東からの作品情報・感想・評価

東から1993年製作の映画)

D'Est

上映日:2023年04月08日

製作国:

上映時間:115分

3.9

あらすじ

『東から』に投稿された感想・評価

4.8

字幕もなく会話らしい会話もなく、ただただ市井を映すだけの2時間弱。どう考えても30分くらいで飽きるだろうと思ったけど、何故か最後まで好んで見られた。一切何も起こらないし、一切何も分からないのに。マジ…

>>続きを読む
4.0

固定と移動の長回しのみの映像だが、印象に残るのは移動の映像で、この撮る対象の流れてゆく様が、こちらの態度を定義するかのようにジッと対象を眺めることを許さず、車窓から眺める景色と同様に総体を眺めるよう…

>>続きを読む
-



【シャンタル・アケルマン】
2012年発、評論家が選ぶ史上最高の映画トップ50 (「BFI(英国映画協会)」発表)
35位。ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン
【 監…

>>続きを読む
人がいっぱいいて楽しい。雪と夜と街うれしい。『家からの手紙』より面白く見れる。やっぱ冬の夜は誰かに会いたくなるよねー。
アノ
3.7
『故郷の便り』から吹っ切ってリベンジ、という趣き。これこれ、こういう感じなら全然良い。横移動の多様についても、被写体がカメラと異なる速度で動くので単調さが消えている。
薄荷
5.0

良い意味で人生には意味がないこと、見えている町並み人自然は、そのままで非常に美しいこと、それが美しいと知ること、世界とか人生に何か期待しないこと、あるがままを見つめること
もしかしたらもうこの映像に…

>>続きを読む
Juzo
4.8

言葉なき語りが伝える歴史と個の声。
ナレーションや説明を極力排し、カメラが捉えるのは風景や人々の営み。
しかし、その静かな映像の連続が、当時の政治的・社会的な緊張感を強烈に伝える。
アケルマンは言葉…

>>続きを読む
『家からの手紙』よりも素直に、カメラによるイメージそのものを信頼しているように思った。清々しくて鮮烈な東欧の風景と人々。だけど、歴史を背負わされたその存在はずっしり重い。

大勢の人が何処から何処へと移動して、
画面に入っては出ていく
ひたすら長い時間を駅のようなだだっ広い場所で待機している
どんな風にして撮っているのだろう?透明なカメラが映す家の中の生活
サラミを切る…

>>続きを読む
ずっと観ていられる。
何も説明しないのに、社会のことを考えている自分がいる。

あなたにおすすめの記事