モノクロの荘厳さ、光のゆらめきや反射の偉大さを感じ、時折襲いかかる睡魔と戦いながら、久々に映像の中に沈んでいく感覚を味わえたので、いい映画だったと思う。
物語は割とありそうな感じの切り口で、中年の…
白黒→顔に差し込む光の強弱。最後ブラウンの妻の顔に影がなかった気がする。白黒にするのことで白黒によってぼやかされた細部が観ている側に委ねられる。
カンカンという音→マロワンの家で等間隔なっていた木…
ある港町で駅の制御室で働くマロワン。港に入ってきた船から鉄道へと乗り換える人々を眺める中で、イギリスから来た男ブラウンが殺人を犯す様子を目撃する。殺された相手が持っていたバッグを海から引き上げると中…
>>続きを読むずいぶん昔に観て、凄い感じはしたが、よく分からんなとも思ったものだった。今回10数年ぶりに見返してみた。
いつものロングテイク映画である。冒頭、船舶のブリッジのような鉄道の監視所を監視所と分から…
【擬古典主義は真ならず】
モノクロで、すごい長回しで、なおかつ進行が恐ろしくノロい。
ちょっとタルコフスキーを連想させるところもあるけれど、タルコフスキーみたいな超越性はない。
レトロな感覚を…
ストーリー自体は一言で表せるくらいシンプルなんだけどどのシーンを取っても最高すぎる
タルベーラ特有の長回しで陰鬱とした雰囲気を強調している
最初の船のところとか娘が床掃除しているところとか光の漏れる…
タル・ベーラお初です。
長回しの連続。
淡々とモノクロの中で過ぎていく時間
サスペンスなんだけど、
そこに辿りつくまで長い。
偶然に見てしまった殺人。
拾ってしまった大金。
家じゃなきゃ確実に…