悔しいけどよかった。話の展開とかは、そんなに特徴的ではないけど、それゆえに、監督の演出が光っている。頑なにあの部屋を見せないところとか、結論出てんのにただ歩くシーンを長尺入れたりとか。
長回しで若干…
導入に30分近く使い、終わってみればシンプルなストーリー。
こだわりの長回し、たっぷり間を使って街の景色や人物の表情をとらえる。
船と鉄道が隣あわせの港町。
同席してるような気分になるカフェでの会話…
窓の外にあって、本来手の届かない様なモノを偶然獲得した時、元々自分がそのレベルに達せてない以上 中途半端に持て余し、結果日常に与えられる変化は微妙なものにしかならない。それは主人公がそうなのはもちろ…
>>続きを読む寝室に入る光、この世とは思えない
ずっと何かを叩く音が響いている
飛沫で濡れた窓、鈍く、不穏な視点の移動
波音が内にくぐもる瞬間
ビリヤードの球と椅子ダンシングおじいさんたちめっちゃ良かったな…
…
モノクロの荘厳さ、光のゆらめきや反射の偉大さを感じ、時折襲いかかる睡魔と戦いながら、久々に映像の中に沈んでいく感覚を味わえたので、いい映画だったと思う。
物語は割とありそうな感じの切り口で、中年の…