『骨』に投稿された感想・評価

3.7

ペドロコスタの映画が分かりにくいと感じてしまう。平明であることを巧妙に避けているこの人の映画は、現実世界で状況のわからない現場に放り込まれるのと似ている。混乱や不安に能動的な観察と推理で立ち向かわな…

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心地よすぎてめっちゃ寝た。
ラジオの点け消しのスクリーンサイズの活用好きだったし縦に細長い家の空き窓から見える家の中のその前にいる子供とその前の外の通路に人が通るシーンまじで綺麗だった。
これはもう…

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5.0
サイコー
過渡期なのか、ペドロコスタの魅力がポップに詰まっている
Tani
3.6

映画の洗練された最小の形が、映画でできる演出を悉く排していって、沈黙の中に何かを見つけようとするこの方向にあるとは思えない。むしろできることは全てやって、その上で、演出と物語の中の妄想狂的とも言える…

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@ユーロスペース
ペドロ・コスタ はじまりの刻(とき)1989-1997
4.4

これは好きな映画だ。映画はショットの連なりによってできるんだなということを強く感じさせる前半だった。スラム街の汚れた壁や家の中、ごみだらけでびしゃびしゃした狭い路地、そのショットひとつひとつが写真作…

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Hajime
-

あらすじを履修していったのに正直見ていてストーリーが全くわからなかったのだが、それでも最後まで飽きずに見られたのは、作品を通して色彩や陰影含め整えられた構図はもちろん、出演人物の目線や立ち振る舞いに…

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4.0
路地や屋内を捉えるフィックス、人物のクロースアップ、トラッキング、どれをとっても力強いショットの数々。そこに音が絡みつく。映画を見る充実感。
夫が赤ん坊を袋に入れ歩き続ける唯一の移動長回し。妻と距離が遠くなっていくのをひしひしと感じ続ける。抜群の演出と効果。

赤子を運ぶ使者(いともたやすく置き去りにする無表情の男) なんだか人と人が死姦みたい 時間の流れが無い映像 休んでいる人がたくさんいる迷路 指って思っているよりも固くて死に近い 裸の男女とベッドのし…

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