続きを読む自分が観てきた長尺映画では、特段ミニマムな映画だと思う。
鑑賞前は絶対寝る、もしくは飽き飽きするだろうなと予想してたんだけど、意外とそうでもなかった。
この映画は良い意味で集中できない。
例えば、こ…
『街をぶっ飛ばせ』(1968)
『家からの手紙』(1976)
『ゴールデン・エイティーズ』(1986)
『アメリカン・ストーリーズ/食事・家族・哲学』(1989)
『東から』(1993)
『ノー・ホ…
Bunkamuraで鑑賞
久々に自分の中で映画の概念が覆された作品
最後のシーンのためだけにある単調な3時間、、、すごい、、、すごすぎる
映画の尺としてはかなりながいんだけど、そこがあってこそ、最後…
2025.053
この作品を「長い!退屈!」と思ったなら、それはきっと成功。
主人公の感じている「人生が退屈」が映画として表現出来ているということ。
主婦はこの作業や人生を毎日毎日繰り返してるん…